使命感が沸くと、動けるのです。
『オレがやらなきゃどうするんだー』って。
逆に、『誰がやっても一緒やん』『オレがいなくてもいいやん』って思ったら、完全に動作を停止してしまう。

これは、台風が来る日にラーメンを食べに行った話。
めっちゃ旨かった。

台風前の休日

2017年9月17日(日)、急に進路を変えた台風18号によって色んなイベントが中止になった日。
とは言え私は、予定のない休日を過ごしていた。
日中には雨が降らず、ランニングに精を出したり、ブログに精をだしたりして過ごした。

夕方になり、ようやく風が強くなってきた。
まだ雨は降っていない。

『行こう、ラーメンを食べに。』

限定ラーメン

最近、油っ気のあるものは控えている。
体に合わなくなってきたのだ。
しかし、
「2日間限定」「20食限定」「濃厚海老白湯」
さらに写真を見ると、『これは!』って思う。

頑固麺のFBページ

調理過程はややグロテスクなようだが、旨みが濃いものはだいたいグロテスク。
私もキャラが濃いので「グロ」って呼ばれて久しい。

使命感

風が強くなり、暗雲が漂ってくる夕方、
『こんな台風の日はお客さんが少ないだろう。』
『だから、オレが食いに行かなくてはー!』
これは使命なのだ。

原付バイクにまたがり、すでに暗くなった道をとばす。
風は強くなってきた、枯れ葉が舞っている。
車も歩行者も少ない、こんな日は外出を控えるべきだ。
しかし、オレは行く。
濃厚海老白湯こそ我が使命。

横殴りの風で車体が揺れる。
やはり外出は危険だ。
しかしなぜだろう、危険を感じる方がテンションが上がるのだ。
私の目はランランと輝きだす。

言っておかなくてはいけない。
よい子は真似しないようにしましょう。
そして、テレビを見る時は明るい部屋ではなれてみてね。

予定外

5㎞ほどの道を走り抜け、意気揚々とお店についた。
意外にもお客さんで賑わっている。
7割くらいの席が埋まっていた。
予定外。
使命感は行き場をなくしたが、繁盛しているのは良いことだ。

さらに、お目当てのNEPも売り切れてはいない。
(Nのうこう Eえび Pぱいたん)

さて、前置きが長くなりましたが、この後いよいよ食レポになります。

頑固麺

頑固麺。
ここは、京都の伏見区にあり、駅で言うと京阪藤森駅と近鉄&地下鉄竹田駅のほぼ中間に位置している。
鶏豚骨ラーメンがメインで、天下一品のこってりよりさらに濃厚だ。
でも、クリームシチューのように食べれるような濃厚さ。
以前は魚介鶏豚骨を好んでいたが、最近は醤油ラーメンを食べることにしている。
濃厚ラーメンを食べるには若さが足りない。

たまに限定メニューが提供される。
今回の濃厚海老白湯もその一つだ。

濃厚海老白湯

こちらです。

頑固麺濃厚海老白湯ごはん付き

見た目に華やかさはない、こってりして体に悪そうな印象を受ける。

しかしスープはまろやかです。
甘みも感じるが、甘いと麺に合わないので、旨みが極まったような甘みなのだろう。

頑固麺濃厚海老白湯実食

旨い。
これはラーメンのイメージからは逸脱していて、イタリア料理の濃厚パスタような、あるいはフランス料理のポタージュスープのような領域に入っている。
食べるほどに上機嫌になっていく。
脂分と塩分さえあれば旨いと感じてしまいがちなこの舌だが、これは旨みで麺を食っていると実感できる。

さらに〆ごはん付き。
残したスープにご飯を投入。
すると、リゾットに早変わり。
願わくば角切りトマトと刻みパセリを散らしたい。
ご飯で食べても、他では味わえない旨み凝縮。
すべてを食べ尽し、飲み干せる。

濃厚海老白湯〆ごはん

食べ終わった後もゲップリとせず、余韻に浸れる。
もう一杯いけそうやったし、『翌日も食べたい』という気になった。

できるなら、この濃厚海老白湯ラーメンだけの専門店をやってくれんかなぁ。
サラダ付きで、角切りトマトと刻みパセリをセットに付けて、あと白ワインにも合いそう。
想像したら、よだれが出てくる。

食べる方法

限定メニューですので、いつでもあるわけではない幻のメニューです。
食べるためには、Facebookページの情報をキャッチしてから行かないといけません。
https://www.facebook.com/gankomen/

場所や営業時間なども、上記のページをご覧ください。

まとめ

というわけで、私は使命を果たしたのです。
そもそもそんな使命感を抱かなくて良かったわけですが、お口もお腹も大満足でした。

生きるのが使命だとしたら、これでいいのだー。
次のリリースを楽しみにしていよう。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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