秋の気配がただよい始めています。
盆踊りシーズンも後半戦。
数々の戦いを繰り広げ、影響力が強くなってきている。
2017年8月20日(日)、宇治田原町の“やんたん灯りまつり”に参加してきました。
期待した通りいつもとは違う踊り方でワクワクしたが、苦手だった。
午後19時半~22時まで踊り続けた。
やんたん灯りまつり
京都新聞に情報がのっていました。
灯籠が灯って、盆踊りをするというのです。
宇治田原といえば、茶畑と田園が広がってるイメージ。
要するに田舎のイメージ。
広大な敷地を使った祭りなのかな?
伝統的な踊りが行われるのかな?
という期待。
私の住まいから原付バイクで25分ということもあり、行ってみることにした。
山を抜けていく
25分なのですが、道のりは険しいです。
宇治川沿いを走り、天ヶ瀬ダムを横目に見て、山道を抜ける、すると田園風景が広がります。
ちょっとした旅行気分。
稲穂が実りつつあり、トンボが飛んでいる。
秋の気配を感じつつ、知らない道を走る。
分かりやすい道で実にスムーズでした。
早めに出発したので、イベント開始2時間前には現地に着いてしまってた。
こんなアウェイな地でどうする?
永谷宗円生家
あまりにも時間が余っているので、周辺を見学することに。
永谷宗円の生家があるとのこと。
それって誰?
青製煎茶製法を開発、広めた人で、これは現在の緑茶に通じる作り方だそうです。
要するに、永谷宗円氏がいなければ、今の緑茶はなかった!ってことですね。
というわけで、こちらが生家です。
近くに神社もあります。
鷲峰山への登山道があって、いつかトレッキングしたいと思っていた場所。
いつか、また来ると思う。
山深くてワクワクしました。
灯籠
寄り道しましたが、お祭りの会場に戻る。
まだ開始には1時間もあります。
長福寺が会場となるわけですが、着いてみるとめっちゃ狭い。
これまでの盆踊り会場で一番狭い。
『こんなところで踊れんの?』って思った。
それは置いといて、灯籠が飾られています。
四角い灯籠に世相を織り込んだ風刺歌を書いて、上部には野菜で作った干支を飾って奉納する伝統だそうです。
すごくお盆っぽい。
子どもたちが作ったっぽいのもありました。
長福寺の住職に質問させてもらいました。
「やんたんってどういう意味ですか?」
「湯屋谷(ゆやだに)を呼びやすくして“やんたん”になった。」
「盆踊りはずっと続いているんですか?」
「ずっと続いている。他はなくなったところも多いが、ここだけは続いている。」
とのことです。
本当は『こんな狭い場所で踊るんですか?』って聞きたかったのですが、やめときました(笑)
それでもまだまだ時間はあって、アウェイな場所で自分の居場所はなく、ひとりぽつんと佇んでいました。
ただの空気にように、あるいは壁のように。
しかし、そこに知ってる人が現れる。
お経とお焼香
知ってる人というのは、「社会の雑巾になって、社会をきれいにする」でおなじみの山井和則衆議院議員の秘書さんです。
話す相手が現れて、スゲー助かった。
「盆踊りめぐりをしてるんですー。」っていうと、「ここの盆踊りはいいよ。」って。
とても安心しました。
秘書さんと喋っているうちに、19時になり会が始まる。
まずはお寺らしく読経からスタートします。
「本堂に入ってください。」というアナウンスがあり、秘書さんと一緒だったので入ることになった。
『よそ者なのにいいのか?』って思った。
さらにはお焼香も促され、
『よそ者なのにいいのか?』って。
他の盆踊り会では体験できないことを体験させて頂きました。
その後、主催者挨拶、町長・衆議院議員の挨拶があり、19:30頃から盆踊りがスタートしたと思います。
『地域のつながりが強いんだろうな~、よそ者が混じって大丈夫かな~』っていう不安でいっぱいです。
桜川唯丸会による江州音頭
いよいよ、盆踊りがスタートしました。
生音頭です。
アナウンスによると、桜川唯丸(ただまる)会とのこと。
バンド付き、音響もすごくいいです。
音頭が始まったのだから当然踊らないと。
しかし、いつもの江州音頭正調で踊っていいのか?
どうなんだ?
地元の人、踊ってくれー。
江州音頭、宇治田原バージョン
とりあえず、正調で踊ってみようかなっと思ったら、1人踊りだした。
『知らない踊りだー、キター!』って思った。
とにかく、その人の後ろに付いて踊ります。
ぜんぜん分からないのですが、ちょっとづつ分かるところを増やしていくって感じですね。
どういう踊りだったか、
「手拍子1回→右足横に出す→手拍子2回→右足横に出す→左斜め後ろに移動するように、左足→右足→左足→前に右足→手拍子1回(最初に戻る)」
ちなみに、時計回りで回っていました。
手拍子の振りが2回くるのがめっちゃややこしい。
正直に言うと、あまり好まない振り付けです、流れるように踊れない。
冷静に考えると、左京バージョンの左足を出す動作が手拍子2回に置き換わっているだけだと思います。
手拍子が好きな人向けの振り付けですね。イェイイェイみたいな。
慣れたと思って油断すると、1回目の手拍子か2回目の手拍子かが分からなくなって間違ってしまいます。
無心になっては踊れなかった。
狭いので影響力が強くなる
そんな私を見本に踊る人が少なからずいました。
踊り手は15人~25人くらいかな。
そうなると、主軸のうちの1人みたいになります。
序盤から踊っているし、振りもステップも大きいので。
1度、振りのどの部分か全く分からなくなってしまって、踊りを止めてしまったんですよね。
すると、大半の人の踊りが止まってしまった。
『ごめんなさい』って思った。
実際に水分補給で輪から抜けた時に、「あなたの真似して踊ってましたー、分かりやすかったですー」とか「真似させてもらいました。初めてだったのですが楽しかったですー。」って言われた。
あと運営お手伝いの大学生が、「めっちゃ楽しそうな人がいると思って、真似してました。おかげさまで楽しかったですー。」って。
役に立ってるぞ!
音頭が下手だと踊れなくなる
ちょっとネガティブな感想で申し上げにくいのですが、音頭がめっちゃ下手な人がいました。
色んな盆踊り会に参加しましたが、踊れなくなるほどの音頭は初めて。
まぁ、踊り続けて疲れてたのもあるし、いつもと違う踊りだったというのもある。
とにかく、踊れなくなった。
私は音をよく聞いて音に合わせてリズミカルに踊るタイプなのだと思います。
音頭と踊りの息がバチっと合っているのを楽しむ。
だから、音頭がのっぺりしていると、自然とのっぺりした踊りになります。
今後は『この音頭取りは自分に合わないなー』と思ったら、休憩時間ということにしようかな。
下手な人の出番も必要やし、本番を経ることによって上手くなることもあるだろうしね。
もしくは『下手くそー』って言ってみようかな?
「じゃあ、お前がやれよ。」って言われそうだー。
楽しめた
主催者の皆様、音頭取りの皆様、ありがとうございました。
2時間半のほとんどを踊っていました。
他にすることもないし、秘書さんは序盤で移動して喋る相手もいないし。
- 特有の踊りだったので満足
- 音響はとてもいい。山間だからさらに反響していたのかもしれない
- 地域のつながりが強いようで、22時まであの音を出し続けられるのはすごいなぁと思った
- 狭かったのですが、踊り手もその場に収まる人数だったのでOKでしょう
- 玉砂利の上という環境、ズルズルして踊りにくい
- すごく下手な音頭取りの方がいましたが、それはそれでいい経験になった
- 熱狂はできなかったのですが、人の見本になれて光栄に思っています
今後
今後の盆踊り予定ですが、
8/25(金)の長岡天満宮を楽しみにしています。知ってる人が多いかもしれないし。
8/26(土)は西院春日神社に行ってみようかと思う。
興味ある方はご一緒しましょう。
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