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  • イズミヤSC六地蔵盆踊りの予習動画

    イズミヤSC六地蔵盆踊りの予習動画

    8/31(日)に、イズミヤショッピングセンター六地蔵店にて盆踊り会が行われ、石黒わらじろうが選曲に関わっているので、その曲目と練習用動画を貼っておきます。
    踊れなくても、適当に楽しんでいただければ良いので奮ってご参加下さい。

    プログラム

    12:00~ 荻野まどかさんによる生歌盆踊り

    13:10~ 石黒わらじろう選曲トラディッショナル盆踊り

    14:20~ 石黒わらじろう選曲キッズ盆踊り

    荻野まどかさん曲目

    炭坑節
    ドンパン節
    おジャ魔女カーニバル
    ダンシングヒーロー
    アイドル
    恋するフォーチュンクッキー
    マリーゴールド
    アジアの純真
    ジャンボリーミッキー
    ヨイヨイやよい

    練習動画リンク

    ドンパン節

    おジャ魔女カーニバル

    ダンシング・ヒーロー

    アイドル

    恋するフォーチュンクッキー

    マリーゴールド はオリジナルの振り付け。

    アジアの純真  は江州音頭で踊ります。

    ジャンボリーミッキー

    ヨイヨイやよい は八木節で踊ります。

    以上、荻野まどかさんの曲目。

    トラディッショナル盆踊り

    江州音頭、河内音頭、郡上のかわさきや春駒、阿波おどりなどを予定。

    キッズ盆踊り

    荻野まどかさんの曲目と重なっているものもあります。

    その他、APT.、Bring-Bang-Bang-Born、盆ギリ恋歌などやるかもしれません。


    Bring-Bang-Bang-Born

    ネットに上がってるものは難しいのでオリジナルの振り付けです。

    盆ギリ恋歌

    以上。

  • 盆踊りの革新が起こった門真まつり

    盆踊りの革新が起こった門真まつり

    文化は伝統と革新の中で磨かれるものであり、盆踊りもしかりだ。
    古いイメージのある盆踊りにおいて、新しいチャレンジをする人々に感謝したい。
    その新しさにハマらない時もあるのだが……。
    門真まつりはめちゃめちゃハマった!

    門真まつりは大阪府門真市の市役所横で開催される夏祭りであり、拙者は門真市についてよく知らないが、市の全力をもって開催される一大イベントだろう。
    広いグラウンドの周りにはぐるりと屋台が配置され、中央に櫓が立つ。そしてTVに出てる女性が司会役を務め、音響も良く響く。
    来場者は子どもたち中心にめっちゃめちゃ多い。

    とは言え、大阪府下にはありがちな夏祭りで、どこかと似ていて、ここに行かないと味わえない、というものはない。
    現に盆踊らーが集中することもない。
    なので、拙者は参加するのがちょっと億劫。
    京阪電車一本で行けるにも関わらず、乗り換えが3回でうんざりするし、遠くにも感じるし、あまり行きたくない。

    だが、友達に行くと約束したんだよな。
    盆踊りをする友達じゃないのだが、家が門真に近いからって、じゃあ門真まつりがあるから行くよ、と言ってしまった。
    それゆえ、今回は踊りよりも友達と夏祭りを楽しむモードで、普通、特急、準急、普通と乗り換えて、気怠げに会場に向かった。
    しかし、きっぱり友達を裏切ることになってしまった。
    踊りが楽しすぎたから。

    門真まつりを語る前に、以前から盆踊りイベントについて、なんとかならんのか? と思っていたことがある。
    それはキッズダンス分断問題だ。
    盆踊り会によっては前半は歌やキッズダンスを含むステージショーで、後半は盆踊りというパターンがある。
    拙者の勝手な想いとしては、キッズダンスの子らも盆踊りに参加したら良いのに……と、もどかしい。
    行為は一緒なんやし楽しく踊ったらええやん、盆踊りに魅力が足りないんかな、どうしたらええんかな、などと課題に感じていた。

    それが門真まつりでは、一つの解が提示された。
    キッズダンス向けの振り付けでキッズ達が輪踊りを披露したのだ。
    定められた時間になると、キッズというか、ガールズが櫓を囲んで楽しそうに踊りだした。
    輪は一周してたのかな? 80人ほどの勢力になっていたか?
    ダンスの種類に明るくはないので、ヒップホップなのかハウスなのかブレイキンなのか分からないのだが、そういう振り付けの輪踊りは圧巻だった。
    よそでは見たことない光景だった。
    新しい、見るだけでも楽しい。

    拙者は勇敢な盆踊らーなので、ガールズをお手本に踊ってみた。もちろん不格好ではあろうけど、すごく楽しい気分になった。
    振り付けが上手い!
    踊りを繰り返すとちょっとづつ振りを理解できて、盆踊り初期に味わえる喜びを久しぶりに味わえた。
    ガールズの一部からは変なオッサンが踊っていると、クスクス笑われたけど、途中から「できてきてる」と評価も上がってきた。
    子どもの写真を撮りたいママからは怪訝な顔で見られるので、踊る位置には気をつけた方がいい、むしろ櫓側に入った方がいい、と学んだ。

    4曲だったかな?
    トラディショナルな音頭を挟んで2 部制で同じ曲が踊られた。
    APT. と、はいよろこんでと、ダンスホールともう1曲。
    楽曲の持つパワーもあるが、振り付けも良くできてたし、80人のキッズ達に振りを仕込む動員力が素晴らしい。
    3グループくらいに分かれていて、おそらくそれぞれのダンス教室があるんじゃないかと推察される。
    振り付けをされた方と仕掛け人に敬意を表したい。

    参考動画

    しかしながら完璧ではなくて、トラディショナルの方には参加してくれなかったんだよな、ガールズ達。
    もうワンクッション必要みたいだな。
    POPsで踊るのも良いのだが、関西の豊穣なる生音頭文化を活かしたいぞ。

    音頭の方は志賀國天寿師匠も出られる安定の布陣で、河内音頭も江州音頭もいつも以上にわいわいと踊らせていただいた。
    途中で謎のダンスガール(キッズではない)が出現し、その子にシンクロしようと頑張って踊ったらめちゃめちゃ体力奪われた(楽しい)。
    汗ビショビショで途中小雨が降ったけど、ぜんぜん体から出る水の方が多い。
    水も声も気力も出し切って、大満足だった。

    そんな訳で、友達をほったらかすのも無理はなかったよな。
    踊りが楽しすぎたので……。
    一緒に食事を、と思ってくれてたみたいやけど、申し訳なかった。
    来年は一緒に踊ることにしよう。

    門真まつり、めっちゃ楽しい。
    次回も期待してます!

    以上。

  • そして、盆踊りの修羅になる

    そして、盆踊りの修羅になる

    「盆踊りが楽しかった!」と人は言う。
    どの程度楽しかったのか? と拙者は疑問に思う。
    楽しさを数値化するには、どうすれば良いか?
    それを求めすぎると、修羅になる。

    8月に入り、お盆までまもなくである。
    お盆といえば盆踊りであり、ご先祖様やお精霊さんと一緒に踊って祈るとともに楽しむのが日本人である。
    多くの人にとって盆踊りは地元の集まりであり、地元の盆踊りを失ってしまった人にとっては、ファンタジーの中の日本といったところだろう。
    しかし、一部の愛好家にとって盆踊りは情報を集めて転戦するものであり、今日はあの櫓、明日はあの櫓と盆踊りを求めて彷徨う日々が続く。
    そんなおかしな連中がいて、拙者もその中の一人であり、盆踊らーと呼ばれても差し支えはないが、初期に比べると、活動量は減っている。
    好みの盆踊りが分かってきたのと、自分のペースが分かってきたからかと思う。
    踊る阿呆は阿呆なりに、賢くなっているのかもしれない。

    そんな中で、めちゃくちゃ楽しい櫓は外せないのだが、楽しい櫓とそうでもない櫓の違いはなんだろうか? と考える。
    それは主観であり好みであるので、人それぞれやん、と言うべきだが、客観的に数値化できるものはないか?
    例えば盆踊り会を五つ星で表すとしたら、星は何個なのか?

    などと、考えなくてもよいことを前々から考えているんだよなぁ。
    そして、そんなことを考えているうちに、お気に入りの盆踊り会がなくなってしまったりするんだよなぁ。
    今は、伏見稲荷盆踊りと高雄盆踊りと錦林盆踊りの面影を追うばかりである。
    拙者は踊りの故郷を失った悲しき盆踊らーなのだ。

    と、少しメランコリックになったところで、本題に戻すが、盆踊りの楽しさを表すのに、消費カロリーを使ってみようと昨年から実験中である。
    楽しいから動きたくなり、楽しいからずっと踊り続けたくなり、楽しいから動きに激しさが加わっていくはずである。
    廉価版だがスマートウォッチを持っており、運動時の消費カロリーを計ってくれる。
    去年は、踊ってるときに何らかの接触があり計測が止まってしまうことが多々あったので、なかなか良いデータが取れなかったのだが、今年は頑張っている。
    ちなみに6・7月の盆踊り消費カロリーは下記である。
    1位 郡上おどりin京都(6/7) 1808kcal  
    2位 高島おどり(7/20) 1658kcal
    3位 佐久奈度神社御手洗祭(7/31) 1096kcal
    4位 阿波おどり練習会 (7/26) 251kcal

    暫定1位は郡上おどりである。確かに楽しかったし、踊り尽くした。
    高島おどりは2位で惜しけど、曲の転換の時にちょっと間が空くので郡上おどりに比べると運動量が減るのかもしれない。

    このように、消費カロリーを計測し、ランキングにしてしまうと、実は大変なことになってしまう。
    盆踊りに手を抜けなくなる。
    手心が加わると、公平性に欠けるので、すべての時間を全力で踊らねばならない。
    上手く踊ろうとか、人の見本になれるように頑張ろうとか、そういうことは微塵も考えず、ただただ消費カロリーの最高値を叩き出すべく全力で踊るのだ。
    これすなわち、盆踊りの修羅である。

    さらなる消費カロリーを叩き出せる盆踊り会はどこだろうか?
    江州音頭フェスティバルか?萱野神社か?
    乞うご期待!

    消費カロリーを気にして盆踊りの修羅になった。
    楽しさはどこへいってしまったのか?
    戦いのその先に見いだせることに期待しよう。

    以上。

  • 阿波おどり練習会?筋トレ会じゃなくて?

    阿波おどり練習会?筋トレ会じゃなくて?

    京都伏見の中心地である大手筋商店街を歩いていると、思わず看板を二度見した。
    「阿波おどり練習会」
    行かねばならぬ、と思った。
    踊る阿呆とは、拙者のことだ!

    たしか3年ほど前から大手筋商店街で夏に阿波おどりパレードが実施されるようになったんだよな。
    知っていたが一度も行ったことはない。
    理由の一つは踊りに参加できず、観覧するだけだからだ。もう一つ理由はすでに予定が埋まっている。
    拙者は今年も耐熱マラソンに参加するためパレードの観覧は叶わないのだが、練習会が初開催されるとのこと。
    踊れるなら行くよ。

    言わずと知れた阿波おどりは日本三大盆踊りの一つである。もう一つは郡上おどり。
    郡上おどりの方は10年ほど前から京都に進出し普及活動を行なっているが、阿波おどりも京都に攻め込んできた。
    ついでに、西馬音内盆踊りもおわら風の盆も都を目指し盆踊り戦国時代を迎えて欲しい。
    拙者はどの陣営に参加しようか?
    全部行くよ。

    そんな期待を持って、実家から近い板橋小学校の体育館に向かう。
    体育館の中はむわむわと暑い。
    阿波おどりを伏見に迎え入れているのは誰なのか? 小学校の体育館をよそ者が使うのは難しいぞ、と思っていたが、なんてことはない大手筋商店街がサポートしている。
    大手筋商店街からミネラルウォーターの差し入れを貰った。
    ありがとうございます。

    練習会への参加者は50人以上はいたかな。
    属性は色々すぎてなんとも言えないが、踊る阿呆と言うよりも運動不足解消のために来た40代以上の人が多いのだと思った。
    商店街の看板を見て申し込む層だもんな。
    踊りなので、男性よりも女性の方が多いのは間違いない。


    そんな層が集まったので、休憩は多めに配慮がされていた。
    ほとんど筋トレやないか! と思うくらいにしんどかったもんな。休み休みじゃないと倒れてしまう。

    拙者の盆踊りは江州音頭とか炭坑節とかダンシング・ヒーローとかなので、振りを覚えるのが練習なのだが、阿波おどりは違う。
    阿波おどりは振りを覚える必要はない。
    なぜなら、左足を出して右足出しての繰り返し、左手出して右手出しての繰り返しだからである。
    いたって単純、しかし、しかし、そのフォームが大事なのだ。
    腰を低く落とす、手を高く上げる。それだけでめちゃめちゃしんどい。
    振りを覚えなくて良い分だけ筋トレに近づく。

    練習会では足のステップから教わり、次はそれで前に出る、次は手をつける、掛け声を出してみる、次は隊列で踊る、最後は輪踊り。
    ステップ・バイ・ステップで教えてもらえるので日本人向けだと思った。
    拙者は見様見真似で適当にやりたい盆踊り自由主義なので、あまり向いていない。
    それでも、上手く踊りたい、という欲は湧いてくるんだよな。
    そして真剣にやればやるほど、どくどくと汗が湧いてくる。踊っているのか筋トレをしているのか分からなくなる。

    それでも、拙者は最後の輪踊りが大好きだったな。
    小学校の体育館で輪になって踊るなんて、フォークダンスみがあって、大好きな光景だ。
    もっとみんなで踊ろうぜ、みんなでな。


    聞くところによると、この練習会に参加した人は大手筋のパレードにもニワカ連として参加できるらしい。
    踊って大手筋を練り歩くのか〜、爽快だなぁ。
    いつも歩いてる商店街を踊り歩くと、景色が違って見えるだろうな。
    踊る阿呆の人生をまっとうせねばな。
    来年は前向きに検討します!

    以上

  • 歴史を刻む、高島おどり

    歴史を刻む、高島おどり

    仲間とのBBQキャンプを欠席したとしても、どうしても行きたいのが高島おどり。
    世界一楽しい!
    だけど、行く手を阻むものがあって、体調不良とか、前日の飲み過ぎとか、急なデートとか、バイクの故障とか、あるいは死んだら行けない。
    高島おどりの歴史を目撃せねばならぬのに……。

    まず高島おどりとは、滋賀県の湖西にある高島市で実施され、市内の各地で踊られていた盆踊りを1箇所に集め計7種を踊る1日限りの盆踊り会である。
    拙者はコロナが明けきらぬ2022年に初参加し、2023、2024と連続し、今年で4回目となる。
    すでに顔なじみも多く、欠席しようものなら心配されてしまう立場なのではないかと自負している。
    しかし、すんなり行けるとは限らない。
    当日朝の段階では行けないかもしれなかった。

    そもそも拙者は5月の連休明けから体調不良で謎の微熱が続いている。本当に微熱で0.2~0.5℃ほど高い。
    そこにきて、前日にハニートラップを仕掛けられてもいないのに、勝手に飲みすぎて終電までいった体たらく。午後4時くらいから飲んだ。8時間も飲むと翌日にダメージが残る。
    鼻がグスグスなるし、実際に熱が37.1℃まで上がっていた。70km先まで移動して踊るのは無理なんじゃないかと寝そべりながら回復を待った。
    急なデートの話は最初っから可能性が低かったらしく行く手を阻んでくれなかったが、バイクはオイル交換をサボっていたため不調になる可能性があるし、途中で事故にあって死ぬかもしれんし。たまにしか乗らないバイクで時速80kmとか出すと、めっちゃ怖いんだよな。

    などと考えていたが、ちゃ~んと午後5時には近江今津駅についていた。
    踊りたいとか、みんなに会いたいとかではなく、歴史を目撃せねばならないからだ。

    高島おどりは運営者が若いせいか、年々進化している。
    拙者の把握している進化で言うと、曲数が増えたり、それが生音頭になったり、お立ち台が設置されたり、若鮎ちゃん(高島おどりを中心としたアイドルグループ)が組織されたり。
    あるいは注目度も高まっているのではないか。「おうみ社会貢献賞」を受賞されたそうだし、ローカル新聞、ローカル放送などで取り上げられる頻度もやや上がったのでは。
    こういう進化があるので、去年よりも楽しくなっているかもしれん! という期待感が湧くのである。

    正直に言うと、最初はお立ち台の設置も若鮎ちゃんの組織も意味不明だった。
    お立ち台で踊る人をお手本にすると角度が違ったりして手本にできるタイミングが少ないぞ、自分の前にいてくれたほうがいいぞ、と不満だった。
    でも、改めて見るとバエてる。主体が明確ないい写真が取れる。市長や主催者の挨拶でも舞台として役割を果たしていた。
    もう一方の若鮎ちゃんがさらに意味わからなくて、素人の女の子をメディア露出させるのは問題が多いんじゃないかと、不安だった。
    でも、今回は進行がスムーズになっていた。
    若鮎ちゃん達はお立ち台で踊るだけかと思いきや司会進行の一翼を担っていて、お囃子の転換の間をとりもち、待ち時間に安心感があった。
    打つ手が上手くいってるなぁ、と感心する。

    こんな風に年々歴史が刻まれているのだ。
    今はまだまだ黎明期であって、これからもっともっと盛り上がってくれることを拙者は期待している。
    次は2夜連続開催になって、さらに先には徹夜踊りまでいってほしい。

    拙者の方は全然進化してなくて、踊りはうろ覚えやし、体調不良もあいまって、汗製造機みたいな状態だった。途中で口の中が荒れるのに気づいた。朝に味噌汁とゼリーを食べただけで摂取カロリーも少なかった。踊って1658kcalを消費して、5kgくらい痩せてしまったのではなかろうか。

    来年は行けない可能性だってあるからなぁ、明日死ぬかもしれんし。
    だからこそ後悔せぬように、踊り尽くさねばならない。
    石黒わらじろうも参加していたことを歴史に刻んでおいてくれたまえ。
    参加できた状況に感謝しながら、びしょびしょの浴衣を洗濯して、干して、畳んで、今年の高島おどりはこれにて終了。
    楽しかった。みんな楽しそうだった。参加できて良かった♪

    以上

  • 花背のことは話せばわかる(2)狩猟と養鶏

    花背のことは話せばわかる(2)狩猟と養鶏

    この記事は、花背のことは話せばわかる(1)林業女子と自然観察の続きである。
    知人に誘われて、京都市北部の山間部に行った拙者は、色んな人と出会い、新たな発見に心をときめかせた。

    罠の見学

    最初のやまとそらのおうちに戻り、スイカを頂いた後、狩猟の方から猟場を見学してみるか? とお誘い頂いた。
    これは拙者が先月狩猟免許の試験を受けたと言い、でも何も知らないとも言ったからである。
    しかし、この後雨が降り始め、めんどくさいことになるのである……。
    レインコートを持ってきたとはいえ、雨の山道をバイクで走るのはかなりめんどくさい。靴もランニングシューズで来てしまっていたから。

    シャアシャア降る雨に濡れ、なんとか知人と一緒に車を追い、狩猟の基地になる予定の場所を教えてもらった。
    ジビエとして販売ができるように、解体所を整備しているとのこと。またすぐ近くに販売できるお店も建てているところだった。
    山間部でもこういった新しい動きがあるのは良いことである。

    次に猟場を案内してもらった。
    雨の中、草ボーボーの獣道を分け入る。
    今は猟期じゃないので大型の箱罠とくくり罠を仕掛ける予定の場所を見るだけだったが、養蜂をされている様子や、熊よけに大声を出すべきだと教わった。
    拙者は「ほいほーい」と大声を出すと、狩猟の方は「その意気だ」と喜ばれていた。
    しかし、獣道は雨でぬかるんでいたし、草は背丈を超えて生い茂っているし、ルンルンとお散歩気分というわけにはいかない。
    そして、流血の原因もここにあるのだ。

    狩猟の方から猟期になったら連絡をいただける事になり、その場では別れた。
    狩猟試験を受けたすぐのタイミングで、こういう方に出会えたのは幸運だ。

    さて、靴がぐしょぐしょだし帰ろうかな、と思いきや、知人は他にも寄るべき場所があるよ、と言った。

    養鶏の候補地

    またバイクを走らせる。小雨になってきた。
    たどり着いた場所は、再生中の古民家。
    古い家ならではの暗がりを遠慮がちに覗いてみると、床板が取り除かれ、多くが土間になっている。周りはブルーシートで覆われている。おくどさんや囲炉裏だけが真ん中に陣取っている。なにやら面白いことをされているようだ。
    聞くところによると、知人の友人が古民家を再生し、宿泊施設かカフェにするとのこと。
    夢があって良いなぁと思った。

    そんなことを思いつつ、軒先に座らせてもらったところ……、問題が発覚。
    拙者の足から血が流れている。
    よく見てみると、ヒルだ。
    今まさに、腹をふくらませたヒルがスネについている。2匹も。
    ライターをかりて、火で炙って、地面に落として踏みつけた。
    ヒルにやられると血がダラダラ流れる。なかなか止血しない。
    さきほどの猟場でつかれたようだ。
    我が首にもうごめいていたし、実に気持ち悪い。
    潤いが豊富な山中であるが、その分厄介なやつも多い。
    自衛せねばな、と思った。
    ランニングシューズで山に入るのはちょっと山を舐めていた。

    さて、この古民家再生中の人だが、どうも資産家のようで、色々な高い車をコレクションし維持されているらしい。また古民家の近くに広い土地を買い、キャンプ場にしたり、ブドウ系の果実を栽培したりと動かれているとのことだった。
    拙者が養鶏をしたいことが知人の仲介で伝わると、その農園で果樹を栽培しながらニワトリも飼えば良いのではないか? と盛り上がった。
    そして、その土地を見に行くことになった。

    軽トラで行くのだが、乗車するのは3人なので、1人は荷台に乗らねばならぬ(私有地なので法律的にはたぶん大丈夫)。そして、荷台に乗るべきは拙者である。
    座って乗るより、ジェットスキーみたいに立って乗ったほうが良いとのアドバイスに従い、そうした。
    軽トラはガッタガタの道、もちろん舗装されてないジャリジャリの登り坂を上がるものだから、めちゃめちゃ揺れて、まるで遊園地のアトラクション。
    昔、ディズニーシーでインディ・ジョーンズのアトラクションに乗ったことがあるが、それを思い出した。リアルな木の枝が襲いかかってくるのでしゃがんでよけた。横転するのではないかと恐怖に震えた。

    たどり着いたのは、山肌をならした原野が動物よけの柵で囲われている、そんな場所。
    なかなかワイルドで開拓者精神が沸いてくる。
    養鶏もしたいし、キャンプ場整備もしたいと思うところ。
    花背への移住をリアルに考えるようになった。

    まとめ

    ちゃんと鞍馬経由で帰ったものの、やはり2時間くらいはかかるようで、改めて遠いな、と思った。
    シャワーを浴びようと服を脱ぐと、腹部にも流血の後があった。
    ヒルへの憎しみが増した。

    そんな風に良いことばかりではなかったが、知人に誘われ軽い動機で花背に行ってみたが、思いのほか良い出会いがあり、かなり濃厚な日を過ごすことができた。
    拙者のやりたいことを知って、色々と連れ回してくれた知人には大感謝である。

    こういう人間関係を大切にしたいよね。
    とりあえず、また火曜日、花背に遊びに行ってみるよ。

    以上。

  • 花背のことは話せばわかる(1)林業女子と自然観察

    花背のことは話せばわかる(1)林業女子と自然観察

    拙者がたしか中学生だった時に、学校のカリキュラムで花背 山の家という林間学校的な施設に一泊した。
    その合宿のことはほとんど記憶になく、どの女の子に想いを寄せていたとか、何を食べたとか、焼き板をしたか、キャンプファイヤーはあったかなど何も思い出せない。
    ただ、1つだけ憶えている。
    友達がクイズというか、なぞなぞを出してきた。

    友「山の家に捕まりました。何と言ったでしょう?」
    僕たち「???」
    友「正解は、放せー(花背)」

    たったこれだけで、花背は一生忘れない場所になった。
    そんな場所に中学生ぶりに行ってきたのだ。

    知人からお誘いいただいた、花背で行われる謎のイベントに。
    案内文をスクショしただけの画像で、雑な誘い方だった。
    何が行われるのか不明だったが、拙者は暇なので誘いを断らない。
    いざ行ってみると、恐怖もあったし、面白みもあったし、流血もあったが、色々とお世話になったので、拙者らしく記事にしておこうと思う。

    行き方

    花背は遠い。道が険しい。拙者が住んでいるのと同じ京都市なのに、滋賀県高島市に行くほうがスムーズなのではないかと思われるほどだ。
    地図はこんな感じだ。

    車で1時間半ほどと書いてあるがそんなので行けるのか? 距離はフルマラソンくらいだ。
    田舎というか、山間部であり。ヘアピンカーブをニョロニョロ越えて行かねばならぬ。
    ちなみにGoogleマップでは大原を経たルートを示してくるが、地元に人に聞くと、鞍馬からのルートのほうがスムーズだと聞いた。
    どおりで厳しかったわけだ。
    大原まではよく知っているが、そこからの道が険しくて、どんどん山道を上ったかと思うと霧が出てきて、もののけ姫のテーマソングが似合いすぎる景色の中をバイクで走って恐怖に震えた。戻ってこれない世界に行きそうになった。

    お弁当

    10時頃に家を出て、恐る恐るバイクを走らせたので2時間ほどかかり、12時前に目的地に到着。
    イベントの開始は午後1時。昼食は現地で適当に済まそうと思って出かけたが、花背は流石の山間部でコンビニとか皆無。
    昼食くらい抜いてもいいよ、と思っていたが、目的地のやまとそらのおうち(旧JA花背)に着いてみると、火曜日だけお弁当の販売があるとのことだ。ラッキー!

    美味かった。
    次の火曜日もぜひ行きたいと思った。
    ライダーやサイクリストは火曜日を狙って行ってはどうか?

    林業女子会の女性

    お弁当を食べている間、企画の主催者である林業女子会の女性とお喋りして、色々と花背エリアの情報を知れた。
    今回の企画は花背の写真展がメインで、サブイベントとしてトークイベントや自然観察会が実施されているようだ。その自然観察会に拙者たちは来たのだ。
    拙者は広河原の松上げや盆踊りに興味があると伝えると、花背の松上げがあったことや、今週末に広河原で行われると教えてもらった。
    この女性は、花背エリアの生活を紹介する小冊子を発行されており、それを頂いた。
    山間部のまちづくり活動・地域おこし活動をされている方、というのが分かりやすい表現だろうか。
    オオハンゴンソウという特定外来種の駆除の話や、狩猟の話なども聞かせてもらい、充実のランチタイムになった。

    30分ほど時間が空いたので、周辺をジョギングし、桂川の上流である上桂川(もしくは大堰川)に足を浸してみた。暑いながらも良い空気を吸えた。

    自然観察会

    定時になり知人とも合流できた。
    ここから目当てのイベントである自然観察会がスタートする。
    右も左も分からぬままリーダーさんの言いなりになり、バイクで少し場所を移動し、旧道沿いに停める。
    集まったのはたしか13人で、ほとんどがじいちゃんばあちゃんと呼ぶべき年齢で、数人だけ若い世代が混ざっている感じ。
    自己紹介が始まったが、12人もの名前を覚えられるはずもなく、拙者には紹介すべき自己もない。なんだか分からないまま来てしまった、ただの男である。
    自然観察会という名の通り、周辺の植物に目をやっては、これは〇〇だ、これは△△だ、毒がある、食べれる、などと教えてもらえる。名前の由来や特徴などよく知っておられる。メモを取りながら聞いたなら、とても勉強になったに違いない。

    後々理解したところでは、こちらの会は、NPO 自然観察指導員京都連絡会の方々であるそうで、定期的に山野に出かけてはハイキングがてら自然を観察したり、子どもたちに教えたりしているそうだ。
    また、林業女子会の女性の呼びかけで、花背でも植生調査をしているそうである。

    皆様、ご高齢になっても向学心が高く、また運動にもなっているので、良い会だなぁと思った。

    この会の参加者の中に、花背で狩猟をしている方がおられ、次の章につながるのである。

    罠の見学

    最初のやまとそらのおうちに戻り、スイカを頂いた後、狩猟の方から猟場を見学してみるか? とお誘い頂いた。
    これは拙者が先月狩猟免許を受けたと言い、でも何も知らないとも言ったからである。
    しかし、この後雨が降り始め、めんどくさいことになるのである……


    ちょっと長くなってきたので、続きものにするよ。
    また次回。

    To be continued…