八咫烏シリーズを5作目まで読み進めた。
しかし、今回のは面白くなかった。
ファン心理も吹っ飛んだ。
現代が舞台
このシリーズはこれまで架空の場所“山内”が舞台でしたが、今回は違います。
急に現代が舞台になりました。
その展開は面白く、とても期待しました。
女子高生が主人公になっていて、異世界転生もののライトノベルっぽい展開。
それは良かったのですが。
謎の人物が急に登場しすぎ
序盤から謎の人物がわんさか出てくる。
読み進めるうちに正体が明らかになればいいのだが、最後まで秘められてて、『誰やねん』って突っ込みたくなる。
少年も、夢の中の女性も、天狗も、『誰やねん!』
主人公の気持ちがよく分からん
主人公たる女子高生の志帆が生贄に捧げられる恐怖の展開なのですが、志帆の心変わりが激しくてついて行けない。
『え?何がきっかけでそうなったん?』という気持ちのまま話が進む。
若宮のイメージダウン
これまでのシリーズでは若宮が超強くてクールな絶対王者だったのです。
織田信長のような、暴れん坊将軍のような。
それが今回、自分より格上の存在が現れて、あたふたしてるんですよねー。
そういう姿は見たくなかった。
ガッカリ。
母性がテーマ?
色々と腑に落ちませんでした。
戦いか?謎解きか?と思ってたら急に展開が変わるし。
この小説は母性がテーマだったのかもしれません。
だからどこにも感情移入ができなかったのかも。
世界は広がった
現代社会と山内のつながりが描かれているので、物語の世界は広がったのかもしれません。
ふと上賀茂神社や日吉大社に行った時に、『山内につながってるかも~』って思えるかも。
5巻は6巻への伏線だったと解釈しておきます。
まとめ
4作目ですごくファンになってると書いたのですが、ファン心理が急に吹っ飛んだ。
しかし、とにかく次の6作目で一旦区切りらしいので、続きを読んでみます。
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