さて、年の瀬である。
コミュニティの分だけ忘年会があるのだろう。

最近の私はと言うと、さほど人と会いたくない、コミュニティも求めていない。
忘年会なんてものは面倒くさい。

しかしどうしてもほっておけないコミュニティはあるもので、やる気がなかったのにも関わらず、それは行われた。

ロティーチキン&ジャッキータコス

2017年12月20日(水)
地下鉄四条駅を降り立って、佛光寺方面へと向かう。
目的地は特にない。
ふらっと入れる酒場を求めていた。

するとどうも気になる店を発見した。
チキンがくるくる回っている。
私は考える『1人で入っても気安く過ごせるだろうか?』

調整のない忘年会

話は先週に遡る。
私にはWebプログラミング教室の仲間たちがいて、なんだかんだで毎年忘年会が実施されている。
そして今年の幹事役を期待されたのだが、どうにも面倒くさい。
しかし、やらないのも気持ちが悪い。

どうしたのか。
「来週の水曜あたり、ぶらっと飲みに出かける?」とLINEグループに投げた。

みんなが来なくても1人で飲み歩いて忘年会をやったことにする作戦。

だから私は1人、回るチキンの前に立っているのだ。

ロティーチキン&ジャッキータコス

メキシコ料理

とにかく店の中に入った。
何料理のお店か分からなかったのだが、タコスなどのメニューが豊富だった。
メキシコ料理だ。
サルサダンスで聞き慣れた音楽も鳴っている。

スパイシートマトビアを注文してみた。
店員さんは「辛いの大丈夫ですか?」と念押しされる。
私は「チャレンジしてみます」と答えた。

スパイシートマトビア

そんなには辛くない。
しかし、辛くなくはない。
これが喉を潤すものだという認識であれば、不適切である。
時間を潰すためのものであるのならば、ちびちびとしか飲めないので、実に最適である。
私は飲むペースが早くて普通のビールなんてすぐになくなってしまうが、このスパイシートマトビアは30分経ってもなくならなかった。
自分に合っている飲み物だ。

アテはちゃんとチョイスしないといけない。
最初に頼んだサボテン入りのタコスはドリンクと味が同じ過ぎて、何食べてるのか分からなかった。
舌がマヒしているのだろうか。

サボテン入りタコス

次に頼んだアボカド入りのポテトサラダは辛さが緩和されてちょうど良い味になった。

アボカド入りポテサラ

くるくる回るチキンも、ドクロの瓶に入っているテキーラも注文してみたかったのだが、1人だったし、Webの先生が来るという連絡が入っていたので、お会計をお願いした。

「すごい。全部飲んだんですね、残す人が多いのに。」って店員さん。
『そんなメニューを目立つ位置に書くのってどうなん?』と思わなくもなかったが、「飲みました。」とだけ答えた。

せめぎ合い

ちなみに、1人で寂しく入店したわけですが、店員さんとはまぁまぁ話が弾んで、テキーラの話とかサルサダンスの話とかで盛り上がった。

店員「私もダンスしてるんです。」
私「どんなダンス?」
店員「ジャズヒップホップです。」
私「・・・(ジャズなのか、ヒップホップなのか、何だか分からん。)」

迷惑な客だと思われないように、忙しそうな時には話を振らない、喋って良さそうな時だけ軽く質問してみるっていう自分の中のせめぎ合いがあって、なかなか楽しかったです。
音楽の音量も大きかったので、さほど1人を感じさせなかった。たまに肩でのっていた、誰にも気づかれないように。

いいお店でした。また行きたい。

2軒目へ

その後、ニュー烏丸に行ったのですが、すでに記事が長くなってしまったので、次に回します。

つづく。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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