島田妙子さんのコラム、死ぬ時に持っていけるのは?

新聞を購読してる若い世代って、少数やと思うけど、僕は地域のネタが豊富な京都新聞を購読しています。
基本的には新聞って時事ニュースなので、読んだら捨てるものですが、たまーに、取っておきたい記事や、ぐっとくる文章に出会ったりします。

2014年2月16日の京都新聞で島田妙子さんの記事にぐっときました。
この方は自身が虐待を受けた方で、児童虐待防止の講演などで活躍中だそうです。

本も出版しておられます(e love smile ~いい愛の笑顔を~)。

京都新聞に「虐待越えて」というシリーズで、虐待経験を綴られていたのですが、それはもう、痛々しいことで、涙が出そうです。
この日のコラムはお互いに支え合っていた兄が亡くなった時の話。
40歳で急性骨髄性白血病の治療中に肺炎のため亡くなられたそうです。

その兄が残したセリフがぐっとくる。

「この世において汚い欲は必要ない。死ぬときに何も持っていく事は出来ないから。持っていけるのは自分がどう生きたか、人にどう接したか、誰に裁かれなくても死ぬ時に自分に裁かれるんや・・・」

ネットでも閲覧可能でした。(京都新聞―虐待を越えて

そうだ、そうだ、って感服しました。
僕は今まで生きてた中で、小ズルいこともしてきたけど、
その時は誰にも咎められなくても、後々自責の念が湧いて、堂々と出来なくなることも、少しはある。
いっつも太陽を背に受けて、光を帯びて堂々と生きていきたい。

人に接する時も、気を付けよう。
なくしてから気付くっていうのは、たくさんあるもんね。

佐村河内守氏の問題があり、不幸な体験談でも疑いの目で見なければならなくなったけれども、考えるきっかけをもらえています。

今、虐待を受けている子どもを助けるにはどうしたらいいのか?
音楽や文章で感動した心を日常生活の中で活かしていくにはどうしたらいいか?
そういうのが大切ですよね。

wishigrowも改めて、「死ぬ時に持っていけるのは?」を意識します。
「みんなと過ごした楽しい思い出」やんなって思うので、楽しいことをつくっていきます。

産経新聞のコラム
京都新聞―虐待を越えて

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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