こんにちは、たまに父親のwishigrowです。

我が子にカッコいい剣が欲しいと発注されたので、つくってみた。
今回は構想を練るのに苦労しました。

三男の要望はカッコいい剣

三男の誕生日のプレゼントは何がいいかを尋ねたところ”手作りのカッコいい剣”とのことだった。
長男発注のメリオダスの剣に影響されたな~。
七つの大罪 メリオダス 刃折れの剣(憤怒の剣)の作り方

正直なところを言うと、5000円くらいの市販のオモチャでいいと思っていたので、マジか!って思った。
しかも”カッコいい剣”という、実に抽象的な表現に困惑する。
かなり困りました。

構想に1か月を要して、コンセントレーションを高めるのに1か月を要したな。
かなり時間がかかった。
でも、実際作るのは3日。

構想

カッコいい剣ってどんな感じかなぁ???
とても悩んだ。

でもまぁ、幼児・児童のレベルですから、大きい==カッコイイなんじゃないかと思った。
だから、刀身がデカければいいという発想。

というわけで、ノートに書いたイメージ。

カッコいい剣イメージ

青竜刀や犬夜叉の鉄砕牙みたいな感じかな。

さらに構造を考え、そして、制作意欲を上げていきました。
こういうところに時間がかかります。

というわけで、誕生日からはありえないくらい時間が過ぎたのだった・・・。

作り方

まず、ヒノキの合板1枚を用意します。
刃をノコギリ状にしたかったので、illustratorを使って図面を作りました。
それをA3用紙にプリント。

カッコいい剣図面A3

切って板に貼り付けます。

図面と板

ピッタリ。
それを線にそってノコギリで切断。

切断後

柄(ツカ)と刀身と鍔(ツバ)に分かれました。

鍔に穴をあける。

鍔に穴をあける

鍔を加工

鍔完成

やすりで刃の部分を作ったり、角を丸くしたりします。

刀身の加工

(加工作業が楽しくなって、写真撮るのが雑になります。)

柄の部分はいい長さに切る。
残った部分を半分に。

柄加工

シルバーメタリックのスプレーで刀身を塗装

刀身塗装

刀身を鍔に入れる。
柄を組み立てて、木工用ボンドで接着。
パテで埋める。

柄加工パテ済

着色する。
ちなみに、デザインは塗りながら考えた。

柄着色済み

下書きなしでダイレクトに塗った。
完全に天才だ。

ニスを塗る。
2回。

ニス済

飾りの布を着けて完成。

黒い布つける

写真を丁寧に撮らなかったせいで、急にできちゃった印象になりますね。
やすりで削るのには労力がかかります。
ボンドやパテや塗装を乾かすのに時間が必要です。

カッコよくできた

牙をむいた虎を剣にした感じのイメージ。

カッコいい剣

よくできた。
大人ながら装備すると強くなった気がします。
攻撃力+7って感じかな。
防御力も+5。

精神を集中して振り下ろすと虎の姿をした炎がほとばしるに違いない。

部屋の中でブンブン振り回してみました。
楽しいです。

弱点としては剣の軌道を変え難く、直線的な攻撃になってしまう。
まぁ薩摩藩士にちょうどいいな。
「ちぇすとー!」

作ってて思ったこと

社会がどんどん便利になってしまって、逆に愛情を伝える手段が少なくなっているんじゃないかと思う。

おもちゃがこんなにもあふれていなかった時代は、手作りのおもちゃがもっとたくさんあったのではないでしょうか。
竹とんぼや水鉄砲を手作りで。
父親が作ったもので子供たちは遊んでいたのでは。

あるいは、料理でもそうだ。
こんなにも、調理済み食品が世の中に溢れている。
じっくり煮込んだ母の味の出番がなくなってしまう。

いろんなものがあって便利かもしれない。
しかし逆に愛情を伝える手段が少なくなるかもしれない。

気を付けないとな。

まとめ

抽象的な注文は苦労する。
構想を練るのは大変だったが、作るのは楽しい。
カッコよくできた。

しかし、元妻の意向でまだ渡せていない。
あんにゃろう。

あと、三男に「カッコよくない」って言われたらどうするよ・・・。
今回のは神社に奉納して、また作ればいいか。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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