こんにちは、グロワラクリよりお送りしますのは、3月某日の話。

小屋と甘い暮らし

私は自分が作った小屋で暮らしていたのですが、恋をしたので記事が甘くなりました。

そんな中、私の誕生日がやってくるのです。

非公開

私の誕生日は非公開です。「セキュリティ上の理由」ってことにしている。

本当のところを言うと、ひねくれ者なので「誕生日おめでとう。」って言われても、『本当に祝う気あるのかよ!』って思いながら「ありがとう」って言うのがめんどくさいんですよね。

だから私の誕生日はだれにも祝われないいつも通りの日だ。ここ数年はこの状態なのでもう慣れた。

表面上の親和より孤独を選ぶ。

君の家へ

3月某日、少し節目感のある誕生日を小屋で迎えた。例年通り1人で迎える朝だが、今年は約束がある。好きな人の家に行くのだ。

3日ほど先方の都合が悪く会えないでいたので、会いたい気持ちがたまっていた。だから自身の誕生日なんてどうでもよい。会いに行けるだけで嬉しい。ルン♪

家に着くといつもの笑顔が待っていた。「まだ化粧が完成していない。」って恥ずかしそうに。

雨に濡れた防寒具を玄関で脱いで部屋に入るとセレモニーが待っていた。

プレゼント

お誕生日のプレゼントをもらった。

一つは察しがついていてワインでした。事前に「どんなお酒が好き?」って聞かれていたから。ワインと言えども沢山の種類がありますから精一杯チョイスしてくれたようです。嬉しい。

もう一つは包装のふわふわ感から衣類だと察しがついた。『もしかしてパジャマか?』って思った。『もしもそうなら同棲しようってことじゃないか!』って焦った。

結果はもこもこのレッグウォーマーでした。「小屋が寒いといけないから」って。小屋暮らしを続けろってことだな。

色々と考えてくれたようで嬉しい。出会ってまだ1ヶ月強だからその中の情報でプレゼントを選ぶのは難しかっただろうな。

私のことを考えてくれたであろう時間が最高のプレゼントですよ。

夕食には肉を焼いて、ワインを飲んだ。

この世界にたった一人

私の誕生日を祝ってくれる人はこの世界にたった1人しかいない。彼女ただ1人。

私が求めていたのはこの状況です。たくさんの人から祝福される誕生日なんていらない。私の誕生日を覚えていてくれる人が1人ならば、誰を大切にして生きていけばいいのかがめちゃめちゃ分かりやすい。

正解は一つだ。

目標はどうした?

しかし、懸念がある。

1人で過ごす例年通りの誕生日なら1年の目標設定ができていたのです。

だが、今は何もない。甘い暮らしによって目標を見失っている。

だ、大丈夫なのか??

1年

さて、どんな1年にしようかな。

しばらくはうかうかしよう。

大切にすべきものを間違えなければとりあえずは大丈夫だ。

To Be Continued…

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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