憧れてるうちが華だよなぁ。
実現しようとすると、色々な難関が待ち受けている。
そして身の程を知るのだ。

かぼちゃの種への憧れを抱いていた。
それが悪夢の始まりだった。

憧れ

いつからだろうか、かぼちゃの種に憧れを抱くようになったのは。

邪魔だと思って捨てていたかぼちゃの種は、実は食べれる、そして栄養も豊富だと知る。
その時からパンシーは私にとって魅力的な存在になっていた。
(急ですが、パンプキンシードを略してパンシーと呼ぶ。)

しかしながら、行動にはうつさないでいた。
私は忙しかったのだ。
いや、勇気がなかっただけかもしれない。

そのタイミングがきた

ある日、私はかぼちゃを調理していた。
半分はフライにして、半分は煮物にした。
そしてパンシーが残る。

やろうと決めたのだ。
パンシーを食べよう。
憧れに手を伸ばした。

食べ方

1.洗う

かぼちゃの種洗った後

2.乾かす

かぼちゃの種乾かした後

ここまでは簡単。
しかし、ここからは地獄であった。

皮をむく

まだ種皮に覆われている状態である。
パンシーを裸にするのだ。

しかし、困難を極める。
スムーズには裸になってくれない、キッチンバサミを駆使して削るように皮をめくる。
1タネにつき1分くらいかかってしまう。
30タネやったら、30分かかってしまうではないか。

かぼちゃの種を割る

しかも、思ったよりも薄っぺらいものが出てきて、ガッカリ感ある。
何個やっても貯まった感が出ない。
イライラして雑にやると、割れて出てきて悔しい。

何人かで雑談しながらやれば盛り上がるかもしれない。
しかし、私はひとり。
寒い部屋で、チマチマ、チマチマ、やってるわけです。
『何だこれは?地獄か?』
滑稽すぎて泣けてくる。

通算すると3時間くらいかかったのではなかろうかと思う。
ようやく、すべてのパンシーを裸にしたのだ。

かぼちゃの種セパレート

炒る

最後は炒るだけです。
塩もふりかけました。

かぼちゃの種を炒る

美味しい

すごく美味しいです。
香ばしくてほのかに甘い。
アーモンドとか、カシューナッツとかナッツ系は好きなのですが、かなり美味しい部類です。
上記と比べると非常に小ぶりなのですが、鮮度が良いからでしょうかね、味はとてもいい。

かぼちゃの種ロースト

ただし、地獄のような苦労を知っているので、バリバリと貪るようには食べれません。
丁寧に食べるしかない。
愛おしみながらパンシーを味わっています。

「苦労の甲斐があった。」と言いたいのですが、言えねぇ。
苦労、多すぎ。

まとめ

ほんとうに、めんどくさかったです。

憧れは憧れのままで良いかもしれない。
食べれるのと労力に見合うかは別物である。

パンシーはめんどくさいからやめておけ。
これが今回の教訓です。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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