生存報告がてらブログを書いておこうと思います。

2018年9月4日(火)、台風21号が猛威を振るいまして、大変でしたね。
知人の何人かは停電が復旧しなくて困っている様子です。

私の被災状況としては、ベランダのきゅうりが壊滅しました。
それ以外は無事です、嵐の中を原付バイクでぶっ飛ばしたにも関わらず。

仕事

9/4、台風接近の警告を受けているのにも関わらず、いつもの仕事を遂行しました。
私は軽食を作って工場に届けることを仕事の一つとしています。

納品先の工場からキャンセルの連絡が来るかと思っていたのですが、思惑は外れました。
またこちらから「台風を警戒して休業します。」と言うこともできたのですが、それもしませんでした。

ほな、やったろやないか!
台風の中で工場に出勤してはる人がいるのに、俺の軽食が無かったら士気が下がるやないか!
みたいな感じ。

個人事業主ですので、我が身一つだけを天秤にかけられるのが気楽なところです。

計算

無謀な挑戦をするつもりはなくて、いつもは午後3時頃に納品しているものを早めに納品すれば、台風のピークは避けられると計算していたのです。
頭を使って仕事をしないとね。

そしてその計算通りに上手くいって、午後1時半頃には納品完了しており、読み通り「大雨」くらいのレベルで済んだのです。
『おっしゃー、計算通り!』なんて喜んでおりました。

しかし、私はいつも詰めが甘いのです。
帰宅のことを計算に入れて無かったのです。
いや、分かってはいたのですが、『帰宅はなんとかなるやろう。』って甘く見ていた。

無謀

仕事を終えて「よし帰るぞ!」って思ったのが午後2時頃、十分に危険を感じる風が吹いておりました。

「職場でやり過ごす」という選択肢もあったし、今の自分がアドバイスするならそう言います、「3時間くらい遊んどけ」って。
しかし、「まだイケる!」って判断しました。

そして、死ぬ覚悟もできていた。
盆踊りシーズンの前なら楽しいことが目白押しなので死にたくはなかったのですが、盆踊りを楽しみまくった後なので「思い残すことはない!」という気分。
あとは、盆踊りを踊りまくったし、特に松尾大社の八朔祭で踊ったんやから台風避けのご加護があるやろうっていう信仰心ですね。

というわけで、嵐の中を原付バイクで突撃したのです。

危険

いや、本当に危険でした。

当然ですが横殴りの風が当たってくるので横転しそうになります。
ハンドルが取られます。
信号待ちも無事には過ごせないくらい。

当然雨が吹き付けます。
砂が風に乗っているようで、ピシピシ痛い。

また、トタン屋根が飛んでくるんです。
『上手くガードしないと死ぬなっ』って完全に戦士の気分。

前方から看板が迫ってきた時には、
「モンスターが現れた!」っていうテロップが見えましたね。
対向車線にはみ出しながら避けました。

バイクを運転しているというよりも、舟をを操船してるような感覚。
ディズニーシーで舟を漕いでいたスキルがちょっと役に立った。
まぁまぁ風を読めるのです。

そんな感じで、15分間集中しながら走りまして、無事に帰宅できました。

その後

本当にギリギリセーフだったようで、帰宅後どんどん風の強さは増す一方。
30分とか遅れてたらアウトでしたね。
本当に恐怖を感じる風でした。
怖すぎて寝てしまったくらいです。

台風の中走った道を翌日通ろうとすると、全面通行止めになっていた。
電柱が倒れ、木が3本ほど折れているとのこと。
ちょっと寒気がしました。

生きてる

帰宅の時間もちゃんと計算に入れて予定を組めば良かったと、反省しているところです。
計算どおりに台風を避けたかったのですが、盆踊りのご利益を使ってしまったように思います。
とにかく、準備、計算、設計、そういうのが大事だと言いたい。

そんなわけで、私は生きています。
何のために生きているのか、その設計がないままなのですが、まだ死ぬ時ではないようだ。

人生の嵐は15分では済まないからなぁ。
気をつけます。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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