こんにちは、wishigrowです。
岩波明氏著の発達障害という本を読みました。
自分自身が「発達障害かも?」って思う節があるので、書店で目に付いて買ってしまった。
書評というより思っていることを書きますね。
本の内容
前半は発達障害の特徴と診断について書かれています。
ASD==自閉症スペクトラム障害
ADHD==注意欠如多動性障害
後半は天才的な能力と人。
そして犯罪についての章があります。
生きづらさ
発達障害があると、主に対人面で問題が起こってくる。
生きづらさを抱えている人や、社会に適応できないと感じる人は、『発達障害かな?』って疑ってみたら良いと思う。
己を知ることが大事やし、自分の傾向が分かれば問題に対処しやすい。
かく言う自分も発達障害のテストを受けてみたことがある。
担当医いわく、
「自閉症スペクトラム障害かもしれないが、障害というのは社会に適応できないことを言うわけで、wishigrowさんは適応できてますよねー。」
みたいな感じだった。
どうせなら明確な診断名が欲しかったんやけど、自分は“自閉症スペクトラムっぽいやつ”に留まっている。
天才
本書では、大村益次郎、アンデルセン、ルイス・キャロルが天才として紹介されている。
対人面の傾向から発達障害だったのではないかって。
奇妙なエピソードと天才的な活躍ぶりは物語として面白い。
歴史上の偉人たちの中で発達障害だったと思われる人物たちはたくさんいます。
人類の進歩に貢献した人たちがいる。
だから、発達障害の人たちを暖かく見守ってねって思っています。
犯罪
本書では犯罪も取り上げられている。
発達障害ではないのに発達障害として審判されたケースもありつつ、発達障害が原因と見られる犯罪行為もあります。
思うこととしては、早い段階で周りからの支援があったら良かったのになぁってことです。
でも、一番正直な感想は、『変な人に関わってはいけない。』ということだ。
自分の中でも矛盾が生じて、心がぞわぞわします。
あまねく診断を
犯罪者になるか、天才として活躍するのか?
それには、周りの人の支援が大事だ。
そのために、まずは診断が必要だと思う。
前から思っていたことですが、小学生かできればもっと早くに、発達障害かどうかの診断をする必要がある。
生きづらいまま大人になったら本人が可哀そう。
社会になじめず、引きこもったり、犯罪を犯したり、自殺したりするケースがあると思う。
あるいは、気づかないまま親になることも問題だ。
発達障害によって虐待になるケースがあるからだ。
毒親っていうのも発達障害に起因するものがあると思う。
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あと、「発達障害の診断を受けた方がいいよ」って言いにくい!
『この人、発達障害ちゃうかな?』って思う人が周りにもいます。
だが、とても身近な人じゃない限り、相手に「発達障害ちゃうか?」なんて言えない。
かなり踏み込んだ発言だ。
だからこそ、義務教育中に全員が診断を受けるべきだと思う。
犯罪防止、自殺防止、虐待防止。
たくさんのメリットがあると思いますよ。
まとめ
日本は単一民族で同調圧力が強いから、それも発達障害の人が生きづらい原因にもなっています。
今後は社会が多様化して、そういう傾向もなくなっていくとは思うけど。
「みんなが発達障害について正しく理解して、社会で受け入れて欲しい。」
なんて主張は無理だと思う。
色んな人がいて、自分と相手の世界の見え方は違う。
それを前提に人付き合いをしましょうねっていう結論にしておきます。
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願わくば、みんなが能力を発揮できる社会にしたいものだな。
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