職業訓練の一環で、女性落語家、桂三扇さんの話を聞く機会がありました。
落語をすごく身近に感じました。

桂三扇さんとは

「いらっしゃ~い」でおなじみの桂三枝さん(今は文枝さん)の弟子です。
女性の落語家は上方落語会には11名しかいなくて(260人中)、貴重な存在。
大学時代に落語研究会に所属し、三枝さんの事務所でアルバイトしていた縁で、三枝さんの弟子になられたそうです。

落語家になるには?

学歴不問で親の同意は必ず必要。
また、3年間の修行が必要で、修行内容は師匠によってまちまち。

三扇さんは車の運転や荷物運びなど、いわゆる付き人的な修業時代だったそうです。
小柄な女性ならではのご苦労があったそうです。

先繰り機転(さきぐりきてん)

自分が弟子で周りに迷惑をかけているのではないかと悩んだとき、兄弟子に言われた言葉、「先繰り機転」。
何事も先を読んで準備をして、師匠の言われる前に求めるものを差し出す。
「師匠の求めるものを考えられなくて、お客さんのことを考えられるか。」というのが、修行の意義だったそうです。

桂三扇さんおすすめの本

高学歴だが要領の悪い弟弟子である、桂福丸さんが書かれた本です。

怒られ力: 新社会人は打たれてナンボ!

「へっ」の顔

男性が楽屋で下ネタを披露するのはストレスだったそうですが、そういう時は、笑顔で受け流すそうです。
「へっ」という時の顔が、顔が横に広がって良いとのこと。
キャビンアテンダントに教わったそうです。
できますか?「へっ」の顔。

演目「平林」

最後に教室の長机の上に座られ、ネタを披露していただきました。
冒頭の部分、いわゆるマクラも落語初心者にも分かりやすく工夫され、本題の「平林」では、主人公のサダキチが女性ならではの可愛らしさがありました。

桂三扇の似顔絵

納得感のある笑いっていいですね。

まとめ

落語家は人を楽しませるお仕事ですので、Webクリエイターとも共通点があるような気がします。(いや、どうだろう?)
是非今後は寄席に行って、生で見てみたいなぁと思いました。

しっかり勉強して、社会から脱落しないように頑張ります。
落語はいいけど、落伍はあかんよね。
う~ん、オチが弱い。

「へっ」

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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