盆踊りの革新が起こった門真まつり

文化は伝統と革新の中で磨かれるものであり、盆踊りもしかりだ。
古いイメージのある盆踊りにおいて、新しいチャレンジをする人々に感謝したい。
その新しさにハマらない時もあるのだが……。
門真まつりはめちゃめちゃハマった!

門真まつりは大阪府門真市の市役所横で開催される夏祭りであり、拙者は門真市についてよく知らないが、市の全力をもって開催される一大イベントだろう。
広いグラウンドの周りにはぐるりと屋台が配置され、中央に櫓が立つ。そしてTVに出てる女性が司会役を務め、音響も良く響く。
来場者は子どもたち中心にめっちゃめちゃ多い。

とは言え、大阪府下にはありがちな夏祭りで、どこかと似ていて、ここに行かないと味わえない、というものはない。
現に盆踊らーが集中することもない。
なので、拙者は参加するのがちょっと億劫。
京阪電車一本で行けるにも関わらず、乗り換えが3回でうんざりするし、遠くにも感じるし、あまり行きたくない。

だが、友達に行くと約束したんだよな。
盆踊りをする友達じゃないのだが、家が門真に近いからって、じゃあ門真まつりがあるから行くよ、と言ってしまった。
それゆえ、今回は踊りよりも友達と夏祭りを楽しむモードで、普通、特急、準急、普通と乗り換えて、気怠げに会場に向かった。
しかし、きっぱり友達を裏切ることになってしまった。
踊りが楽しすぎたから。

門真まつりを語る前に、以前から盆踊りイベントについて、なんとかならんのか? と思っていたことがある。
それはキッズダンス分断問題だ。
盆踊り会によっては前半は歌やキッズダンスを含むステージショーで、後半は盆踊りというパターンがある。
拙者の勝手な想いとしては、キッズダンスの子らも盆踊りに参加したら良いのに……と、もどかしい。
行為は一緒なんやし楽しく踊ったらええやん、盆踊りに魅力が足りないんかな、どうしたらええんかな、などと課題に感じていた。

それが門真まつりでは、一つの解が提示された。
キッズダンス向けの振り付けでキッズ達が輪踊りを披露したのだ。
定められた時間になると、キッズというか、ガールズが櫓を囲んで楽しそうに踊りだした。
輪は一周してたのかな? 80人ほどの勢力になっていたか?
ダンスの種類に明るくはないので、ヒップホップなのかハウスなのかブレイキンなのか分からないのだが、そういう振り付けの輪踊りは圧巻だった。
よそでは見たことない光景だった。
新しい、見るだけでも楽しい。

拙者は勇敢な盆踊らーなので、ガールズをお手本に踊ってみた。もちろん不格好ではあろうけど、すごく楽しい気分になった。
振り付けが上手い!
踊りを繰り返すとちょっとづつ振りを理解できて、盆踊り初期に味わえる喜びを久しぶりに味わえた。
ガールズの一部からは変なオッサンが踊っていると、クスクス笑われたけど、途中から「できてきてる」と評価も上がってきた。
子どもの写真を撮りたいママからは怪訝な顔で見られるので、踊る位置には気をつけた方がいい、むしろ櫓側に入った方がいい、と学んだ。

4曲だったかな?
トラディショナルな音頭を挟んで2 部制で同じ曲が踊られた。
APT. と、はいよろこんでと、ダンスホールともう1曲。
楽曲の持つパワーもあるが、振り付けも良くできてたし、80人のキッズ達に振りを仕込む動員力が素晴らしい。
3グループくらいに分かれていて、おそらくそれぞれのダンス教室があるんじゃないかと推察される。
振り付けをされた方と仕掛け人に敬意を表したい。

参考動画

しかしながら完璧ではなくて、トラディショナルの方には参加してくれなかったんだよな、ガールズ達。
もうワンクッション必要みたいだな。
POPsで踊るのも良いのだが、関西の豊穣なる生音頭文化を活かしたいぞ。

音頭の方は志賀國天寿師匠も出られる安定の布陣で、河内音頭も江州音頭もいつも以上にわいわいと踊らせていただいた。
途中で謎のダンスガール(キッズではない)が出現し、その子にシンクロしようと頑張って踊ったらめちゃめちゃ体力奪われた(楽しい)。
汗ビショビショで途中小雨が降ったけど、ぜんぜん体から出る水の方が多い。
水も声も気力も出し切って、大満足だった。

そんな訳で、友達をほったらかすのも無理はなかったよな。
踊りが楽しすぎたので……。
一緒に食事を、と思ってくれてたみたいやけど、申し訳なかった。
来年は一緒に踊ることにしよう。

門真まつり、めっちゃ楽しい。
次回も期待してます!

以上。

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