最後だ。
これで今年最後だ。

2017年9月2日(土)“松尾大社の盆踊り”で踊りました。
広いし、生音頭やし、提灯もたくさん、さらには月も輝いて、締めくくりに相応しい盆踊りだった。
感慨深い。

松尾大社八朔祭の前夜祭

2017年京都の盆踊りを締めくくるのは松尾大社です。
松尾大社と言えば、お酒の神様として有名。
私、酒にはいつもお世話になっております。感謝感謝。

松尾大社と月

はっさくって何やら甘酸っぱい感じですが、八朔というのは8月1日のことで、旧暦を新暦に変えると9月の初旬。
毎年9月最初の日曜に夏祭りが実施される。
台風や病害虫を封じるための祈りの会だそうだ。
アメリカではハービーが猛威をふるって大変なことになりました。
アメリカでも八朔祭が必要かもねー。

とにかく、2017年は9月3日が八朔祭なのですが、その前夜に盆踊りが行われます。
由緒正しい盆踊りですねー。

わらじろう

伏見から松尾大社までは乗り換えがめんどくさいので、原付バイクで会場に向かう。
浴衣に地下足袋に草鞋というスタイル。
みやこめっせの江州音頭フェスの時、草鞋のインパクトが強かったようで、踊り仲間から「わらじろう」と呼ばれることになった。
自分でも『わらじろうなんやから、草鞋を履いていかないとあかんよな』っていう気持ちになっている。

浴衣で原付に乗ると、裸でいるのと同じくらいに風が体を撫でて涼しい。
いや、寒いくらいだ。
体が震えだす頃にちょうど松尾大社に着いた。

松尾大社八朔祭の露店

デートにすごく良さそうなロケーションだが、私はひとりだ。

開始時間の19時ちょい前なのに、音頭がすでに始まっている。
15分ほど前倒しで始まっていたようだ。
色んな事をすっ飛ばして、さっそく踊りに参加。

とてもいい

すごく良い環境です。

まず、提灯が多い。
お酒の銘柄が書いてある提灯がいっぱいあって風情がある。

踊る人も多い。
積極的な踊り手が沢山いた。

踊るスペースも広い。
常に3重くらいの輪ができていた。

本殿のすぐ横に位置しているから観衆も多くて、見様見真似で参加する人も多かったと思う。

松尾大社盆踊り

生音頭のマイクがブチブチ切れてたのがもったいなかったけど、踊り環境は最高。
燃えた。

踊り仲間たち

踊っていると、いつものメンバーを輪の中に発見して、嬉しい気持ちになる。
甲斐ごろうたさんと山口さんは最初からいましたが、
ワダコさん発見!
龍粋華さん登場!
桂のやつらもキター!
レジェンドもいるし、長岡京の時のおっちゃんもいるやん。
みんなしれっと輪の中に入って踊ってて、『いつの間に!』って感じ。

そして、胡蝶さんなんかは顔を見なくても浴衣の柄で分かってしまう。
でも、あえて視線を送らないぞ!
上手すぎて自分の踊りを忘れてしまうからだ。

まぁ、そんな感じで、示し合わせたかのように、知った顔が集結してる。
みんながいると安心感がある。
そして、みんな上手いから踊りにも熱が入るぞー。

正調か限定か

さてこちらでも、江州音頭を正調以外で踊っている人たちがいました。
西院の時と同じバージョンかな??
「手拍子2回→左足→右足→手拍子2回→櫓に背を向けるように左足→右足→もとに戻るように左足→右足→左足→右足+手拍子2回(最初に戻る)」
ちなみに梅宮大社でもこの踊りだそうです。

この踊りの面白いところは正調と一周がズレない。
手拍子のタイミングが同じ。
正調と共存できるいい踊り方だと思った。

私はというと、最初は正調で踊っていました。
できるだけ地域の踊りを踊りたいので、京都西バージョンに行きたかったのですが、後ろに子どもがついてると踊りを変えれないんですよね。
しばらくは正調です。

トイレ休憩で輪を抜けた後は京都西バージョンの輪に入りました。
正調よりもステップが多くて慣れると面白い。
腰ノリもできる。

周りはというと、正調で踊る人が増えたり、京都西バージョンで踊る人が増えたり揺れ動いていた。
上手い人達がどう踊るかによって、かなり大勢が変わってくるみたいですねー。

盆踊りと月

どっちでも楽しく踊れるようになりましたので、『どっち派もかかってこい!』って感じ。

紫色の浴衣

紫色の柄の浴衣って珍しいですよね。
そんな浴衣を着た人がいて、『あっ!』って思った。
西院の時にも踊ってた女の子だ。

「西院の時にも踊ってましたよねー?」って聞くと、
「その時の盆踊りが楽しかったからここにも来た。」とのこと。
『おっと、盆踊り仲間増えるぞー』って思った、けど、
今年はこれで終わりなんだよなー、残念。

そんなわけで、サルサダンスをプッシュしといたけど、のってきてくれるのでしょうか?
どう?

今年最後の盆踊り

満足できた。
提灯が沢山あって、さらには月も綺麗だった。
みんな踊ってて、自分も熱狂した。
楽しくってしょうがない。

主催者の皆様、音頭取りの皆様、一緒に盛り上がった踊り手の皆様、ありがとうございました。

大阪や奈良ではこの後も盆踊りがあるそうなので、都合が合えばそちらに出向くかもしれません。
が、京都の盆踊りはこれでおしまい。
いい夏だった。

次はまた来年ですね。
京都の盆踊り情報にはかなり詳しくなりました。
来年、いい会にはたくさんの人を誘って行くと思います。
期待してて下さい。

楽しみが無くなり、しばらくは盆踊り廃人になると思います。
すでに目が虚ろになっている。
さようなら盆踊り、また踊る日まで。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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