「共有財産の保全状況が大事らしい。」

こんにちは、妻に逃げられた男wishigrowです。
本屋に行くとそんな僕にピッタリなタイトルの本を見つけました。
家族はなぜうまくいかないのか」って!

家族が壊れたことについて、理解が深まるかなぁ~なんて思って読んでみた。
(あと、これはネタになるって思った。)

家庭は危ない

前書きにとんでもない名分が飛び出しました。

私は、日本でいま最も治安の悪いところをあえて探すとするなら、それは冗談抜きで家庭だと思っています。
一般の路上では「正当な理由」もなく包丁やナイフを持ち歩いていたら銃刀法違反になります。
ところが、多くの家庭ではそうした「凶器」が常に用意されているのです。

だから、家庭こそ賢く運営しなければならないんやって。

恋愛は取引コストがかかるから結婚する?

恋愛は相手の気を引くために、プレゼントしたり、時間を割いたりしなければなりません。
自分を磨くことも必要。
また、恋人同士では、いつ関係を解消されてしまうかわかりません。
結婚するとそういうコストがかからなくなるとのことです。

こういう風に考えて結婚する人いんの?
結婚って勢いやんなぁ。

でも、結婚するとかかるコストがある

相手に合わせる必要がある。
共有物を一緒に保全しないといけなくなる。
自由な恋愛はできなくなる。

そうそう、結婚したら幸せになれるなんて大間違い。
そこには別の戦いがある。

なぜ夫婦はうまくいかないのか?

夫婦関係を維持するコストを払わなくなるから。
特に、男性が働いて経済的に強い場合は男性が方が横柄になりやすいって。
女性の方が夫婦を解消するハードルが高く、我慢することが多くなるとか。

男性は家庭にお金を入れているだけじゃダメってことですね。

どうすればいいか?

こればっかりは、直接本を読んで考えてほしいけど、夫婦の時間・空間・財産を大事にする。
目指す方向や意見をちゃんとすり合わせる。
共有財産の保全についてのルールを決めておく。

結局は、夫婦はうまくいかないということを前提にして、うまくいくようにする方法を考えておくのが一番ですかねぇ。

僕ら夫婦はぜうまくいかなかったか?

そこそこうまくやってたんですけどね。
僕は仕事を辞めて自分の能力を活かせる仕事を模索するようになってからが、あかんかったかなぁ。
家族のためにも”新しい稼ぎ口探し”に一生懸命にならないといけないと思ってたし、そのせいで家族との時間を楽めなくなってたかな。

妻の方もそういう僕と時間を過ごして理解するよりも、他の誰かと過ごす方が心地よかったようだ。

そこに来て、僕が非正規雇用や職業訓練などの不安定な収入になったので、妻視点からは金銭面にも夫婦を解消するハードルが下がったんやろうね。
(無茶苦茶な方法で解消してきやがったけど。はっはっはー。)

夫婦関係を維持しようと思っていても、何か必然のように、押し寄せる環境変化や不安などはあるし、そこを乗り越えられなかったのが事実。
そういう意味では、あと30年くらい続くであろう人生を一緒に過ごさなくなって良かったねって思うこともできる。

その他の内容

この本には夫婦関係だけじゃなく、親子関係、祖父母と孫の関係、沖縄の家族についての章もあります。
著者は経済学者だそうで、「論理的に家族を考える」という副題がついています。
マネジメント的な考えや用語(例えばガバナンスとか)も出てきて、経営のヒントにもなるかもしれませんね。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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