やりたいことをやるのが、好まれる時代になってまいりました。
おそらく、インターネットの発展によって様々な価値観が可視化され、オーソドックスなもの、普通なことの基準がなくなっている。
であるから「自分はこうだ!」と自分で確立せねばならない。

ところで拙者は踊りたい人である。
そして踊りたい仲間も周りにいる。
じゃあ、踊ればいいじゃないか、それが今の時代の正しさだ。
というわけで、文化の日に踊ることになりました。

2021年は平安神宮の前でサイレント盆踊りを実施したのです。秋晴れの良い日でした。青空と朱色の楼門、そして謎の盆踊り集団がよく映えた日でした。

2022の今年も何かやろうと思います。

京都って変なパフォーマンスをやっても、そこそこ許される土地柄なのです。
これはおそらく、先人たちが変なことをしでかした歴史の積み重ねだと思います。
例えば出雲の阿国の変なパフォーマンスがのちの歌舞伎に繋がり、空也上人の踊り念仏がのちの盆踊りにつながった。
あるいは五山の送り火なんか、ゼロからやり始めようと思ったら猛反発をくらうであろうクレイジーな企画です。
京都はおおらかで良い。自分に危害が加えられなければ「勝手にやらはったらよろしいんちゃいます~」とスルーしてもらえる。素敵だ。

そんなわけで、我々の持つサイレント盆踊りの機動力を生かして、街を歩き、踊れる場所で踊って、そして人の迷惑になる前に逃げる(笑)、そんな祭りを実施します。
祇園四条駅から円山公園あたりをめがけてやるので、「ニセ祇園祭」と題します。

節分の日の鬼や獅子舞の如く、よく分からないままありがたがられる存在になりたい。そもそも盆踊りの源流は辻説法みたいなものである。
最悪は選挙運動とか、デモみたいなものだと捉えれば、なんとかなる。

募集要項

[やること]移動しながら盆踊りを踊る
[日時]2022年11月3日(木・祝)10:00~13:00頃
[集合]祇園四条駅
[会費]お賽銭制
[曲目]江州音頭、河内音頭の手踊りとマメカチ、炭坑節、郡上おどりのかわさきと春駒、ウィーウィルロックユー、ドンパン節、ダンシング・ヒーロー、マリーゴールド(予定)
[服装]自由。恥ずかしい人はお面などを被って。写真や動画などUPしても良いようにして下さい。
[雨天]中止
[予約]お問い合せ ←クリックしてメールフォームからご連絡を
[初心者]盆踊りをやったことない人でも、なんとかなるので大丈夫です。

まぁ、分かる、分かるよ。こんな企画にときめく人なんて、ごく僅かです。
普通の人は、全力で逃げるべき企画。
しかし、ときめいたあなたはクレイジーな気脈が流れているので、絶対に参加したほうが良いです。
やりたいことやるためには、クレイジーな仲間が必要です。
今の社会を生きる助けになるでしょう。
それこそ、宝になります。

以上です。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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