拙者は衰えゆく体を前にして、体を動かす遊びを体が動かなくなるまでは積極的にやろうと思っていて、ダンスやランニング、できたらトライアスロンなどをやっておきたい。
みんなもそういうものを持っているなと実感した旅トーク会Ⅱだった。
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2023年5月21日(日)、旅トーク会Ⅱを実施して、5名で旅の体験を発表しあい、お茶を飲み、スイーツを食べた。
ほどよい気候なので庭に出てのお茶会にした。日差しはそこそこ強くやや暑いくらいであったが、5月の薫風を浴びながら、時折虫に悩まされ、新緑および雑草に囲まれ、お喋りしたのだった。
旅トーク会が楽しいと知っている人はこの世界にほとんどいなくて、だから実施もされなくて、貴重な機会である。ゆえにリピート率は100%。そこに初参加者も加わった。
体験したことない人は分からないだろうけど、不思議なほど喋れて、意外なほど人の話に興味が湧く。旅トークには何か輝くものがある。
今のようにメディア、本とか映画とかテレビとかが生まれる前の人類は旅トークがかなりの娯楽だったと思われる。
だから昔の旅人は歓迎されたのだと思う。
今はというと、金を落とす人にしか見られないとすると、それは悲しいな。
そういえば昨日はビアラボでフランス人の観光客と拙すぎる英語で喋った。パリ出身の人で、流行ってるダンスはなんですか? と聞いたら、たぶんニュアンスは伝わらなかっただろうけど、「フレンチカンカン」だと言う。
フランスのフォークダンスはちょっと知ってるつもりでいたが、パリでは宝塚的な歴史のあるショーダンスこそダンスなんだなぁと思った。京都でいう都おどりなんだろうな。
話がそれたけど、旅人の話も、旅の話も大いなる娯楽だと言いたいのだ。
今回のラインナップは、
・琵琶湖縦断のヨット旅
・タイにバードウォッチングする旅
・富士山を見たくてバイクで静岡まで行ったのに見れなかった旅
・関東圏のハイセンスなミュージアム(秘宝館を含む)に行く旅
・おすすめカフェ紹介。
上記の5話。
なんとバリエーション豊富なこと。
バイクありヨットあり飛行機あり青春18切符あり。
ひとり旅あり、11人旅あり、現地ガイドを雇う旅あり。
色んな情報が入ってきて、ちょっと旅した気になり、知ってるところみたいになり、得した気分である。
とても良かった。
ただし、行けなくなる場所、環境が変わる場所もあるんだろうなと考えると、時間もカネも足らんよね。
ミュージアムの企画展は変わるし、カフェは閉業するし、円は安くなるし、自然環境は破壊されるかもしれんし、推しは引退するし、体は衰えるし、人間関係が途切れることもあるだろう。
そういう壊れやすい世界に生きていて、それぞれが大事な時間をエイヤと使った旅のトークは、重くて価値があるんだろうな。
こう考えると、聞き役に徹したい気になるな。
主催者やめたい。
交代してくれ。
以上。
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