こんにちは、京都伏見のwishigrowです。

年末になると”棒だら”が並ぶ。
京都のおせち料理の定番だ。

しかし、棒だらはなかなか厄介だ。

棒だら

棒だらを炊いたことありますか?
ワラクリを読む層と棒だらを炊く層はほとんど重ならないと思う。
wishigrowも食べるだけで炊いたことはない。

棒のような鱈、つまりは鱈を干してある。
だから、食べるためにはまず水で戻す。
毎日水を換えて、5日から1週間。
浸ける期間は棒だらのサイズによります。

乾燥した棒だらは干物の臭いがしますし、戻すときの水もなかなか臭くなります。
厄介だ。

干したものをまた戻すなんて、手間暇のかかる食材だ。
だが、伝統食というものはこういうものかもしれませんね。

棒だら

個人的には「武器になる食べ物No.1」だと思っている。

棒だらは値が張る

棒だらは値が張ります。
うちのお店で扱っているものは、半身で6000円~1万円くらいします。
それでも買う人は必ず買う。

しかし、年々炊く人は減っていくばかりですね。
炊く人も減り、食べる人も減る。
時代の流れでしょう。

さらには、値段も高くなってる。
獲れなくなっているのか、獲れても干す前に売れるのか、色々原因があると思います。
地球温暖化とか、中国の経済とか。

「昔はおせちに棒だらを食べてたんだ。」
「干したものを戻すなんて非効率な時代だったなー。」
という会話が交わされるかもしれませんね。

なくなるかなぁ棒だら。
なくなるのは嫌だなぁ。

体臭が気になる

ここ最近、急に体臭がきつくなった。
家に帰って服を脱ぐと、臭いのだ。
Tシャツも臭い。

「これは糖尿病の症状か!」って心配したのだ。
「このニオイが体内から発せられているなら、いよいよ臓器がヤバイ!」って思った。

でも、よくよく考えると、それは棒だらのせいだと思う。

同じ空間だと気にならないけど

食品としては、そこまで酷い臭いではない。
腐った臭いではないのだ。
納豆の方が臭い、ニンニクの方が臭い、焦げた魚の方が臭い。

棒だらの臭いは鼻をつまむほどではないし、同じ空間で過ごしても大丈夫。
そして、慣れてしまう。
家に帰って、服を脱いだ時に気づくのだ。
臭い!って。

自分を疑ってはダメだ。
棒だらのせいなんだ。

食べました

そんな厄介な棒だらですが、さっそく食べました。
まだお正月には早いですが、母が試作で棒だらを炊いていました。
味見。

炊いた棒だら

棒だらの味だ。
酒が進む。
海老芋も炊いてほしい。

おせち料理が楽しみだ。

まとめ

wishigrowの体が臭いのではない、棒だらのせいだ。
でも、棒だらに罪はない。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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