カテゴリー: 京都で交流ダンス

  • 踊るピクニックにおける自分の課題ダンス

    踊るピクニックにおける自分の課題ダンス

    踊るピクニックを企画した。
    せっかくの機会なので、自分なりにリクエスト曲を考えて、踊る練習をしておこうかな、と思った。

    「鴨川 Free dance picnic」というのをやる。
    5月13日なので、あと20日を数えるくらい。
    この会での拙者の役割は、率先して踊る、というのに尽きるよな。
    この企画に不可欠なのは、人目を憚らず唐突に踊りだす人の存在、である。
    そもそも、そういう人がほとんどいないからこの企画が成り立つのだ。

    拙者は盆踊りとフォークダンスとサルサダンスをちょっとだけ知っているのだが、盆踊りとフォークダンスは大人数向けだし、サルサダンスはペアの女性が必要。
    誰かが参加してくれたら上記のジャンルで盛り上げられるのだが、誰も来ないとチーン、という状況になる可能性がある。
    なのでソロで踊れるダンスを練習しておくべき局面かも。

    この企画はどんな曲でもフリーに踊ればいいのだが、踊る曲、というのを決めておけば、当日が楽しみになるに違いないし、日々にも張り合いが出る。
    マラソン大会にエントリーしたら練習にも張り合いが出るし、練習した分だけ大会当日も楽しめるのと同じこと。
    人生を楽しむコツみたいなもんだな。

    では、踊りたい曲リスト、いきます。

    エジソン by 水曜日のカンパネラ

    踊るエジソン、自尊心。
    という謎の歌詞が頭から離れない。
    歌詞にも出てくるように、ハウスミュージック、正確にはテックハウスというジャンルの曲。
    ダンスにもハウスがあるので、ハウスの基本ステップを覚えれば良いのかな。
    ちなみにMVの足の動きは別のダンサー。

    ナートゥ

    話題になっているインド映画RRRのダンスシーン。
    楽しい。
    体力勝負みたいなシーンが面白い。
    これで盆踊りをしたらどんな風になるのかと妄想している。

    Tokimeki by Vaundy

    曲自体は2021年にリリースされているが、最近になって新しいMVが公開された。
    これがオズの魔法使いを模していて、めっちゃいい。
    ダンスバトルもテーマになっていて踊りたくなる。ダ、ダダダダ、ダンス tonight 。
    ちなみに、西の魔女がこんまりさんに見えるのは拙者だけだろうか?

    都落ち by ヨルシカ

    謎の和風テイストが気持ちいい。
    MVみたいに浴衣で自由に踊って映えそうな曲。
    音楽も歌詞も味わい深い。
    京都で踊るにはピッタリだと思う。

    上記の4曲をソロでも形になるようにしたいと、とりあえずは妄想した。
    20日ほどしかない、いや、1曲5日は使えるってことか。
    踊る日々を過ごしてみる。
    いうても、4曲じゃ全然足りないけどなー。

    以上。

  • 【募】鴨川 Free dance picnic (2023.5.13)

    【募】鴨川 Free dance picnic (2023.5.13)

    とにかく好きな曲を聴く。心にトクンと響くものがある。
    その響きを育てて体を動かすと、ダンスになる。
    さらにダンスを屋内に閉じ込めないで野外に放り出すと、めちゃめちゃ気持ち良くなって、たぶん世界の中心にいるように思うんだろうな。
    君も世界の中心に来てみるかい?

    Free dance picnic という企画をすることにした。
    青空の下、緑に囲まれ、風が通り抜ける中、音楽を流して、踊る。
    曲目はリクエストにお答えするし、スマホの中に楽曲を入れといてくれれば、ブルートゥースで流せるようにしとく。
    踊ってもいいし、踊らなくてもいい。
    好きな曲をリクエストしたらいい。
    盆踊りやフォークダンスなら少しは教えられる。サルサもほんの少しだけなら。

    ピクニックの名を冠している通り、レジャーシートを敷いて、サンドイッチを食べよう。
    レジャーシートを円形に配置して、中心がダンススペースにできたらいいなぁと思っている。
    囲めるくらい人が来たらね。

    散歩がてら踊りに来てほしい。
    ソーシャルダンス、フラダンス、ボリウッドダンス、カポエイラ、サンバ、ルンバ、ズンバ、コンテンポラリー、バレエ、ストリート、ロッキン、ブレイキン、ハウス、タップダンス、アイリッシュダンス、K-pop、神楽などなど、各ジャンルが見れたらめっちゃ楽しいなぁ。

    ダンサーが集まらないときの保険としては、江州音頭の練習をしたり、好きな曲に振り付けをして新しいダンスを作ろうと思う。
    こういう余裕も持たせてある。

    その場所に行くと、誰かがいて、音楽が流れていて、誰かが踊っている。
    自分の好きな曲も聴けるし、誰かがその曲で踊るかもしれない。
    そういう偶発性頼りの企画。

    募集要項

    [日時]2023年5月13日(土)10:30~14:30
    [場所]鴨川河川敷、丸太町から出町柳の間(地図参照)
    [会費]お賽銭方式
    [持ち物]レジャーシート、食べ物、飲み物、おやつ、パラソルとかあるといいかも
    [雨天]小雨決行
    [参加連絡]メール等で
    [※]ゴミ等は各自でお持ち帰り下さい

    結局何がやりたいかと言うと、
    人に見せる踊りをしたいわけじゃない、かといって部屋の中で踊っているのもつまらない、ダンス教室に通うほど好きなジャンルがない。
    そういう人のダンス会ってことでいかがでしょう。

    世界の中心で「ヒヤッホー」と叫びます、踊りながら。

    以上。

  • 盆踊りプロデューサーの入り口に立った

    盆踊りプロデューサーの入り口に立った

    新たな盆踊りキャリアを積もうと思う。
    某ショッピングセンターの盆踊り会を任せてもらえそうだ。
    経験値を得て、盆踊り王に俺はなる。

    野外で過ごしやすい気候になったので、盆踊りが活発な地域ではニョキッと開催情報が出てきている。
    今日なんて、青い空が青く晴れわたっていたもんな。踊り日和だった。
    そんな中、拙者は某ショッピングセンターに向かった。
    職員さんと打ち合わせがあったからだ。

    行動しておくと新たな機会が舞い込むようで、「盆踊りを仕切れる人いない?」という質問に、友人が拙者の名前を上げてくれたらしい。
    コロナ禍で盆踊り会が全滅していた2年前のサイレント盆踊りが今になって効いてくる。
    少人数ではあったが、やるとやらないとでは大違い。
    拙者は京都で最も楽しい盆踊り会をプロデュースできるぞ。まだやったことないけどね。

    某ショッピングセンターは集客が伸び悩み、苦戦中らしい。
    それゆえ、大事な売り場スペースを住民交流のスペースとして活用しようという施策のようだ。
    フォークソング、演歌などのショーステージやフリーマーケットなど、地域の人が主役になれる会を精力的に実施されているよう。
    その流れで、友人のプロデュースする発表会が行われ、盆踊りができないかと相談されたらしい。

    拙者はただの盆踊り愛好家だったが、コロナ禍で盆踊りが全滅したのでしょうがなくサイレント盆踊りを企画した。
    かなりアグレッシブなことをやって自信がついた。大文字の日に雷雨の中で踊ったこと、円山公園で女子高生と踊ったこと、これらができるのなら、不可能な会など何もない。
    今年は一般向けの盆踊り会を仕切らせてくれ、と思っていた。
    ちょうど良い話が舞い込んだ。

    職員さんと話をする。
    広さはちょうどいいし、PAシステムもちょうど使って良い物があった。
    駅からも遠くはないし、駐車場もあるし、店舗でビールも買えるし、人が集まるには良い。
    個人的には野外の盆踊りが好きで、蛍光灯の下では踊りたくないけれど、室内な分、音や掛け声が響いて良いかもしれん。
    ショッピングセンターで盛り上がりの実績が作れたら、他の店舗での道も切り開かれるもんな。

    踊りレクチャー付きでやろうかな。
    マイク持ちたいしなぁ(笑)
    師匠っぽく振る舞ってやるぞ。
    したり顔で「正しさより楽しさ」「祈りと求愛」と語ってやろう。

    懸念点は、他の強力な盆踊り会とぶつかったら困る。
    絶対に行きたい会があるからなぁ。

    とにかく、5人はこなれた踊り子が必要なので、どうぞよろしくお願いします。
    事前にリクエストしてもらえたら、その踊りをやるという柔軟性もある。

    あとは、生音頭を披露するという豪胆さも見せてやろうかな。
    マイム・マイムもやりたい。

    楽しみです。
    以上。

  • Free dance picnic みたいなことがしたい

    Free dance picnic みたいなことがしたい

    ダンスがしたい。2週間に1回はしたい。
    コロナ前までは踊れる環境があったのだが、環境が変わってしまって、馴染みの場所がなくなった。
    フォークダンスとサルサダンスと盆踊りが拙者の生息地で、以前はこれらを行ったり来たりして週1で踊っていた。
    現時点でも調べたら何らかの環境はあると思うのだが、もはやダンスって調べてまでやるものなのか? と疑問が湧く。
    自分の体と音楽さえあればできるはずだし、こないだ鴨川の河川敷でコンテンポラリーダンスの女の子たちがやってたみたいに、勝手に踊ればいいだけなんだよなぁ。
    そもそも、大文字の日に盆踊りをやったり、祇園周辺を踊り逃げするレベルなので、もっとやりたいようにやったらいいはずなのだ。

    どんな風に踊るのがいいかなぁと考えて、Free dance picnic というものを思い描いている。
    広々とした広場に、レジャーシートを敷くのだけど、それは円を囲むようにする。こうして真ん中がステージになる。
    DJというか音響担当がいて、踊りたい曲のリクエストを聞いて、その曲を流す。
    そしてリクエストをした人や、踊りたい人が勝手に踊る。
    シンプルなシステム。

    リクエストを聞くというところに、DJパーティーや野外フェスとの違いがある。

    この会に、色んなジャンルのダンサーが集まればめちゃめちゃ楽しくなりそう。
    そもそもダンサー人口の少ないレアダンスっていっぱいあると思うしね。
    順番にダンスを披露していけば、ずっと楽しいと思う。
    あのジャンルのダンスいいなぁ、とか、あのステップいいなぁ、とか学びもある。
    通りすがりの人が、何かを踊ってさくっと去るみたいなのもいいなぁ。

    ステージとかは必要ないと思うんだよなぁ。
    踊りたい人はいつでも踊っていい仕組み。
    他ジャンルのカオスなダンスパーティー。

    と、そんな会があるとして、拙者は何をリクエストして、何を踊るだろうか?

    マイム・マイム
    ウィ・ウィル・ロック・ユー
    ドンパン節
    デスパシート
    水カンのエジソン

    これらが鳴ると踊りたくなる。

    一般的には、パプリカ、星野源の恋、恋するフォーチュンクッキーなどは踊れる人、めっちゃ多いよな。

    さて、皆さまは何をリクエストして、何を踊ります?

    いつか開催するので、それまでに考えといて。

    以上。


  • 幻のようだった大文字サイレント盆踊りのこと

    幻のようだった大文字サイレント盆踊りのこと

    夏の出来事を3ヶ月も経ってから記すのは、フレッシュじゃなくなって、賞味期限切れな感じがするけれど、これはしょうがない。
    あの出来事を文章にすると、思い出が小さくなる気がしてビビっていたのだ。
    映画のような現実だった。
    拙者の拙い表現力では間に合わない、2022年の大文字サイレント盆踊り。

    しかし、来年も実施するために意を決して筆を執る。

    経緯

    「たとえコロナ禍でも、盆踊りはできるはず!」とサイレント盆踊りをやってみたのは2021年、すなわち去年である。
    京都の盆踊りは全滅していたが、拙者はその状況に違和感を持っていて、野外で踊るのは感染リスクが低いし、健康のためにも良い、ディスタンスも保てる。盆踊りは娯楽の一面もあるが、先祖供養でもあるので、行政の都合で中止にして良いものか、などとイライラしていた。
    できる範囲でやるべき、と考え、サイレント盆踊りを計画・準備した。
    踊り手は各自のイヤホンから聞こえる音に合わせて踊る。周りの人には何も聞こえない。

    こうして実施してみた第1回大文字サイレント盆踊り。
    4人という小規模ながら、他の誰にも踊れない場所で踊れた達成感が残った。思い出も友情も育まれた。どこででも踊れる方法を学んだ。

    それから1年。今年はぼつぼつと盆踊りが復活していたけれど、大文字サイレント盆踊りは伝統行事になる可能性を秘めている。そしてあの感動を再び味わいたい。第2回をやることに決めた。

    我々を待ち受ける場所

    2022年8月16日(火)18:30
    拙者はお手製の持ち運び櫓と共に、出町柳駅に降り立つ。
    まだ空は明るくて、人々は大文字目当てに集まり始めているが、交通規制の赤色コーンはまだ積まれているだけだった。

    メンバー2人と合流し、協力しあって櫓を彼の地へと運ぶ。

    持つ場所が変だと重い

    出町デルタの入り口付近には場所取りの人が留まりつつあるが、先端部分はすっぽりと空いていて、まるで我々を待ち構えているようだ。
    踊って欲しがっている場所、という表現がピッタリだ。

    設置し、着替えた後、音出し実験も兼ねて、先行隊で踊ってみる。
    1年ぶりの場所。
    突然踊りだした1団に「何事か?」と、視線を向ける人も多いが、そのままほっておいてくれる。
    ちょうど西河岸の人々がオーディエンスのようになって気持ち良い。

    見事に踊りスペースが空いている

    たぶん我々は選ばれし者たちで、霊界からの司令で踊っているのだ。
    知らんけど。
    というのが、視線を浴びる拙者の気持ち。

    みんなで踊る

    徐々に周囲が暗くなってきて、定刻の19時になって、仲間が集まってくる。踊りのメンバーは相変わらず小規模。創設メンバーの1人は濃厚接触者になってキャンセル。それでも6人が集まった。

    また、メンバーの1人が工夫をこらし、小さな灯りを周囲に置いて、「飛び入り歓迎」などのPOPも作ってくれたので、ノリの良い外人グループが一緒に踊ってくれた。カメラもよく向けられた。
    拙者は「輪が広がれば良いなぁ」とお手本になれるよう懸命に踊った。

    サイリウムが仲間の証

    あたりから明るさが消えてゆき、周囲の人からの視線が気にならなくなってくると、遠雷が騒ぎ始める。
    踊りに合わせ、夜空が光り、ゴロゴロと鳴り響く。
    「通り過ぎてくれたらいいな」と思いつつも、我々の踊りで稲妻を呼んでいるようにも感じ、効果音とスポットライトのようで、雷の下で踊るのも悪くはなかった。

    https://twitter.com/wishigrow/status/1559558625794084865

    だがしかし、急激に、猛烈な大雨に襲われる。

    ゲリラ雷雨

    順調にいけば、踊りの輪が広がっていたかもしれない。
    たしか10人くらいにはなっていたはずだ。
    だが、突然の雨に打たれ、踊りどころではなくなった。
    まず我々は、櫓を守った。音響のシステムが入っているからだ。
    雨が強い。横殴りの雨だ。
    誰かが傘をかざし、誰かがシートで覆い、拙者はゴミ袋を被せ、それが飛ばないようにガムテープで貼り付けた。
    大文字観賞の場所取りをしていた人々は蜘蛛の子を散らすようにいなくなったが、仲間は櫓を囲むように残った。
    拙者は嬉しかった。
    みんなが必死になって櫓を守ってくれることが。
    拙者の作った持ち運び櫓を、身が濡れるのを犠牲にしてまで守ってくれている。
    記憶が刻まれるのはこういう時だ。
    何かが宿る時とはこういう時だ。
    この櫓は御神体なんだな、と思った。

    雨の中で

    御神体がビニールに覆われてからは、拙者ともう一人を残し、仲間はどこかに避難した。
    拙者らはその場を離れるわけにもいかず、どっちにしろずぶ濡れなので、盆踊りを続けることにした。
    雨の中で踊る。
    なりふりは構わない。
    どうせ夏の夜だ、風邪など引かぬ。
    こうして踊りが神がかっていくのだ。

    そのうち小ぶりになり、仲間たちも戻ってきて、飛び入りの人も来て、20時の少し前まで踊った。
    雨のせいでプレイリストの操作ができなくなって、するとなぜだかあいみょんのマリーゴールドが流れたのだが、それもそのまま踊った。

    楽しんだもん勝ち

    手ぬぐいはビショビショで、浴衣から雫が滴り落ちてくるのだが、体は温まっている。
    心もだ。

    大文字酒

    20時をそこそこ過ぎた頃、大文字が点火され、みんなでそれを見つめた。
    山に浮かぶ「大」の文字。
    周囲の人達のテンションがふわっと上がる。

    みんな大文字に夢中

    それを見ながら日本酒を飲む。
    仲間の1人が黒い器を用意してくれた。
    酒に「大」の字を映して飲んだ。
    旨い酒だ。

    我々も盛り上がり、周囲もなんだか楽しげで、「大」の字を共有している安心感があった夜。
    そういうのを忘れたくない。

    送り火アフター

    送り火も観衆も落ち着いてきた頃に、ふたたび音頭を流し、盆踊りを踊った。飛び入りの人も櫓を囲んだ。
    おそらく、周囲の人を巻き込むためには送り火アフターの方が都合が良いのだと思う。
    ただし、この時はまた雨の心配があって、控えめにしておいた。

    我々の櫓は岬に立つ灯台のようで、名所のようになっていた。
    後日、TwitterやInstagramで発見した。
    きっとお精霊さんにとっても良い目印になったことだろう。

    「なんか幻のようやったね」とみんなで話して、「またやろうね」と別れ、それぞれの寝床へと帰った。


    こんな風に「楽しい」では言い表せられないドラマがあって、人々からの注目や、楽しげな外人さんや、雷鳴や、豪雨や、大の炎や、それを見つめる君の瞳や、酒の旨さや、灯台や、頼りになる仲間たちに、また来年も出会えるかな。
    きっとまたやろう。

    2023年8月16日、またよろしく。
    ずっとずっと、続くといいな。

  • 文化の日に京都をザワっとさせた踊り集団について

    文化の日に京都をザワっとさせた踊り集団について

    「踊ることに何の意味があるのか?」
    と、問われると一旦は答えに窮してしまう。
    「別に意味なんてないよ」
    と、拙者は開き直るであろう。
    今から記すのは、意味のないことに全力を尽くした記録だ。

    経緯を説明すると長くなるので、いきなり本編から入ります。
    2022年11月3日(木・祝)、「ニセ祇園祭」と題し、京都祇園周辺での盆踊り行脚を実施した。
    祇園四条駅から円山公園に至る各所で、盆踊りして、迷惑がられる前に逃げようという企画だ。
    なぜこんな企画が実施されるのか、拙者にも分からない。
    答えはきっと風の中、あるいは土の中だ。


    この記事を書くに当たっては、前段たる持ち運び式櫓制作や大文字サイレント盆踊りについて説明せねばならぬのだが、それは謎のままで進めます。

    巳の刻(10時)祇園四条駅集合。

    持ち運び式櫓、二の型に組む

    精鋭たる5名が集結。
    新たな取組には少数精鋭が良い。

    最初の踊り地点、まずは肩慣らし

    この地点で踊ったのは、あいみょんのマリーゴールド盆踊り。
    諸事情あって、拙者が振り付けした。我ながらよく出来てる。
    踊り方はいつか公開したい。

    ベンチで佇んでいた若者たち、テラス席の女性たち、ザワっとさせてゴメン。

    祇園新町では、ちょっと空気が違った

    写真スポットとして人気の祇園新町で踊ってみた。和風結婚式をされてる人々の空気を乱してしまった。
    人に話しかけられたり、タクシーが来たりで踊りきれませんでした。
    逃げるように去った。

    徐々に体を温めていく。集中力が高まる!

    良いスペースがあれば踊る。
    我々に必要なのは、広々とした歩道。
    場所を変えて踊ると、いつもより音頭が長く感じる。時空が伸びている。

    知恩院の前、京都三大山門の1つ

    拙者は気づきました。どうやらこの世界には踊って欲しがっている場所がある。
    この知恩院の前は、まさにそのスペースで、飛べそうなくらい気持ちよく踊れた。
    映えてる。大きな山門も、なだらかな下り坂も、青空も、全部が祝福を運んでくれる。

    円山公園

    今回のメインの場所は円山公園。
    言うなれば、この地で踊りたかったのだ。
    持ち運び櫓は御神体となり、その真の姿を発揮する。
    東山の美しさ、枝垂れ桜の老木、足を止める人々、見たかった風景がここにある。

    拙者が20代の頃、ギリヤーク尼ヶ崎さまがこの地で踊っているのを拝見したことがある。
    氏に習い拙者も踊りました。池には飛び込みませんけど。

    修学旅行と思われる女子高生も参加

    女子高生が参戦してくれた。
    TikTok映えするな、と思った。
    思い出に残れ! そして、踊り続けよ! 君たちはセンスがあるぞ!
    彼女らの修学旅行記に、脇役として登場するんだな我々が。物語の交錯点だ。

    子連れの外人さんに声をかけられる

    ずっと踊りを見てくれていた外人さんに声をかけられた。
    DJをしているらしく、音頭に興味を持ってもらえた。
    「今の音源は何なのか?」と。
    どこかのクラブイベントで江州音頭が鳴るかもしれない。

    集合写真

    もっとパフォーマンス力を高めた方が良いのか、
    あるいは、もっと参加しやすいように配慮したほうが良いのか、
    分からん。
    拙者は阿呆だから、分からん。
    阿呆がとるべき戦術は、総当たり攻撃しかない。
    今後も色々やってみます。

    鴨川ホルモー、名作です。

    浴衣で四条通を横切るなら、これをやりたかった。

    花見小路を横切る

    文化とは何なのか?
    そう思いながら、文化を背負っていた。

    南座の西側

    そろそろ、クライマックスだ。
    四条川端の交差点。

    文化を担いで、交差点を渡る

    これが京都だ。
    変な奴らを溶け込ましてくれる街だ。

    文化を差し上げ

    土地には土地の意思が存在する。
    それに従い、動いただけだ。
    我々が変なのではない、これは歌舞伎発祥の地の意思なのだ。

    四条大橋近くで踊る

    行きて帰りし物語。
    スタート地点付近に戻り、最後の総まとめとして踊る。
    これにて千秋楽。

    踊りの仲間、カメラを向けてくれた皆さま、温かい目で見守ってくれた皆さま、静観してくれた皆さま、どうもありがとう!
    楽しかった、オモシロかった、エキサイティングだった。


    出雲阿国像前にて

    出雲阿国が踊ったことが歌舞伎になったと聞いている。
    また、かぶき者とは常識を逸脱した行動に走る者たちのことを言うらしい。
    その意思、追うぞ、我々は。

    踊ることに意味はないのだろうか?
    意味がないならば、総合芸術、アートだな。
    身体表現、民芸、借景、参加型の娯楽、土地の意思、礼拝、非日常体験。
    「無用の用」と老子は曰った。

    人類の人口増加には、拡大期と定常期があるらしく、現代は第3の定常期らしい。
    定常期には宗教や芸術が活発化するそうだ。
    若者は気づいている、金で買ったものでは褒められはせぬことを。
    若者は気づいている、物を買えば買うほど没個性的になることを。

    創れ、歌え、踊れ、表現せよ。
    新たな時代は、もうすぐそこまで来ている。

    我々は歌舞いていくぞ!
    乗り遅れるなよ!

  • [募]ニセ祇園祭、盆踊り逃げ大会(2022.11.3)

    [募]ニセ祇園祭、盆踊り逃げ大会(2022.11.3)

    やりたいことをやるのが、好まれる時代になってまいりました。
    おそらく、インターネットの発展によって様々な価値観が可視化され、オーソドックスなもの、普通なことの基準がなくなっている。
    であるから「自分はこうだ!」と自分で確立せねばならない。

    ところで拙者は踊りたい人である。
    そして踊りたい仲間も周りにいる。
    じゃあ、踊ればいいじゃないか、それが今の時代の正しさだ。
    というわけで、文化の日に踊ることになりました。

    2021年は平安神宮の前でサイレント盆踊りを実施したのです。秋晴れの良い日でした。青空と朱色の楼門、そして謎の盆踊り集団がよく映えた日でした。

    2022の今年も何かやろうと思います。

    京都って変なパフォーマンスをやっても、そこそこ許される土地柄なのです。
    これはおそらく、先人たちが変なことをしでかした歴史の積み重ねだと思います。
    例えば出雲の阿国の変なパフォーマンスがのちの歌舞伎に繋がり、空也上人の踊り念仏がのちの盆踊りにつながった。
    あるいは五山の送り火なんか、ゼロからやり始めようと思ったら猛反発をくらうであろうクレイジーな企画です。
    京都はおおらかで良い。自分に危害が加えられなければ「勝手にやらはったらよろしいんちゃいます~」とスルーしてもらえる。素敵だ。

    そんなわけで、我々の持つサイレント盆踊りの機動力を生かして、街を歩き、踊れる場所で踊って、そして人の迷惑になる前に逃げる(笑)、そんな祭りを実施します。
    祇園四条駅から円山公園あたりをめがけてやるので、「ニセ祇園祭」と題します。

    節分の日の鬼や獅子舞の如く、よく分からないままありがたがられる存在になりたい。そもそも盆踊りの源流は辻説法みたいなものである。
    最悪は選挙運動とか、デモみたいなものだと捉えれば、なんとかなる。

    募集要項

    [やること]移動しながら盆踊りを踊る
    [日時]2022年11月3日(木・祝)10:00~13:00頃
    [集合]祇園四条駅
    [会費]お賽銭制
    [曲目]江州音頭、河内音頭の手踊りとマメカチ、炭坑節、郡上おどりのかわさきと春駒、ウィーウィルロックユー、ドンパン節、ダンシング・ヒーロー、マリーゴールド(予定)
    [服装]自由。恥ずかしい人はお面などを被って。写真や動画などUPしても良いようにして下さい。
    [雨天]中止
    [予約]お問い合せ ←クリックしてメールフォームからご連絡を
    [初心者]盆踊りをやったことない人でも、なんとかなるので大丈夫です。

    まぁ、分かる、分かるよ。こんな企画にときめく人なんて、ごく僅かです。
    普通の人は、全力で逃げるべき企画。
    しかし、ときめいたあなたはクレイジーな気脈が流れているので、絶対に参加したほうが良いです。
    やりたいことやるためには、クレイジーな仲間が必要です。
    今の社会を生きる助けになるでしょう。
    それこそ、宝になります。

    以上です。