カテゴリー: 作り方

  • 味噌づくり、失敗と再チャレンジ

    味噌づくり、失敗と再チャレンジ

    売っているものは自分で作るよりも買ったほうが早いし安い。
    賢い人は時間を買うのだ。
    効率よく生きよう。
    失敗を外部化せよ。
    このような主張をする人たちに拙者は傾倒するのだが、実際には正反対の行動をとってしまう。
    悲しき性だ。

    昨年末に初めて味噌づくりに取り組んだ。
    味噌は基本調味料だからスーパーに行けば買える。さすがにコンビニの味噌は却下。だし入りとかは求めていない。無添加であれば大豆は国産じゃなくても良しとする。そういうレベル。
    だからわざわざ手作りしなくても良いのだけれど、母に「ヒネの大豆があるので味噌作らへんか」と言われ、興味が湧いた。
    何事も経験だ。

    とにかくやってみたのだが失敗した。ちゃんと教わらず、ちゃんと調べもしなかった。

    床にぶちまけた図

    おそらく味噌にならないクラッシュ大豆とこうじと塩のブレンド品が、冷蔵庫の横に置いてある。たぶん6kgくらいあるんだろうな。
    もったいないなぁ……。
    味噌づくりを甘く見ていたようだ。

    甘く見るという性質は、良い面もある。
    行動へのハードルが下がる。何でもやってみようと思える。
    悪い面は失敗するというところだ。

    過去にも甘く見て失敗したよなぁ。
    自転車旅行を甘く見てた。意気揚々と旅立ったのに2泊で戻ってきた。
    イベントの幹事を甘く見てた。インターン先の会社で周年記念イベントの幹事に立候補したけれど、グダグダだった。
    去年は足の靭帯を甘く見てた。さっさと医者に行ってギブスしてもらえば良かった。
    まぁ、結婚を甘く見るのはしょうがないよなー。甘く見るからこそ結婚できるのだ(苦笑)

    味噌の失敗の様子を画像付きであからさまにしても良いのだが、今となっては失敗の原因は明白で、大豆の煮方が足りなかった。もっとヤワヤワに煮るべきだった。
    母曰く「親指と小指で潰れるくらい」だそうだ。

    失敗のままでは終わらせられなくて、年初に再チャレンジを挑んだ。
    今度は上手く味噌になってくれそうだ。
    (6ヶ月寝かせるので、まだ結果は出ていない)

    自転車旅行は悔しさとともに北海道まで行ったし、3ヶ月間旅を続けた事もあった。
    イベントの幹事は今やプロ級。
    靭帯は治り、体をもっと動かしたいと思うようになった。
    失敗は成長の糧になっている。
    だから甘く見るのは悪かぁないと思うんだよな。

    今は小説家になることを甘く見てて、
    トライアスロンを甘く見てて、
    盆踊り会の開催を甘く見てて、
    にわとり飼うことを甘く見てるんです。

    ええよ、ええよ、失敗してまえ。
    悔しさとともに、再チャレンジしよし。

    情熱に、情熱に、お値段つけられない。
    keep trying.

    以上。


  • 孵卵器を自作してひよこの誕生を見守りたい(4)【全滅編】

    孵卵器を自作してひよこの誕生を見守りたい(4)【全滅編】

    にわとりの卵の孵化は、恋愛に似ている。
    言うなれば失恋した。
    卵を温めてから21日間が経過したのだが、ひよこは生まれてこなかった。
    これは別れを意味している。
    拙者の何が悪かったのか?
    きっと、愛が足りなかったのだろう。

    10月22日に有精卵を購入し、その当日に自作の孵卵器の中で温めはじめた。
    しかし、難しい点が多くあった。
    温度が安定しない。
    湿度のコントロールも難しい。
    卵が回転しなくなっていた。
    温度が40℃を超えた時があった。
    様々に反省すべきところがある。
    卵の中は見えないし、何のレスポンスも返してくれない。
    無口な彼女みたいだ。
    不満があるなら言ってくれたらいいのに、突然に別れを切り出されるなんて、たまったものではない。
    卵の中身も、女の子の気持ちも、ぜんぜん分からん。

    予定日を過ぎ、もうダメだと判断し、卵を割ってみました。
    有精卵だったのは確実なようで、食用の玉子には見られないものが発生していた。思っていたよりグロテスクではなくて、ジュンサイくらいのグニュっとした何か。
    これすなわち、初期の段階で生育が中止されていたことを意味する。
    おそらく、5・6日の段階でストップ。

    拙者は思いの外がっかりして、一人反省会を実施した。
    何が悪かったんだろう、何が原因だったんだろう、あれかなこれかな、と考えた。
    寝床に入るのが遅くなり、また布団に潜り込んでもすんなりとは眠れなかった。夢を見ては起きて、Twitterのスクロール画面ばかりがまぶたに浮かぶ。
    ああ、もう、病みそうだ。

    くうぅ。これは早期にリベンジが必要だ。
    次はこんな後悔に苛まれたくないぞ。

    反省点

    温度設定が低かったかな?

    温度が高すぎるとダメで、38℃以上が続くと危ないらい。
    低い分には生育が遅くなるが死にはしないとのこと。
    だから、できるだけ低めの設定にしていた。36.5℃~37.3℃くらいで推移していたと思う。
    これは卵には少し寂しい温度だったかもしれん。
    サーモの位置や温度計の位置によって、バラツキがあって難しいのだが、もうちょい強気でも良かったかも。

    転卵が多すぎたかな?

    孵卵は卵を回転させるべきだが、推奨では1時間に1回90°、最低でも6時間に1回90°とのこと。
    これを自作の転卵機で実装したのだが、どうやら買った部材は間違いだったようだ。

    1時間経ったら15秒回転させる、それをループする、という設定ができなくて、しょうがなく、999秒経ったら10秒回転させる、という設定で運用した。
    999秒というのは、17分弱のペースで転卵していたわけだ。
    情報によっては、多いのは問題ないと書いてあったのだが、改めて調べると1時間に1回以上はやり過ぎのようだ。
    ここに問題があったのかもしれない。

    装置の商品レビューに☆1の低評価つけてやらねばなぁ。

    雑菌のせいかも?

    5・6日で停止するのは、細菌による腐敗の可能性もあるとのこと。
    孵卵器にはアルコールスプレーしたけれど、それでも不潔だったかもしれないし、卵も何かで拭いたほうが良かったかもしれん。

    良かった点

    全滅だったとはいえ、良かった点もある。

    まずは、全てが有精卵であることがわかった。山田農園さんは信頼できる。

    また、自分自身がひよこが孵ることに恐怖心があった。すぐに死んじゃうかもしれないし、オスだったらいずれ処分しないといけない。
    でも、今回の21日間を経て、恐怖心はなくなりました。最後まで「出てこい、出てこい」と望んでいましたから。

    あとは、温度設定や湿度の保ち方なども分かってきたし、検卵による卵が死んでる状態も理解できた。

    上記の通り、学びはありました。

    そもそも1回目で成功しようなんて、おこがましいのですよ。
    3回はチャレンジする心積もりじゃないとね。

    まとめ

    孵卵と恋愛は似ている。
    別れの原因が終わってからなんとなく分かってくること。
    付き合ってる状態で気付ければいいのにね。
    愛が足りなかったのかもしれん。

    恋愛下手な皆さまよ、
    孵卵にチャレンジしてみたまえ、
    何か分かるかも知れないぞ。

    拙者もあと2回はチャレンジしてみる。
    デートのお誘いも3回までなら、撃沈する覚悟はもっている。
    3回目でスパッと諦めますけどね。

    つづく!

  • 孵卵器を自作してひよこの誕生を見守りたい(3)【有精卵編】

    孵卵器を自作してひよこの誕生を見守りたい(3)【有精卵編】

    玉子にこだわる人はそこそこ多い。
    拙者は普通のL玉で良いのです。10個入り198円くらいのやつ。1つ20円ですね。
    こだわる人は、10個入り450円くらいのを買うのではなかろうか、平飼い玉子、1つ45円。
    しかし今回、拙者は6個入り582円の玉子を買いました。
    1つなんと97円! 高っか!
    鼻血出るわ!

    なぜ1つ100円近い玉子を買ったか?
    それはタイトルの通り、ひよこを孵したいから。
    要するに有精卵が欲しかったのです。
    近所には売ってないので、比叡山の麓まで行った。

    有精卵

    スーパーに売っている普通の玉子を温めても、ひよこは孵りません。
    なぜなら無精卵だからです。
    平飼いとか、自然派とか、エサヘのこだわり、とか書いてあっても、無精卵ではひよこは誕生しません。
    必要なのは有精卵です。

    売ってるところ

    この有精卵を売っているスーパーを知っていますか?
    拙者は成城石井で売っているのを見たことがあるけれど、いつどこの店舗で見たのかは忘れてしまった。15年以上前の東京での出来事だったかもしれない。

    2022年10月、京都の四条・三条界隈のスーパーを巡ってみたのですが、有精卵は売ってませんでした。
    これは有精卵を欲しがる人がいないのでしょうか? 栄養価に違いがないことが知れ渡ったのでしょうか? 付加価値が必要ないほどに貧しくなったのでしょうか?
    分かりません。

    あくまでも市場調査みたいなものだったので、がっかりはしていません。
    現代ではネット通販で事足りますからね。
    しかしながら、ネット通販はロットがでかくなる。
    ちなみにamazonの10個入り有精卵は、573円と安いが、送料が840円になっている。1413円だから、1つあたり141円。

    ヤフオクやメルカリなどでも有精卵の取り扱いはありますが、だいたいこれ以上の値段を覚悟せねばならない。

    ここは足で稼ごう。
    グーグルマップで検索しますと、農園の直売所が見つかるので、直接そこに行くのが最も安く手に入る。
    時間はかかるけど、輸送が自分なので安心だ。
    情報は多くないけれど、京都の場合は大原に農園があり、修学院に直売所があるとのこと。

    拙者の住まいから修学院まではバイクで50分ほどなので、ぜんぜん近いほうだ。
    だが、往復1時間40分を卵のためにつかうのは、いわゆるタイパが悪い。ネットで買う方が合理的だと思えてくる。
    行こうか? 行くまいか?
    いつもの出不精を発揮。

    こういう時の合言葉は「阿呆になれ」です。
    孵るか孵らぬかわからぬ卵を手に入れるために、1時間40分つかうのは、馬鹿げているのだが、阿呆なことをやってこそ我が人生。
    こうやって冷笑主義を封じ込める。
    大丈夫、大丈夫。誰も打ちたがらないしょぼい一手を積み上げれば、誰にも歩めなかった人生になるよ。

    こうして時代祭の京都を縦断し、修学院へと向かう。

    山田農園たまご工房

    比叡山

    修学院駅から鷺森神社や比叡山に向かう道沿いに、直売所がある。

    山田農園たまご工房

    ここは有精卵「野たまご」の他、野たまごを使用したプリンやシュークリームなどのスイーツも売っています。
    10時からのオープンで、火曜・水曜が休みだと手元の資料に書いてある。

    欲しかった有精卵が並んでいる。
    拙者は目的の卵1パック6個入りを買いつつ、せっかくここまで来たのだからとシュークリームを買って、どうせならばとプリンも買って、結局お会計は2632円になりました。
    ……ネットで買うより高くついちまったぜ。

    買った有精卵は、バイクの振動が伝わらぬようにリュックの中に入れ、宝が池公園でゆっくりすることもなく、一乗寺のラーメン屋にも寄らず、ひたすら我が家を目指して安全運転で走行しました。
    時代祭のパレードに阻まれ、イラッとしつつ、大事に大事に持ち帰りました。

    お家にて

    シュークリームと頑丈なマグカップ

    シュークリームはサクサクシューで、「うまぁ」となりました。
    マズいシュークリームなんて別になくて、コンビニのやつでも美味しく食べられる拙者ですけど、このシュークリームに特別さを感じました。脳汁がジワっと出る感じのアレ。
    シュークリーム好きな人は食べてみて。

    夕方になってから、有精卵を自作孵卵器の中に入れた。

    自作の孵卵器

    お気づきでしょうか?
    6個買ったけど、孵卵器の中には卵が5個。
    そうです、1つとは一緒に生きることにした。

    有精卵

    この、右上にうっすらある小さくポツンとした丸が核だろうか。
    これが有精卵のしるしかもしれん。

    卵かけご飯

    玉子の味わいを感じるために、卵かけご飯にしました。
    もちろん美味しいです。雑味もないし。
    でも、味とかそういうのじゃなくて、これほど命を感じる玉子を食べたことがなくて、はむはむズリズリと食べながら「一緒に生きていこう。拙者の一部になってくれ」と感謝の念が湧いてきたのでした。
    ひよこが無事に生まれてきてくれたら、ある意味において拙者の兄弟みたいなもんだな。

    以上、
    たいへん苦労して、有精卵を手に入れた話でした。
    ここまでして、ひよこが孵らなかったらショックですよね。
    この日から21日間、温度や湿度を管理しながら、ハラハラドキドキ過ごすのです。

    ひよこは孵るのでしょうか?
    すでに何度か重大なミスを犯しているのですけど……。

    つづく!

  • 孵卵器を自作してひよこの誕生を見守りたい(2)【孵卵器編】

    孵卵器を自作してひよこの誕生を見守りたい(2)【孵卵器編】

    ミニ四駆ってご存知か?
    拙者はミニ四駆ブームの第1世代だった。
    小学生時分に友達と遊んだ経験を、今回はフルに発揮した。
    経験は活きる。

    拙者は卵を孵したいと夢見て、「孵卵器を自作する!」と決意を固めた。
    >>孵卵器を自作してひよこの誕生を見守りたい
    この記事の続きです。

    おさらいすると、にわとりの卵が孵る条件は
    ・温度を37.5℃くらいを保つ
    ・湿度を50%~60%を保つ、後に65%くらいに上げる。
    ・転卵は1時間に1回90°回転させるのが望ましい。(1日4回、6時間に1回でもなんとかなるという情報もある)

    まずは最も難しそうな、転卵装置を作ってみる。
    要件定義は
    ・卵が回ること → モーターでなんとかなるかな?
    ・1時間に1回スイッチが入ること → タイムスイッチみたいな装置が必要。
    以上2点。作れるかな?

    しょぼい設計図。公開するのが恥ずかしい。

    色々、色々、色々、調べると実現できそうな部材を見つけた。

    まずはモーターですが、ミニ四駆みたいに速く回転すると卵が死ぬのでので、低速ギアが必要。

    ジョーシンありがとう。プラモコーナーわくわくします!

    タイムスイッチはamazonに売ってた。

    3V 3.7V 4.5V 5V 6V 7.4V 調整可能なサイクルタイマー制御リレー 時間遅延スイッチモジュール タイミング遅延リレーモジュール モーター 電球 LEDベルト DCモーター 小型ポンプに対応可

    これは3V、すなわち電池で動くのが決め手。

    ついでに他の部材も揃える。

    温めるもの → ひよこ電球とソケット
    一定の温度に保つ → サーモスイッチ
    温度・湿度管理 → 温湿度計

    5000円くらい

    組み立て

    転卵機

    クランクギアセット(最も低速なギア比)を組み立てる。

    ミニ四駆を思い出す。エモい!

    木材で外枠を作る。余っていた木材で作ったのでサイズは適当。

    木工用ボンドとビスで接合。

    回転させるのは、そこらへんに転がってた枝。

    丸くて、比較的真っ直ぐな枝があるぜー!

    ギアの台座をつける。

    センターに。

    回転を伝えるための加工。

    細かい作業

    外枠に穴を開ける。卵のサイズを考え、回転枝に釘を打つ。

    これはM玉、小さめ

    できました。動きましたよ。

    https://twitter.com/wishigrow/status/1583401247985766400

    ゆっくり回る卵に感銘を受ける。
    やればデキル子だ、俺よ!

    タイムスイッチは中華製ゆえマニュアルがついてないので、接続はかなり悩んだ。

    電池を共有したかったのだけれど、わかりませんでした。

    ヒーター

    拙者は電気工事士の資格を持っているので100vの工事が可能ですが、持っていない方は市販品が安全。

    ソケットを配線し、サーモスタットを配線しました。

    これは普通の電球を差してるので、発泡スチロールが光ってる

    極性は関係あるのかな? と赤と黒のビニールテープを貼る。
    装置によって違うから怖い。

    配置

    発泡スチロールは実家にありました。
    (スーパーや市場に行けば、無料でもらえるのではなかろうか)

    熱で発泡スチロールが溶けないために余ってた石膏ボードをはりつける。
    (アルミホイルでも良いかも)

    USBファンなどで空気を循環した方が安定すると思いますが、拙者は手首につける蚊よけベープがあったので、それを入れてみる。

    電球の熱がダイレクトに伝わらないように、曲げた鉄板で遮る。
    なにかの際に一斗缶の蓋を切った残り。

    発泡スチロールの蓋の裏にはアルミホイルを貼ります。

    湿度が足りない場合は、湯呑にキッチンペーパーを折ったものを入れて、加湿する。

    これで上手くいくのだろうか?

    運転

    各電源を入れてみる。
    装置自体はうまくできたものの、温度管理がめちゃめちゃムズい。

    サーモの装置はオンオフ温度を設定できるのだが、何℃にしたら良い?
    そもそも、サーモの温度への信頼感が薄い。
    温湿度計に比べ、温度変化が激しいし、ちょっとした位置の違いによって数値が激変する。

    また、ひよこ電球は100Wのものを買ったのだが、これは出力が大きすぎるかもしれん。
    外気温から+15度を目指すのであれば、100Wが推奨されてはいるが、これは発泡スチロールを使わない場合なのではなかろうか? 閉じられた場所では40Wか60Wで良かったかもしれん。

    不安だ。

    一応、サーモは36.4~36.9の設定が安全と判断した。
    (まだ結果は出ていない。もう少し高いほうがいいかもしれん)
    この際、サーモは転卵機の木枠に触れさせておくこと。

    ここまで来たら失敗を恐れず、とにかく運用してみる。
    有精卵を買ってきて入れる。

    改良

    だがしかし! 実験では上手く回転していた卵が、確認してみると回らなくなっていた。
    パニックになりました。
    た、卵が死ぬ!

    これは、回しているうちにザラザラが取れていくからだと思われる。

    対処しよう。
    回転枝にゴムを巻くことにした。卵1つに付き1ヶ所のゴムがあるとよい。
    また、回転を伝えるためのゴムもあった方が良いと思われる。(やってない)

    イメージ図

    この装置の場合は、回転枝が歪なせいで、回転するうちに卵が片方に移動します。それを遮る場所に輪ゴムを巻くと良い。

    まとめ

    (注意:成功している装置ではありません!)←きっと消す!

    技術的なことばかりで、興味ない人にはつまらん情報でしたかね。
    おそらく制作費は5000円ほどかかっている。
    拙者はクラフトマンなので、技術が向上するのを喜ぶから良いとして、普通の人は市販の孵卵器を買ったほうが合理的です。
    この装置では、卵を割って生まれてくる瞬間を見れないからねぇ。

    ・ギアの組み立ては少年時代を思い出して愉しかった。
    ・タイムスイッチ装置を少し理解できた。
    ・サーモの扱いがわかった。

    経験は活きる。
    この遊びで、また何か面白いことができるかもしれん。

    さて装置はできたが、有精卵の手に入れ方も色々あるようだ。
    次はそれについて書きます。

    つづく!

  • 孵卵器を自作してひよこの誕生を見守りたい

    孵卵器を自作してひよこの誕生を見守りたい

    にわとり飼いたいなー、合理的だなー、と思っていた。
    玉子を生んでくれるし、いざとなればその肉を食べられる。残飯や雑草、虫などを食ってきれいにしてくれる。
    そんな鶏のいる生活を、小屋暮らし時代から夢想していたのだ。

    まずはよくある悪評を払拭しよう。
    「臭い」→これはコンクリートの上で飼うから臭くなる、土の上で飼えばよい。
    「鳴き声がうるさい」→コケッコーと大きく鳴くのはオスだけ。
    「気持ち悪い」→知らん!
    とまぁ、メスであればペット的に飼うのは可能である。

    では飼うとして、どうやって入手するか?
    5つほど考えられる。
    ・孵卵場から買う → 大量購入が必要で、素人には難しい。
    ・養鶏場で分けてもらう → 各養鶏場によるので個別に相談。
    ・ペットショップで買う → 売ってるところはあるらしいが、近所では見つからなかった。
    ・個人間取引 → ジモティーやその他で里親募集が出されることがある。
    ・有精卵を孵す → 一定の条件を満たせば卵からひよこが孵る。

    おそらく、養鶏場で分けてもらう方法が一番確実で安くつくと思います。
    しかし、調べていくうちに、孵卵に興味が湧いてしまった。
    卵がひよこになって、それが鶏になる。あたり前のことだが、神秘的だ。
    ああ、卵を孵してみたい。

    正攻法としては「孵卵器」を購入し、有精卵を温め、21日間管理する。
    ネットを見れば孵卵器は色々と売っている。2000円からある。
    しかし、安いものは品質が安定せぬようで、失敗も多いようだ。8000円くらいから評価が上がってくるみたい。

    しかし、8000円を孵卵器に使うなら、成鶏を買った方が安いじゃないか。あるいは8000円で玉子を何個買えるんだ? 10個が250円としたら320個分に相当する。
    合理性が崩れてしまう。

    じゃあさぁ、孵卵器を自作できないか?
    自分の手作り孵卵器で、卵を孵す。
    鳥たちは自然にやっていることなので、簡単なのではないか?
    いや、1つだけ難しい。

    鶏の孵卵の条件を調べてみると、温度、湿度、転卵の3要件が大事。
    ・温度は37.5くらいを保つ
    ・湿度は50%~60%を保つ、後に65%くらいに上げる。
    ・転卵は1時間に1回90度回転させるのが望ましい。(1日4回、6時間に1回でもなんとかなるという情報もある)
    この3つを自動化する装置が孵卵器ってことだ。

    温度と湿度は簡単そうだ、ヒーターも加湿器も売ってる。
    だが、問題は転卵。卵を回転させる装置は……、何かで代用できるものでもないし……。
    ああ、難しそうだ。やっぱりやめとこう。オスが生まれてきた時のことも考えねばならんし。

    孵卵は諦めよう。
    玉子なんて安いんだから買えばいい。命を扱うなんて重いだろ。ひよこが孵るのはちょっと怖いだろ。死んじゃったらどうするんだ。
    お前には無理だ、お前には無理だ、無理だ、無理だ。
    自己肯定感が低下し、気の抜けた生活を送った。
    張り合いのない日々、酒の量ばかりが増える。一口だけのつもりでワインを買うが一晩で瓶が空になる。

    ふと気がつくと、鶏の飼い方ばかりを検索してしまう。
    一度描いた夢はなかなか払拭できないんだよなぁ。あの夢もこの夢も、行動力を引き出してくれないのに、焦燥感ばかりが募る。
    声が聞こえる。
    「大したリスクじゃないんやから、やってみろよ!」
    そうだそうだ、失敗してもいいじゃないか。
    転卵も手作業でやればいいじゃないか。
    失敗してもいい。とにかく動き出してみよう。

    こうして拙者のチャレンジは始まる。

    つづく!

  • FMトランスミッタキット電子工作に9時間もかかった

    FMトランスミッタキット電子工作に9時間もかかった

    今日は夜にサイレント盆踊りをしてきますので、今のうちにブログを更新しておきます。
    100日連続更新まで、この投稿を含めあと9日です。

    昨日、というのは2021年8月15日です。
    お盆休みなのにも関わらず、コロナでもあるし、豪雨で土砂崩れのため各地で通行止めが起きています。
    こういう時は、どこにも行かないほうが良い。
    というわけで、家で電子工作をすることにしました。

    これは、FMトランスミッタを作れるキットで、サイレント盆踊りのシステムに使えないかと目論んだのです。

    電子工作は中学生くらいからやりたくはあったのですが、手を出さずに40歳を超えてしまった。
    そして、先日苦労しながら1作めを作ったばかりの初心者です。
    >>初めての電子工作はFMミニワイヤレスマイク

    今回はさらに苦労しました。

    写真を見るかぎり、15:00から工作をスタートさせたようです。
    基盤の上に部品をのせてはんだ付けする。
    最初は小さ都市を作っているような気持ちでいました。
    どんな動きをするか分からない部品を間違いのないように並べていくのです。
    この際、背の低い部品からつけていくのが良いという学びがありました。

    はんだ付けもうまくなったし、前回のよりもスペースが広いしやりやすいと感じていました。
    ただし、前回よりも部品が多く、はんだ付けも多くなったのが現状です。

    そして、地味な作業を3時間ほど続けます。
    集中して楽しい気持ちではいました。
    ようやく最後の方に来たところで、私は失敗しました。

    ピンプラグでミスった。カバーをはめ忘れてはんだ付けしてしまった。
    はんだを外したけれど、その穴が塞がってしまってここで大変な苦労に見舞われた。
    穴に詰まったはんだを取り除けないのです。
    最後の方で大失敗。油断しましたね。

    結局は、穴は塞がったままで、その上から無理やりはんだ付けすることになった。

    そして作業開始から4時間ほどが経ち、ようやく完成するのだが、動かないんですよ。
    本来なら、ラジオが何らかの反応を示すはずなのに、動かない。
    大変なストレスに襲われました。

    一旦は諦めようと思ったのですが、どうしても気になって、また向き合ってしまう。
    テスターでこちょこちょやってみる。
    そもそも、何が原因で動かないのか全くわからない。
    初心者なのでバクフィックスのやり方が分からない。
    通電を調べれば良いものでもないようです。そもそも通電しない部品がある。
    抵抗を調べれば良いのか、電圧を調べれば良いのか、電流を調べれば良いのか、何もわからない。
    しかも、集中力が必要な連続作業で脳みそには疲労が溜まっており、判断力も低下するのです。
    そんなわけのわからないことを、24時になる20分前までやり続けました。
    トータルで、9時間も電子工作と向き合ったしまったのです。
    徒労感でいっぱいでした。

    日付が変わってしまう!
    と、思った私は、急いでブログを更新して、シャワーを浴びて、布団に寝転びました。
    集中しすぎていたので、脳が休まらず、読書もしました。
    そしてようやく就寝できたのです。

    次の日。
    もう、電子工作は諦めよう。
    と、思った朝だったのですが、どうしても気になる。
    触ってしまうのです。

    眺めたりした。
    電池を入れ替えたりした。
    あとはやはり、脳が落ち着いていたんでしょう。ラジオから流れる音の小さな変化に気づくことができた。
    上手く周波数を合わせると、なんと、正常に稼働しました。
    自作のFMトランスミッタから電波にのって、ラジオで音が流れてきました。

    これがあまり嬉しくなかったのです。
    何で動くん?
    って感じ。

    とにかく、電子工作の2作目も無事に稼働させることができました。

    しかし、電波が弱く、実用に耐えられないようだ。
    ここにきても何が悪いのか分かりません。
    変な部分に電圧を使いすぎなのか、アンテナの長さが悪いのか、なにか間違っているのか分かりません。
    近くから発信されている電波より、遠くから発信されているラジオ局の音声のほうがクリアーに聞こえるのです。
    悔しくなりますね。

    とにかく、電子工作に9時間もかかったのです。
    これをどう考えます?
    1000円のキットで9時間も遊べたと考える?
    あるいは、時給1000円で働いてたとしたら1万円の値打ちがあるものが買えたって考えますか?

    まぁ、思い出はプライスレスだからなぁ。
    夏休みの自由研究の工作だったってことにしておきますか。
    そう考えると、ちゃんと大人なものが作れて良かったです。

    教訓としては疲れた脳であれやこれややらずに、ちゃんと寝るべきでしたね。
    この点は時間の無駄だったかもしれない。

    2個連続で成功させているので、これはセンスがあるのかもしれません。
    これからも頑張ります。

    今回作ったキットはこちらです。
    https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-00086/

  • 初めての電子工作はFMミニワイヤレスマイク

    初めての電子工作はFMミニワイヤレスマイク

    やろうと思っていた、でも、ほったらかしにしていた。
    こういうものは沢山ある。
    読もうと思った本や、勉強しようと思ったテキスト、料理しようと思った食材、どんどん積まれていってしまう。

    電子工作キットを買ったのはずいぶん前の話だ。
    4年前とかだろうか?
    「FMミニワイヤレスマイク」を買った。
    これは、ワイヤレスマイクとして使ってみたかった訳だが、ちょっと変なマイクを作りたいと思った。
    缶ビールの形状のマイクや、酒瓶形のマイクがあったら、司会者は飲んでるみたいに喋ることが出来て、それって声を聞いている人も酒が進むんじゃないか。
    こんなどうでもいいことを考えたわけで、どうでもいいからほったらかしになるのです。

    しかし今回、電子工作すべきタイミングがきた。
    サイレント盆踊りのためだ。
    音頭を無線で飛ばすシステムを欲している。
    何かしら買って済ますことも考えたが、丁度いい機会だから、電子工作をすることにした。

    そう、いつもこういう気楽な動機で始めて、いつも苦労する。
    なかなか大変でした。

    まず、キットの袋を空けます。
    小さなものがいっぱい出てきます。

    さてここからどうしたらいいのか?
    1つづつをはんだ付けすべきなのか、あるいは一旦差し込んでから一気にはんだ付けすべきなのか?
    しかも、端っこからはんだ付けすべきなのか、真ん中からはんだ付けすべきなのか?
    分からない事だらけです。

    これは、ほったらかしになるなぁ、と納得した。

    「とりあえずやってみよう」

    部品は先に差し込んで、端っこからはんだ付けすることにした。

    だけれどもうまくいきませんでした。

    はんだ付けしてみるのだが、どう考えても扱いにくい。
    上手く出来ない。
    「下手すぎるなぁ、無理だなぁ」
    もう諦めようかと思いました。

    しかし、これはハンダごての先っぽが太すぎるし、熱が高すぎるのではないかと思って、ネットで調べた。
    本当に初心者ってのは馬鹿ですね、ハンダごてに色んな種類があることを知らなかった。
    私が使っていたのは、HAKKO REDの60Wだったのです。
    これは大物の電気器具用で、電子回路には全く向かないものだと分かった。

    この時点で中断しようかと思いましたが、最寄りのホームセンターに向かうことを決意した。
    これも悲劇を生むことになる。

    ホームセンターにバイクを走らせた。HAKKO REDの20W。ハンダごての先っぽがもっとも細かったのを理由にこれを選んだ。
    レジに向かおうとすると、屋根に雨の当たる音が聞こえてきた。
    ものすごい豪雨に見舞われた。
    バイクで来た、レインコートは積んでない。

    しばらく雨宿りした。スマホでブログの更新をしたり、サイレント盆踊りの案内メールを送ったりした。
    しかし30分以上待っても雨は止まず、空の色が夕暮れを予感させた。
    暗くなったら危険度が増すと思い、豪雨の中、バイクで突撃した。
    まるで滝行だった。
    すぐにびしょびしょになった。
    気をつけたので体は無事に家まで帰り着いた。
    服のままで泳いだ後のような状況になっており、玄関でパンイチになった。
    こんな状況に陥ったのは小学生以来だ。

    新たなハンダごてを手に入れたので、作業を進める。

    HAKKO RED 左が60W、右が20W
    HAKKO RED 左が60W、右が20W

    先っぽが細くなるので格段にやりやすくなったが、それでもめちゃめちゃ細かい作業だし、初心者だし、はんだ付けはすごく汚い仕上がりです。
    リード線というやつが林立するので、それをかき分けてはんだ付けするのだが、途中でほり投げたくなる。上手くいかない。隣のリード線にもはんだがくっついたりして、もう嫌になってくる。

    それでもとにかくすべての部品を取り付けました。

    電池も入れて、通電させみました。
    FMラジオを用意して、聞いてみた。

    全く無反応だった。

    要するに失敗した。
    しかも、初心者ですからどこでエラーが起きているかの判定の仕方が分からない。

    「どうせこんなことだろうと思った」

    上手くいくとは思ってなかった。練習したかっただけ。

    しかし、ここまでくるとほっておけない。
    テスターで通電状況をみてみる。
    はんだ付けが甘い箇所があると通電しないことが分かった。
    はんだ付けをやり直した。

    「動け」
    願いを込めて、電源を入れた。
    動かなかった。

    他にもダメっぽいところの存在は分かっていた。
    隣のリード線にはんだが干渉している場所があった。
    そのはんだを取り除く。難しいけど取り除く。

    「動け」
    願いを込めて、電源を入れた。
    FMの周波数を合わせた。
    挙動した!

    この瞬間、
    「おっっしゃぁぁぁ」って叫びました。
    こんな嬉しいのは久しぶり。気持ちよかった。ホワイトベルグを買いに行った。

    思っていたより音にノイズが多く、実用的ではないと思いました。
    でも嬉しくって、何度もスイッチを入れたり切ったりして、その電波の送受信を楽しんだのでした。
    これほど電波に愛情を感じたのことは今までに無かった。

    電子工作できました。
    やっぱり私は電子工作できました。
    小屋を作るし、盆踊りを踊るし、美味しいだし巻きを作るし、マラソンも走りきれる上に、電子工作までできます。
    あぁやっぱり、新しいチャレンジが成功したら、自分をもっと好きになれるぅぅぅ。

    やろうと思ってほったらかしにするのは別に構わないけれど、
    やり切るといいことあります。

    だけどまだまだ私にはやるべきことがある。
    マイクではなく、音頭を電波に乗せないといけないのだ。
    チャレンジは続きます。