なかなか寝入れない日が続いたことがある。
どのくらい前だったかな、4月頃だったかな。

当時は失恋の影響を色濃く残す日々。
寂しくて人を求める気持ちのせいで眠れなかったのだと思う。

失恋

好きなまま別れてしまった。
きっと復縁できると思っていた。
でも、彼女の気持ちを理解できないままでいたからな。

今なら何が問題だったのかよくわかるんやけど、渦中にいる時はそんな余裕もなくて、色んなことが裏目に出てたと思う。

失恋を何かで埋めようとしたけれど、色んなことが虚しくて、寂しさだけが残った。
特に寝る前が寂しい。

SNS依存症

現代では、ネットワークが発達しているのでいつでも人と繋がっていられる。
SNSってやつ。
Sさみしさ、Nなくす、Sサービスの略なのかもしれない。

寝る前に寂しくなってしまうと、SNSをクルクルしてしまう。
FacebookとTwitterを行ったり来たり。
それで満たされるのかというと、実はそうではない。

探していたんだ、自分を求める人を。
誰かに自分の名前を呼んで欲しかった。
でも、見つからないから満たされない。

SNS依存症のようだった。

社会を遮断

これはダメだなぁと思った。
睡眠障害になってしまう。
スムーズに寝る方法を考えた。

まず寝る前のSNSは遮断することにした。
そしてさらに踏み込んで、「人間関係」やら「社会に存在する自分」やらをすっかり捨てるようにした。
人間社会のあれやこれやを抱えたまま眠らない。

『あの人にあれを頼まないとなー』
『ああいうことをやったら、みんな面白がるかなー』
『最近あの人と会っていないけど、元気にしてるかなー』
そういうのを寝る前は考えない。
『今から一旦死ぬ、そんなこと考えても意味ない』くらいの気持ちでいる。

結果、よく眠れるようになった。

小説がいい

自分と社会を切り離すには、読書がよい。
特に小説を読むのがよいと気づいた。

これまでは新書や実用書ばかりを読んでいた。
小説が嫌いだったのだ。
架空の物語、風景描写などはまどろっこしい、ノウハウや雑学がズバーンと入ってくる読み物を好んだ。

でも寝る前には小説だな。
とびっきり架空の物語がよい。
登場人物たちと遊べるような。
続きが気になって眠たくなるまで読んでしまうような。

死ぬ時も

いつか死ぬ時も、社会と切り離された状態の方がスッと逝けるのかな。
そういう時期が来たら、庵を結んでしばらく暮らして、この世への未練がなくなった状態で逝けたらいいなぁと思う。

そのためにも、
今はもっと遊ばないと!

まとめ

大人は酒を飲んだり睡眠導入剤を飲んだりしながら生きていくもののようだ。
普段は話題に出ないが、使っている人は多い。

でも、うまく自分と社会と切り離せればよく眠れます。
小説を読むのがいいと思います。

睡眠でお困りの方は試してみて下さい。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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