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  • 花背のことは話せばわかる(1)林業女子と自然観察

    花背のことは話せばわかる(1)林業女子と自然観察

    拙者がたしか中学生だった時に、学校のカリキュラムで花背 山の家という林間学校的な施設に一泊した。
    その合宿のことはほとんど記憶になく、どの女の子に想いを寄せていたとか、何を食べたとか、焼き板をしたか、キャンプファイヤーはあったかなど何も思い出せない。
    ただ、1つだけ憶えている。
    友達がクイズというか、なぞなぞを出してきた。

    友「山の家に捕まりました。何と言ったでしょう?」
    僕たち「???」
    友「正解は、放せー(花背)」

    たったこれだけで、花背は一生忘れない場所になった。
    そんな場所に中学生ぶりに行ってきたのだ。

    知人からお誘いいただいた、花背で行われる謎のイベントに。
    案内文をスクショしただけの画像で、雑な誘い方だった。
    何が行われるのか不明だったが、拙者は暇なので誘いを断らない。
    いざ行ってみると、恐怖もあったし、面白みもあったし、流血もあったが、色々とお世話になったので、拙者らしく記事にしておこうと思う。

    行き方

    花背は遠い。道が険しい。拙者が住んでいるのと同じ京都市なのに、滋賀県高島市に行くほうがスムーズなのではないかと思われるほどだ。
    地図はこんな感じだ。

    車で1時間半ほどと書いてあるがそんなので行けるのか? 距離はフルマラソンくらいだ。
    田舎というか、山間部であり。ヘアピンカーブをニョロニョロ越えて行かねばならぬ。
    ちなみにGoogleマップでは大原を経たルートを示してくるが、地元に人に聞くと、鞍馬からのルートのほうがスムーズだと聞いた。
    どおりで厳しかったわけだ。
    大原まではよく知っているが、そこからの道が険しくて、どんどん山道を上ったかと思うと霧が出てきて、もののけ姫のテーマソングが似合いすぎる景色の中をバイクで走って恐怖に震えた。戻ってこれない世界に行きそうになった。

    お弁当

    10時頃に家を出て、恐る恐るバイクを走らせたので2時間ほどかかり、12時前に目的地に到着。
    イベントの開始は午後1時。昼食は現地で適当に済まそうと思って出かけたが、花背は流石の山間部でコンビニとか皆無。
    昼食くらい抜いてもいいよ、と思っていたが、目的地のやまとそらのおうち(旧JA花背)に着いてみると、火曜日だけお弁当の販売があるとのことだ。ラッキー!

    美味かった。
    次の火曜日もぜひ行きたいと思った。
    ライダーやサイクリストは火曜日を狙って行ってはどうか?

    林業女子会の女性

    お弁当を食べている間、企画の主催者である林業女子会の女性とお喋りして、色々と花背エリアの情報を知れた。
    今回の企画は花背の写真展がメインで、サブイベントとしてトークイベントや自然観察会が実施されているようだ。その自然観察会に拙者たちは来たのだ。
    拙者は広河原の松上げや盆踊りに興味があると伝えると、花背の松上げがあったことや、今週末に広河原で行われると教えてもらった。
    この女性は、花背エリアの生活を紹介する小冊子を発行されており、それを頂いた。
    山間部のまちづくり活動・地域おこし活動をされている方、というのが分かりやすい表現だろうか。
    オオハンゴンソウという特定外来種の駆除の話や、狩猟の話なども聞かせてもらい、充実のランチタイムになった。

    30分ほど時間が空いたので、周辺をジョギングし、桂川の上流である上桂川(もしくは大堰川)に足を浸してみた。暑いながらも良い空気を吸えた。

    自然観察会

    定時になり知人とも合流できた。
    ここから目当てのイベントである自然観察会がスタートする。
    右も左も分からぬままリーダーさんの言いなりになり、バイクで少し場所を移動し、旧道沿いに停める。
    集まったのはたしか13人で、ほとんどがじいちゃんばあちゃんと呼ぶべき年齢で、数人だけ若い世代が混ざっている感じ。
    自己紹介が始まったが、12人もの名前を覚えられるはずもなく、拙者には紹介すべき自己もない。なんだか分からないまま来てしまった、ただの男である。
    自然観察会という名の通り、周辺の植物に目をやっては、これは〇〇だ、これは△△だ、毒がある、食べれる、などと教えてもらえる。名前の由来や特徴などよく知っておられる。メモを取りながら聞いたなら、とても勉強になったに違いない。

    後々理解したところでは、こちらの会は、NPO 自然観察指導員京都連絡会の方々であるそうで、定期的に山野に出かけてはハイキングがてら自然を観察したり、子どもたちに教えたりしているそうだ。
    また、林業女子会の女性の呼びかけで、花背でも植生調査をしているそうである。

    皆様、ご高齢になっても向学心が高く、また運動にもなっているので、良い会だなぁと思った。

    この会の参加者の中に、花背で狩猟をしている方がおられ、次の章につながるのである。

    罠の見学

    最初のやまとそらのおうちに戻り、スイカを頂いた後、狩猟の方から猟場を見学してみるか? とお誘い頂いた。
    これは拙者が先月狩猟免許を受けたと言い、でも何も知らないとも言ったからである。
    しかし、この後雨が降り始め、めんどくさいことになるのである……


    ちょっと長くなってきたので、続きものにするよ。
    また次回。

    To be continued…