こんにちは、京都の盆踊りガチ勢石黒わらじろうです。

2019年8月16日(金)、市原ハモハ踊り・鉄扇松ヶ崎の題目踊り・さし踊りの2か所をハシゴしました。

盂蘭盆のクライマックスに盆踊りを踊らなくてどーすんねん。

市原ハモハ踊り・鉄扇

これはなかなか苦労しました。

2年前から情報は知っていたのですが、行けてなかった市原の盆踊り。今回はようやく行くことができました。

遠い

市原というのは京都の北の方にあって、貴船鞍馬の手前です。なかなかご縁のない場所で市原と言えば市原隼人の方が先に思い浮かぶくらい。

伏見からカブで行きましたが、なかなか険しかったです。お盆に深泥池の横なんて通りたくなかったし、帰りに狐坂を下るのも怖かった。
もうちょっと良いルートを通れば良かったのですが土地勘がないから。

やってない

そんな風に頑張って会場に着いたのですが、なんとやってない!
盆踊り会って会場に着く前から浴衣の人と会ったりして雰囲気で分かるものなのです。しかしそれがない!
かなり、焦りました。ワラクリに間違った情報を載せていたのか?って、スマホで調べた。
そしたら開催日時も場所も合っている。しかし現地に来てみたらやっていないのです。
狐につままれた気分です。

周辺をうろうろして、ちょっと冷静になってみて、『街角にある掲示板を見たら情報が載っているのでは?』と思った。
探し出して見ると、雨天時は静林寺で実施すると書いてある。
雨はまったく降っていないけど、台風を見越して事前に会場を変更したと思われる。

で、静林寺を目指してみるとそこに向かう家族連れを発見し、開催されることを知りました。

感想

この静林寺の本堂の中で実施されていたのですが、地元のイベントって感じで、めちゃめちゃ居心地が悪かったです。本来の会場だったらもうちょいマシだったのかなぁ。

市原ハモハ踊りはめちゃめちゃシンプルな踊りで、「飲み会のノリ」みたいな踊りでした。みんなで「ワー」って掛け声を出すところが。
これが15分くらいあります。

鉄扇の方は鉄の扇が出てくるのだと想像していたのですが、まったく違ってて、扇子ではなく団扇で踊られていました。ハモハ踊りよりは踊ってる感があります。
これも15分くらいあります。

その次に江州音頭になります。
これは地元の方の生音頭で踊ります。踊り方は上記の鉄扇と似た踊り方。手拍子だけが2拍になっている。
しかし、今回は省略されたのか5分だけで終わりました。

全体を通して40分くらいでした。会場が変わってなければもっと続いていたのかな?

すべてお寺の本堂の中で行われており、参加する隙を与えられず、私にとっては残念な結果でした。
イレギュラーな開催だったのでしょうね。
遠くからアクセスしたのに全く楽しめず不満足な結果でしたが、会場変更の情報に気付けて良かった、鑑賞できて良かったって感じです。

松ヶ崎題目踊り・さし踊り

予想外に早く終わったので、『これは、松ヶ崎の盆踊りにハシゴできるんじゃないか?』って思った。
松ヶ崎は21:00以降に行われるからです。

で、土地勘がないので迷いつつ行ったけれど、余裕で間に合いました。

題目踊り

これを見させてもらうのは2回目ですが、厳かでカッコよくてとてもいいです。『お盆だなぁ。』って気持ちになります。

最初の太鼓がとてもかっこいいし、後半の題目というか歌がスピーカーを通さず地声なのですごく雰囲気が出る。

こういう古風な盆踊りは抑えておかないとね。盆踊りのルーツは京都にあると言い張れる。

可愛い女の子も頑張って踊っていた。

盆提灯

本堂にこういうものが飾られていた。

こういうのって、郡上踊りにもその奥の白鳥おどりにも見られキリコ灯籠といって盆踊りに欠かせないものになっている。

踊っている方に「あれは何と呼ばれるんですか?」って聞いてみたら、知らないけれどわざわざお寺の方に聞きにいってくれてシンプルに「盆提灯」と呼ばれているそうです。

さし踊り

上記の題目踊りは一般人は参加できないのですが、次に踊られるさし踊りはみんな参加できる。
この時に櫓が出てきて、これが櫓のルーツだと思われる。

踊り方は『さっき見たやつやん!』って思って、市原鉄扇&江州音頭踊り方とほとんど同じでした。

手拍子1回、右、内側向いて左、右、両手、列を向いてスラッシュ、手拍子1回(元に戻る)

ちなみに女性と男性では踊り方が違っていて、男性は握りこぶしを作りながら力強く踊る、女性は指を真っ直ぐにして流すように踊る。

これが地味な踊りなのですが、楽しかったです。気分が盛り上がりました。
地元の方も「年々踊り手が増えてる。」ってつぶやいておられた。

よく考えると、男性の踊り方は郡上踊りの1つに似ているなぁと思いました。今調べると「やっちく」に似ています。やっちくよりゆっくりやし1振り多い。
やっちくのルーツはこのさし踊りにあると推測しますよ。

まとめ

盂蘭盆のクライマックスである16日に京都の盆踊りをやり切り、ガチっぷりを発揮しました。

ちなみにですね、お盆というは一般的に盂蘭盆のことを指すのですが、この後、大日盆、地蔵盆と続くのです。
ですから盆踊りも続くのですよ。

京都の盆踊り情報はこちらをご覧ください>>京都の盆踊り情報まとめ

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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