私はラスボスにならねばならぬ。

生来のパワーがあるわけでは無いので、修行が必要だ。

修行じゃ

来る10/25にハーフマラソンイベントを立ち上げた。コロナで大会がなくなる昨今、ランニングのモチベーションを高めるためにライバルを呼び出した。

このイベントで私はラスボスの役割を果たさないといけない。接戦を制し、超えられない壁として君臨すべきなのだ。

「いつでも相手になってやるぜ、ひよっこども。」というセリフを吐いて、第二回目も開催したい。

それゆえに山で修行する。何かしらの力が手に入るはずだ。

魔力の比良山

私は比良山のふもとに小屋を建てたので気軽に登山に出かけられる。9月にも行った。

2020年10月11日(日)、午前9時ごろから登山スタート。

ところで、黄泉比良坂(よもつひらさか)と言う場所が日本神話に出てくる。生と死の境目にある坂だ。

もしや比良山のどこかにその坂があるのでは?その場所に行けば魔力を授かり魔王になれるかもしれない。

期待に胸を膨らませ進むのだが、ファンタジーな気持ちは上り坂のしんどさにすぐ打ち消される。

今回は荒川峠のルートで、地味だから上りの1時間40分は誰とも会わなかった。寂しい。杉林が長く続いて面白くないが、いい場所で給水できるのでトレランには良いかも。

見にくいけど水源です

ぜんぜんおもんない

人はツラい状況に置かれると、「なぜこんなにしんどい思いをしているのか?」「きっと何か意味があるのだ。」「これは価値があるに違いない。」って思ってしまう心理が働くと聞いたことがある。

そういう情緒に流されないために『登山なんて全然おもんない。』と思いながら進もうと決意した。

北比良峠と不機嫌な私

自問自答が始まる。『登山はおもんない。』とすると、『何がやりたいのだ?』

それは、、、笑顔が見たいんですよね、できれば女の子の。

これまでは色んな人と少しでも楽しい時間を共有しようと思って生きて、ディズニーシーで働いたり、人狼ゲーム会とかやったりした。しかし、どこで間違って山になんか来ているのか?

山道には迷わない、けど人生には迷った末にここに来たようだ。

そしてこれからどこに行けば良いのだ?

突きぬける景色

なぜ自分がここにいるのかとモヤモヤしたまま進んだ。釈迦岳に辿り着き、お昼を食べた。ぬるいコーヒーも飲んだ。

釈迦岳で飲むぬるいコーヒー

そこから再び歩き出すと、いいところに出るのです。

景色が開けて、琵琶湖が広がる。

なかなか写真では伝わらないだろうけど、こんな景色。

自然が立体的に目に飛び込んできて脳に響く。

対岸までくっきり見えてる。空の青と琵琶湖の青、心が澄み渡る。爽やかな風が吹き抜ける。

自然はずっとそこにあって変化が少ないと思いきや、季節や時間によって見える景色が違うんだよ。陽の射し方が違うし、空気中の水蒸気も違うから。

目の前の世界が微笑みかけてくれるかのようだ。

急に楽しくなってしまった。

疲れがぶっ飛ぶ。

心が空っぽ

標高も高揚感も上記がピークであとはダラダラと歩き続けた。

足の疲れのせいで頭の血流が少なくなるようで、思考力が低下する。疲れて心が空っぽなる。

すべては空である。色即是空。これは、、悟りを開きかけている。

悟りを開くと生への執着がなくなって、「即身成仏」と叫びつつ崖から飛び降りてしまいそうで怖い。黄泉比良坂の向こう側に行っている場合ではない。

私は俗世に居座るために「おっぱい、おっぱい」とつぶやいた。

元気でた。

上をいく人

北小松駅へ下山することも考えたが、まだ時間があるのでリトル比良へと進む。

駅まで5時間という表示にはビビったが、自分は倍の速度で進めるはずだと信じた。岩場がゴツゴツしていて「これが道かよ。」って思ったが、オウム岩までたどり着いた。高島方面を見渡せる。田んぼがきれいだ。

登山者が少なく誰とも会わなくなっていたのだが、トレランの人と遭遇し2、3の言葉を交わした。私が先に出たが途中で抜かれた。

私は1人、疲労が蓄積した体を前に進める。シダが茂って、岩が多く、さらに水っぽい嫌な道で「下山に使うべきじゃないな。」って思うし、体はふらふらするし、日暮れは迫るし、ちょっとだけ泣きそうになった。

しかし歩みを止めるわけにはいかないのでしぶしぶ歩き続けた。近江高島駅。今回のゴールだ。

結果、7時間27分で23.4㎞を踏破した。3Dマップは下記。

駅前のコンビニではトレランの人と再会し、ビールを飲みつつ話しかけてみた。なんと蓬莱駅からスタートして武奈ヶ岳に行きトータル45㎞ほど走ったらしい。なんと!

私も23㎞歩いて得意げになりたいところだったが、上には上がいる。人と比べるところじゃないけど、満足感は下がった。自分に誇りを持とうと思っていたのに、打ち砕かれました。トホホ。

また山いこう

電車で志賀駅まで乗り、小屋に帰り着いた。

生きて帰った。

魔王にはなれなかったし、お釈迦さまのようにもなれなかったし、上には上がいた。私は釈迦岳に行ってきただけのただの人である。

登山はしんどいが、また山に行こう。どんなに過酷な状況でも心におっぱいさえあれば帰ってこれる。

あの山の頂点を目指そう!

To Be Continued…


P.S.

1年半ほどブログでの顔出しを控えていましたが、解禁しました。自分の顔を撮っておくとその時のコンディションが分かって健康維持につながるような気がするからです。

今の体調は不眠症なのであまり良くない。

投稿者: wishigrow

ウィッシグゥローと発音してください。 対面交流の場づくりを追求中です。コントラダンス/サルサダンス/京都伏見スイーツ人狼/石黒酒場などを実施。 Webサイト制作や調理の仕事で生計を立てている。 趣味は盆踊りとジョギングとブログ。

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