売っているものは自分で作るよりも買ったほうが早いし安い。
賢い人は時間を買うのだ。
効率よく生きよう。
失敗を外部化せよ。
このような主張をする人たちに拙者は傾倒するのだが、実際には正反対の行動をとってしまう。
悲しき性だ。
昨年末に初めて味噌づくりに取り組んだ。
味噌は基本調味料だからスーパーに行けば買える。さすがにコンビニの味噌は却下。だし入りとかは求めていない。無添加であれば大豆は国産じゃなくても良しとする。そういうレベル。
だからわざわざ手作りしなくても良いのだけれど、母に「ヒネの大豆があるので味噌作らへんか」と言われ、興味が湧いた。
何事も経験だ。
とにかくやってみたのだが失敗した。ちゃんと教わらず、ちゃんと調べもしなかった。
おそらく味噌にならないクラッシュ大豆とこうじと塩のブレンド品が、冷蔵庫の横に置いてある。たぶん6kgくらいあるんだろうな。
もったいないなぁ……。
味噌づくりを甘く見ていたようだ。
甘く見るという性質は、良い面もある。
行動へのハードルが下がる。何でもやってみようと思える。
悪い面は失敗するというところだ。
過去にも甘く見て失敗したよなぁ。
自転車旅行を甘く見てた。意気揚々と旅立ったのに2泊で戻ってきた。
イベントの幹事を甘く見てた。インターン先の会社で周年記念イベントの幹事に立候補したけれど、グダグダだった。
去年は足の靭帯を甘く見てた。さっさと医者に行ってギブスしてもらえば良かった。
まぁ、結婚を甘く見るのはしょうがないよなー。甘く見るからこそ結婚できるのだ(苦笑)
味噌の失敗の様子を画像付きであからさまにしても良いのだが、今となっては失敗の原因は明白で、大豆の煮方が足りなかった。もっとヤワヤワに煮るべきだった。
母曰く「親指と小指で潰れるくらい」だそうだ。
失敗のままでは終わらせられなくて、年初に再チャレンジを挑んだ。
今度は上手く味噌になってくれそうだ。
(6ヶ月寝かせるので、まだ結果は出ていない)
自転車旅行は悔しさとともに北海道まで行ったし、3ヶ月間旅を続けた事もあった。
イベントの幹事は今やプロ級。
靭帯は治り、体をもっと動かしたいと思うようになった。
失敗は成長の糧になっている。
だから甘く見るのは悪かぁないと思うんだよな。
今は小説家になることを甘く見てて、
トライアスロンを甘く見てて、
盆踊り会の開催を甘く見てて、
にわとり飼うことを甘く見てるんです。
ええよ、ええよ、失敗してまえ。
悔しさとともに、再チャレンジしよし。
情熱に、情熱に、お値段つけられない。
keep trying.
以上。
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