続・街頭アンケート

街頭アンケートが、目標数に達成しそうだ。
嬉しいのだが、慣れてきたので、終わってしまうのは少し残念だ。

京都の四条大橋に立っている。
観光客と思わしき人に声をかける、「スイマセーン」って。
この時、テンションが高すぎても低すぎてもダメだ。
テンションが高すぎると、ひかれてしまう。
テンションが低すぎると、声をかけるための一歩が踏み出せない。
ちょうどいいテンションが必要だ。

「スイマセーン」と言って、視線がこっちに向いたら、すかさず、
「観光でお越しですか?」と尋ねる。
相手の反応は3種類。「無視」「違います」「ちゃんと話を聞いてくれる」
ちゃんと話を聞いてくれた人にアンケートをお願いして、OKだったり、ダメだったりする。
5ページもある、ちょっと長いアンケートだから仕方がない。
4組に声をかけて、1組成功するくらいの確率くらいです。

出来るだけ、何も考えず声をかけた方がよい、あの人は荷物が多いとか、しかめっ面をしているとか、グループの境目がわからないとか、そんなことを考えていたら、誰にも声をかけられなくなってしまう。

それでもなお、声をかけられないモードになってしまう。
昼飯を食った後や、ものすごく寒い時。
そんな時は、通り過ぎる人をただ通り過ぎさせるだけだ。
仕事なので勇んで声をかけてみるものの、すごくタイミングが悪かったりする。
そういう時もある。

かたや、必勝パターンも存在する。
立ち止まっている人は声をかけやすい。
特に地図を見ている人は、すごくやりやすい。
地図を見ながらきょろきょろしている人なら、むしろ声をかけてあげた方が親切だ。

アンケート記入へのお願いが成功した後、協力者に喜んでもらえる時がある。
アンケートの設問に名所を知っているかどうかが書いてあり、まだ、知らない場所があったんだという驚きを与えられているようだ。
また、パンフレットを渡したり、粗品を渡したりもしているので、お礼を言われたりもする。
そういう状況が続くと、自信になって、次の人に声をかけやすい。

あと、道案内もよくしている。
地図を見ながら立ち止まってる人には声をかけるし、逆に立ってるだけで聞かれることもある。
初日は色んな質問されて、分からないことがストレスだったが、分からないことは、後で調べておく。
そうすると、また別の人から同じ質問をされるのだ。
多いのは、「京都駅への行き方」「嵐山への行き方」「清水寺への行き方」「錦市場への行き方」「おすすめの甘味処」「バス停」など。
教えてあげると、感謝されるので、いい気持になります。

そんな風に楽しんでおった街頭アンケートも、あと2日で終わりそう。
次にそういう短期バイトがあれば、積極的に応募したいと思います。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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