人間も生物でございまして、不必要な欲求というものがありますな。
食欲とか睡眠欲とかは生存に必要ですけど、支配欲とか勝利欲は生存には必要ない。
しかし、時折顔を覗かせる。

マウンティングって最近よく言われますけども、相手との優位性を確認するためのサル的行動のことですよね。
自分の方が強い、自分の方が上位だという確認です。
いじめもこういうのが原因で起るのだと思います。

現代日本はサル的な社会でも村的な社会でもないので、マウンティングしてくる相手からは遠ざかるというのが一番良い対処法です。
嫌な人間関係をバシバシ切っても新しい出会いが沢山ありますから。

とは言え、優位性を誇示したい欲求は実際にあるんですよね。とくに男性に多いと思うのですけど。
マウンティングすると安心感を得られるのですよ。

若者をつかまえて説教するオッサンとかがいる。収入の多さで比べてくる奴もいる。抱いた女の数を誇ってる奴もいる。
上記は非常にウザいパターンですが、単純にゲームでの勝利は嬉しい。
優位性を確認できると安心する。それが生物たるヒトの本性です。

私は人と比べられるのが大嫌いで、競争を避けてきたタイプなので、優位性を感じることが少ないです。
そんな私でもマウンティングはしたいものですから、『誰にもできないことがしたい。』なんて思って、どんどん個性的なキャラに育ってしまいました。

でも最近は、競争を避けてきた結果、逃げ続けてきた結果ですね、世界が広がりました。
逃げれば逃げるほど新天地を求めるので、色んなことをやるようになります。

お料理ができたり、ダンスをしたり、キャンプもするし、人狼ゲームを主催するし、Web制作もできる、ランニングもしてる、ブログも書く、マンドリンもちょっと弾ける、結婚式の司会もできる、などなど。

1つの場所で勝てる人はその場所にいればいいので狭い世界しか知らない。私は誰にも勝てないのですけどその分広い世界を知っている。

最近は色々できることで優位性を感じるようになりました。
例えば年収で負けたとしても、ハーフマラソンなら自分の方が速いだろうなって思うので負けた気にならない。ハーフマラソンで負けたとしてもサルサダンスはできないだろって思うので負けた気にならない。
そういう手持ちのカードがとても多い。

相手を打ち負かすことなく精神的に優位でいられるので、とてもいいんじゃないかと思っています。
優位に立ちたいというサル的欲求を上手く満たせてるんじゃないかなぁ。

以上、マウンティングの話でした。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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