こんにちは、wishigrowです。

喫茶店での会話で、その時言えなかったことがあるので、ブログ記事になりました。

伊勢の高校生サンタの話題

昨日、仕事を終えて”おちゃのば(喫茶店)”に寄った。
その主宰のイホちゃんから、こういう話題提供。
(細かい部分は違ってるかもしれません)

年末に伊勢神宮に旅行しに行った時のこと。
ローカル電車に乗ろうとすると、駅で高校生3人組がサンタの衣装に着替えている。
その後、乗った電車内では高校生サンタによるサプライズプレゼントがあった。
2両ほどの車両だそうだが、乗客全員にミニサイズのお菓子が配られた。

イホちゃんはとても嬉しくなって、お返しするものはないかと考えて、持っていた宝くじを渡したそうだ。
しかし、ほかの乗客はしれっとしてたらしい。

「こんな時、wishigrow君ならどう反応する?」って聞かれました。

回答

皆さんはどういう反応を示しますか?

僕は大人なので、『その高校生たちは電鉄会社に許可取ってるんかなぁ?』ってしょうもないことが気になりますね。
実務的で夢がないなぁ~。

イホちゃんには、「その時の自分のテンションによる。」って答えました。
実際にその場に居合わせないと、自分がどうするかは分からないです。
誰と一緒にいて、何を持っているか、どこに向かうかなどによって反応は違う。

自分の反応は置いといて、いい話だなぁと思いました。
若者がクリスマスにサプライズで人を楽しませるのは、とてもいいじゃないか。

自分にもそういった経験があったかなぁ?って考えたけど急には出てこなかった。

コントラダンスバンドの思い出

おちゃのばを後にしたら、急に思い出した。
サプライズエンターテイメントをやったことがある。

2010年4月の話だ。
当時はコントラダンスというフォークダンスの会を主催していて、バンドを結成していた。
そして、メンバーみんな下手なりに頑張って練習していた時期だった。

僕の発案で、「お花見を楽しんでいる人たちに向けて、腕試しをしに行こう」ってメンバーを誘った。
そして、出町デルタに行ったのだ。

レジャーシートを敷いて宴会しているグループに向かって、「ちょっと、演奏させて下さーい。」みたいなノリ。
あの当時の演奏レベルは低かったと思うが、手拍子をもらって、それなりにウケてた。
合計6グループくらいを渡り歩いた。
外人さんを含むグループからは、缶チューハイと三色団子をもらった。

すごく楽しかった。
7年近く経っても思い出せるくらいやしね。

お花見してる人たちからすれば、サプライズの演奏だったはず。
楽しむ人もいれば、困惑する人もいたのだと思います。

ちっぽけやけど、チャレンジングなことしてるなぁ~。

考察

そういう経験から上手いこと回答したいわけですが、単純に思い出話がしたかっただけなのか?
いや違うぞ。

まず言えるのは、イホちゃんは外人に近いということですね。
センスや行動原理が外人。
とっさに宝くじを渡すなんて、なかなかできない。
1億円の価値があったらどーすんだ!

次に言えるのは、高校生にとっては実施すること自体がワクワクドキドキの体験だから、乗客がどういう反応をしようが関係ない。
やること自体を楽しんでいる。
だから、お客さんがしれっとしてようが、月曜日の学校ではワイワイなっていたに違いない。
人を楽しませるのは楽しいのだ。

3つ目は、サービスを受ける側の質が問われるよねってこと。
ローカル線の乗客は高校生サンタと一緒に盛り上がることも選べた、そうであったらローカル線のムーブメントが起こっていたかもしれない。
僕らのバンドが花見客からおひねりをもらえていたら、毎年恒例の行事になっていたかもしれない。
文化が生まれるかどうかは大衆の力が大きい。

続くといいな

高校生のサンタたちは、自分達を誇りに思い、いい思い出ができたのだろう。
彼らはきっとこれからも人を喜ばせることをやめない。

ただし、同じローカル線でそれを実行するかは別だ。
彼らにまたやりたいと思わせられたかどうかが、乗客の力だったのだと思う。
イホちゃんの宝くじによって、またやりたいと思ってくれたかもしれない。

大衆の力、消費者の態度、そういうもので文化が根付くかどうかが決まる。

まぁ、電車内で他者に関わる行為がダメだなと思うなら、無視したらいいしね。
僕は続くといいなと思っている。

改めて、回答

だから、自分の態度としては、残したいというものには、いい反応を示したいと思う。
エンターテイメントだけにかかわらずね。

というわけで、
「その場にいないとどういう反応を示すかは分かりませんが、その高校生達がまたやりたいって思うような態度をとれる自分でいたいです。」
という回答を改めて。

いい話題提供ありがとうございました。

おちゃのばFacebook

募集中のイベントはありません

投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です