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  • ニワトリの誤解を解く

    ニワトリの誤解を解く

    普通に生きているとニワトリについて考えることはないと思う。
    スーパーに行って、パックに入った卵や鶏肉を買うだけだろう。
    しかし拙者は卵を温めヒヨコを孵し、育て、ニワトリについて学んでいるところなので、みんなよりも詳しくなった。
    だから、みんなが抱いている誤解を解いて、志のある人にはニワトリを飼って欲しいと思っている。

    実体験として聞かれたことを書いてみよう。みんなも知っていることは多いと思うが、知らない人もいるわけだ。
    Q.卵を産むにはオスが必要なのでは?
    Q.コケコッコーとうるさいのでは?
    Q.臭いのでは?
    Q.広い土地が必要なのでは?

    答えよう。
    A.オスと交尾しなくてもメスは卵を産む。ただし卵を産む期間は限られている。
    ちなみに、オスと交尾したメスの卵は有精卵として売られている。

    A.コケコッコーとうるさいのはオスだけ。オスはヒヨコの段階からうるさい。メスの声は小さい。ペットでいえば犬の吠える声の方がうるさい。

    A.養鶏場はかなり臭いが、これはコンクリートの上で飼って、しかも発酵させるから。土の上で飼えばそこまで匂わない。ペットショップの匂い程度。野良猫の糞の方が臭い。

    A.飼おうと思えば室内でも飼える。猫用のケージとかでいける。目安としては3羽で1畳くらいのスペースは欲しいところ。

    以上の通り、メスならば都会のアパートで飼うことも可能。
    できるだけ新鮮な空気が欲しいので、ベランダに切り藁とか敷いて飼うと良いかもしれんと想像している。
    たとえばペット禁止のマンションがあったとして、金魚ならOKだったりするし、「ペットじゃなくて家畜なのです、卵のためです」と言い張ればOKな気がする。

    飼わないにしても、ニワトリについて知っといてほしいことがある。
    採卵用のニワトリのオスは孵化したらすぐに殺されるということ。その命、年間約100,000,000羽。
    また、メスにしても多くの養鶏場では過密な環境で育てられるし、卵を産まなくなったら殺される。
    卵って物価の優等生などと言われ、1個30円ほどで売っているが、これは不当に安いと思う。きゅうり1本50円で売っていたとして、その栄養価や命のあり方などで比べると、安すぎる。
    行き過ぎた効率化がなされているのではないか。

    また、鶏肉用のブロイラーにしても高く売れるモモやムネが異常に育つようになっており、ニワトリにとってはあまり健康的ではない。
    家畜はそういうものと切り捨てる考え方もできるけれど、健康的に育った家畜を食べたいと思う。

    食糧生産の話なので効率化するのは正義なのだけれど、もう一方の効率化も存在する。それは自分でニワトリを飼うことだ。
    まず、ニワトリはかなり懐くのでペットとしてもかわいい。
    そして、卵を産んでくれるので食費が浮く。たとえば30円で計算して365日間産んでくれたら10,950円の価値があることになる。
    エサは残飯を食べてくれるし、米ぬかも食べる。配合飼料じゃなくて玄米で大丈夫。
    糞は野菜の肥料にすれば無駄がない。
    循環型でめちゃめちゃ効率が良いのだ。

    だから少しニワトリを飼うことを考えてみて欲しい。
    メスはオスのようにうるさくない、世話したら養鶏場のように臭くはならない、鳥頭と揶揄されるがちゃんと懐く。

    というわけで、飼いたいな、と思った人は拙者に相談して欲しい。
    家庭でニワトリやヒヨコを購入するのは流通ルートがあまりないので、ちょっと難しい。
    希望者を募って共同購入すべきかな、と思っている。
    10人集めて3羽づつ飼おう。そしてサークル活動として情報交換したり、公園に集ってニワトリレース大会を開催したりしよう。

    いかが?

  • ヒヨコ以外も育てている

    ヒヨコ以外も育てている

    ヒヨコを育てていることについては当ブログで何度も書いているが、他にも育てているものがある。
    いや、動物じゃなくて、植物や菌。
    拙者はおおむね都市型の生活で育ってきており、何でもすぐに結果を求めてしまう癖がついている。たとえば買ったほうが早いとか、ボタンを押せば何かが出てくるとか、コンビニのレジで待たされるとイライラするとか。
    早く便利に! が当たり前だと思っていた。
    しかし、野菜を育てたりヒヨコを育てたりすると時間の流れがぜんぜん違っていて驚愕する。しかも結果が出なかったりする。
    野菜を育て始めた頃は「とうもろこし1本得るのにそんなに時間がかかるのか!」とアンビリバボーであったが、最近ではその時間に慣れ、スローライフ側の人間になりつつある。
    野菜の種を蒔いて何日待ってみても芽が出てこないことはあるし、卵を温めて21日間管理しても孵化しないこともある。自然界をよく理解するようになった。

    ニンジン

    ニンジンの種を蒔いた。でもまだ暑い時期だったようで、土の水分不足により芽が出てこなかった。あるいは出てきても枯れた。
    再びチャレンジしたところ、それでも出てきた芽は少なくて、今あるのは5株くらい。
    土が悪いのでニンジンにはならないかもな、と思いながら経過を見守っているところ。
    ニンジンを育てる前に土を育てないといけない。

    米ぬかボカシ肥料

    良い土を作るために米ぬかを撒いたらいいのじゃないかと思っていた。
    しかし、調べると発酵させるのが良いやり方らしい。
    これをボカシ肥料という。

    EM菌というのを買ってきて、米ぬかと水とで混ぜて、そして発酵させる。菌を育てるのだ。
    何日か経過すると、ポリ袋が膨らんできて、麹菌の匂いがしてくる。更に発酵させると漬物のような匂いになる。

    ちなみに、これをニワトリのヒナに食わせてみたところ。クチバシがベタつくようで嫌がった。
    でも、乾いた後のものや、乾いた米ぬかと混ぜたものは嫌いではないらしい。

    ぬか床

    自分用にもぬか床を育てている。これは夏からだ。
    ぬか床には以前から憧れがあって、40歳になるまでの人生で3回ほどチャレンジしたと思うが、うまくいかなかった。白い膜が張ったりしてなんとなく気持ち悪かったんだよな。
    今回はぬか床の良い状態をキープできている。
    毎日混ぜるという面倒くささを許容できるような年齢になってきたってことだよな。若者にぬか床の世話は務まらないのだよ。

    1つだけぬか床を維持するコツがある。
    それは、毎日ぬか漬けを食べること。
    食べるから漬けたくなって、漬けるついでに混ぜる。
    これで大丈夫。

    春菊

    ぬか漬けに向く野菜を育てたいが、まだ簡単な野菜しか育てられない。
    日当たりの良くない畑に春菊の種を蒔いた。
    現状は過密なので間引きが必要だと思うが、一応は育ってきている。
    鍋や味噌汁に入れて食べたい。

    じゃがいも

    じゃがいもは簡単に育つ野菜の代表格だと聞いている。
    日当たりの悪い場所でもいけるらしい。
    出島という品種の種芋を植えたところ、青々とした葉を茂らせている。
    また、芽が出てきたじゃがいもを母からもらった。赤いのでおそらくアンデスだと思うのだが、それも青々とした葉を茂らせている。
    何度か、獣(ハクビシンかイタチかアライグマ)に掘り返されたが、枯れてはいない。
    土の中の状態はどうなっているか分からないが、食べられるじゃがいもに育って欲しい。


    他にも、生ゴミとして庭に埋めた場所からカボチャが出てきたり、バジルは夏場に育って現在は育ちきっている、レモングラスも1株生えている、アスパラも生きてはいるはずだ。

    とまぁ、このようにさほど急いで結果を求めず、ゆっくり育てるということができるようになってきた。
    良い年齢になってきたのかもしれん。
    今まではヒヨヒヨうるさいヒナみたいなレベルだったかもしれないな。

    周りの人との人間関係も、取り急ぎ好かれようなどとは思わずに、じわじわ育っていけばいいんちゃうかなと思いつつ、そもそも他者への関心が低下してるんだよな。
    そんなお年頃。

    以上。

  • フルーツどらやき

    フルーツどらやき

    スイーツが大好きだと言う人は多いが拙者は好んではいない。糖尿病への恐怖心があるからだ。
    なんとなく体調が悪いときにはスイーツ拒否を貫くこともあるけれど、最近は体重を増やしたいので食べる機会があれば食べている。
    激ヤセ騒動に揺れた夏場は60kg台を切る貧弱さになっていたが、現在はスイーツの効果もあり64kgまで育った。65kgまで増やして、キープしたいと思っている。
    色んなものを食べよう、スイーツも食べよう。
    スイーツを食べるべきタイミングは運動前であろうかと思うので、拙者にとってはランニング前がその時だ。先日もそうだった。

    秋は空が高いと言われるが、明暗の差が大きいのではないかと思う。
    夏場は空も明るいが周りも明るい。冬場は空も暗く周りも影も暗い。では秋はというと、空は果てしなく明るくて、日陰はひんやりと暗い。少し翳った場所からまばゆいばかりの空を見上げるから、高い!と思うのではなかろうか。
    高い空の下は運動にピッタリで、自転車に乗るのもランニングするのも気持ちが良い。

    拙者は走ってからビールを飲むサークルに所属しており、そのコースづくりの当番が回ってきた。
    集合場所も走るルートも決める権利があるのだが、諸条件があるのでなかなか難しい。たとえば、走る距離が長すぎると想定の時間内にメンバーが戻ってこれないので良くない。6km前後が望ましい。
    また集合場所についても、二次会に使う居酒屋を加味すべきであり、人数が入れなかったり飲み代が高かったりするとトラブルの元になる。
    その上で、ランニングに良いコースを描かないといけない。
    これらの諸条件を満たした上で「さすが!」と言われたい訳である。

    上記のことを色々と考えて、拙者は木幡駅を選んだ。
    多くの人は知らないだろう、木幡駅を。
    住民以外が目指す場所として降りることはないだろうな。住宅地の駅であり、Panasonicの電池工場があるくらいでランドマークは特になく、最近では京アニの本社がある駅として有名かもしれん。
    こういう地味な駅をなぜ選んだかと言うと、メジャーな駅ばかりだとランニングコースのネタが無くなるし、宇治の古墳群から萬福寺に至る道はちょっと面白いから。
    古くから人々が住んでいたであろう痕跡があって、木幡の幡は古代豪族の秦氏と関係があると思うんだよな。

    こうして、木幡駅スタートのランニングコースを作ろうと決めたのだが、どうするかというとチョークなどを使って道に目印をつける。これをメンバーが集まる前にやるわけだ。
    拙者は単身木幡の地に降り立つ。
    木幡といえば満月堂でシュークリームが買える。走る前に食べようと店内に入ってみると、フルーツどらやきなるものが売っていた!
    この商品はレギュラー商品ではなく、売る日が決まっている限定商品だった。
    じゃあ、そっちにする、150円高いけど、そっちにする。

    スイーツを手に入れ、近くに公園に行き、ぺろりと食べた。
    若いカップルがベンチに座りスイートな時間を楽しんでいると思いきや、彼女の方が彼氏に愚痴っているような状況。その話し声を聞き流しながら、拙者はフルーツどらやきを食べた。
    これはどらやきなのか? ケーキなのか? と疑問に思うくらいケーキよりのどらやきで、ドラえもんは一節によると餡の方が好きらしいので、たぶん「のび太くん、これはどらやきじゃないよ」と顔をしかめるはずだが、拙者は「ケーキにしては安いよな」とシャインマスカットとクリームとカステラ生地のハーモニーを楽しんだ。

    以上。

  • ヒヨコはハトくらいのサイズになった

    ヒヨコはハトくらいのサイズになった

    ヒヨコだった子が42日間を経てハトぐらいのサイズになった。
    あまり可愛さはなくなったが、落ち着きや貫禄が出てきた。
    ジャンプ力が上がって、小屋の出入り口は60cmくらいの高さにあるのだが、扉を開けるとひょいと飛んでくるようになった。そのまま地面に飛び降りたらいいのに、拙者の肩に飛んでくる。ジャンプは得意だが飛び降りるのは苦手なようだ。

    一方のヒヨコは13日間を経てもまだヒヨコのままでいてくれる。
    どうも成長が遅い気がする。なんだか小さくか弱いままだ。
    これは育て方を間違ったのかもしれない。上記のお姉ちゃんヒナと一緒にするのが早すぎたかもしれない。
    お姉ちゃんヒナはイジメないが、おおむね無視していて、それでもちびヒヨコはお姉ちゃんの真似をしたがる。ゆっくり餌を食べれていないのかもしれない。
    とにかく行動を共にしたがる。でもついて行けなくてひとり取り残されてヒヨヒヨ鳴くことが多い。
    お姉ちゃんが突っ走ると、ちびヒヨコは蹴散らされたりして、ピイと鳴いて逃げるが、そんなことされてもついて行きたがる。ちびヒヨコ、可哀想な存在だ。

    拙者はちびヒヨコを可愛がりたいが、どちらかというとお姉ちゃんに憧れてるようなので、どうも可愛がるチャンスが少なくなる。手間がかからなくて良いとも言えるけど。
    まぁ、オスだから愛着を持ちなくないのでこれでいいか。

    思うところとしては、ヒヨコを1羽で飼うのは酷である。とっても寂しがりやだ。可能であれば3羽くらいで飼うべきかと思う。
    どうしても集団行動をしたがるようだ。餌を取ったり取られたりしながらでも、一緒にいたいようだ。
    ミミズが大好物のようで、くちばしにつまんで走って逃げるのだが、その際ピヨピヨと元気に鳴くので、ミミズを持っていると気づかれてしまう。盗られたくないのか、盗って欲しいのか意味不明だ。こっそり持ち去ってこっそり食べればいいのに。

    庭にはネコもイタチもいて、ハクビシンまで出てきたので、なかなか動物王国である。動物には動物をってことで、番犬でも飼うべきかと考えるに至っているが、それはなかなかできない。犬アレルギーだからな。エサ代も馬鹿にならんし。

    とりあえず自作したニワトリ小屋はちゃんと機能しているようで、イタチからの攻撃を防いでいる。
    近日中にどんな風に作ったのかの記事を書きたいと思うところ。
    廃材で作ったので元から存在していたかのような雰囲気を出している。

    今のところ困ったことは特にない。
    先日まではちびヒヨコが夜にお姉ちゃんヒヨコにほったらかしにされ鳴いていたので困っていたが、もう鳴かなくなった。
    変わりゆく日々だ。

    今日はドングリを食べるかどうかやってみた。
    一応は食べるようだった。
    でもやはり虫や肉の方が好きみたいだ。
    肉を食べるのは意外だったが、スペアリブの骨に残った肉を一生懸命に、かなりしつこくついばむのだ。
    なかなか知らないことは多いし、こういうのはあまりどこにも書いてない。
    勉強になって良いね。

    以上。

  • 早寝早起き

    早寝早起き

    早寝早起きが続いている。
    ひとまず自分を褒めつつ、そのコツを書いておきたい。

    早寝早起きを志したきっかけは健康不安からで、具体的には食後にめちゃめちゃ眠くなるのに糖尿病ではないと検査結果が出たからで、交感神経の乱れかなと仮定したからである。
    拙者は健康志向なので、こういう動機があると強さを発揮する。

    9/6から早起きを始めた。早起きと言っても朝6:00なのでさほど早くない。ただこれまでは9:00すぎに起きても大丈夫な仕事をしておったので比較すると3時間も早く起きていることになる。
    早起きだからといって睡眠時間は削らない。3時間早く起きるなら、3時間早く寝るべし。22:00に就寝するようにしている。盆踊りや飲み会があった夜も戒律としてこだわった。
    結果として、概ね6:00に起きれるようになったし、最近は30分早めて5:30にタイマーをセットしている。
    拙者の場合は隣の部屋でスマホが鳴ると起きれる。布団から抜け出さねば音を止められないからな。

    また交感神経を整えるためなので、起きぬけの体でランニングに出かけることにもしている。
    これは毎日ではない。2日走って1日休むくらいのペースが良いようだ。あるいは週末に体力を使うイベントが入る時は温存しておくべきだと学んだ。
    当初は朝の心拍数が上がらず、いつもの速さでは到底走れなかったが、すでに1ヶ月半以上経過したので体の反応が良くなってきた。
    朝の腸の反応も良くなった。

    決まった時間に寝ることで、睡眠の質も上がってきたように思う。
    睡眠の質はスマートウォッチでレコーディングしていて、数値がホントかウソか定かではないが、スコアが60点だったのが80点になったりすると嬉しくなる。
    拙者はロングスリーパーで8時間は寝ることにしているが、短眠の人は深い眠りが多いのだろうなと理解した。
    できるだけ深く眠れるように善処しているところだ。たとえば、21時以降の照明を電球色に変えたり、ディスプレイを見ないようにしたり。

    早寝早起きで交感神経が改善されたか? というと、特筆して気づくほどのものはない。
    相変わらず食後は眠くなるし、なにげなく眠気に襲われることもある。
    「俺は早起きできるし、これは小さな勝利である」みたいな自信がなんとなく湧いてくるくらいかな。

    デメリットとしてはPCに向き合うのを控えるようになったので、ブログを書く気が起こらない(でもこれは、他にも原因があるかもしれない)。

    まだ1ヶ月と20日しか経っていないので、もう少し体調の変化を観察する必要があると思う。なにか体に変化が起きるには3ヶ月は必要そうだもんな。
    ただ、もしかしたら以前より腸の働きが良くなっているかもしれない。たくさん食べても以前よりお腹の調子が良い。

    まぁ、早寝早起きだけですべてが変わるほどは甘くないよな。
    改善の積み重ねが大事だ。
    とにかく、なんとしてでも早寝早起き習慣は守ろうと思うし、それを破るような仕事や遊びはしないようにするぞ。
    健康志向やからな。

    以上。

  • 夢を叶えた後のこと

    夢を叶えた後のこと

    「これが念願だった」と言うのは大袈裟だが、ニワトリを飼うことはそこそこ前から描いていたことで、4年前には目標として持っていたはず。
    まだ道半ばだが、卵から孵ったヒヨコはニワトリへと向かっている。
    「ニワトリを飼うのが夢だった」としたら、現在はその夢の真っ只中にいるのである。
    今まさに夢が叶っているところ。

    夢が叶って幸せか? というと、それは違って四苦八苦している。
    なぜならヒヨコの飼育をするのは初めてで、外敵も多く、なんだか必死。
    保温の電球はつけておいた方が良いのか? 小屋から出たがっているようだが出して良いのか? 砂を買ってきたほうが良いのか?
    不安と困惑が多く、幸せとは言えない。

    もちろんかわいいと思っている。
    最近では、ひょいと手の甲に乗ってきたり、膝に乗ってきたりする。あるいは手の甲から腕をつたって肩に乗ってきたりする。
    小屋に戻す時はぜんぜん言うことを聞かなくて憎たらしいのだが、それ以外はだいたいかわいい。
    だからこその不安がある。

    夢のニワトリ生活のはずだが明確なイメージはなく、そういえば夢を描きすぎないようにしていたなぁと振り返る。
    ニワトリを飼いたいと考えた結果、色々な方法がある中で卵から孵そうと決意し、それがなかなか一筋縄ではいかず、何度もガッカリしたのである。そのせいで、ニワトリがいる生活に過度な夢を描かないようになってしまった。
    夢を描きすぎると落胆が大きくなるからな。
    失敗を繰り返して少年は大人になり夢を描かなくなるのだろうか?
    叶ったはずなのに叶った後のことを考えてなかったことに気づく。

    これはあまり良くないよな。
    たとえガッカリする結果になったとしても描ける夢は描いた方が良いよな。
    拙者は想像世界で遊ぶことを念頭に置いて生きているのだが、いつからか予防線を張っておくという残念な思考になっておった。
    これまで散々にダメージ受けて生きてきたくせに、慣れてるはずだろ。
    いや、大人になってからの失敗の方がダメージでかいのかな?
    まぁ、どっちでもいい。

    これからは大いに夢を描くことにするよ。
    その方が夢が叶った後の行動が取りやすいからな。
    そして落胆も大きい方がいい。再挑戦の力になるから。

    次の夢は、ヒヨコカフェというのをやろうかな。

    以上

  • ヒヨコ、ネコに襲われた

    ヒヨコ、ネコに襲われた

    昨日まで二重奏だった鳴き声。
    ピピピピと鳴けば、ピピピピと返す。ピピピピ ピピピピとずっと続く。
    今ではピピピと独り言のように響くだけ。

    ヒヨコがネコに襲われた。
    拙者は庭に出て、椅子に腰掛け足元でヒヨコを遊ばしていたところ、ウトウトしだした。爽やかな秋の気候だったから。
    悲鳴のような鳴き声が響いたと振り向くと、すでに灰色のネコがヒヨコを咥えた直後。
    拙者は大きな声を出し、たしかコラッとか言ったはずで、ネコを攻撃すれば咥えたヒヨコを放すかもしれないと思ったが、地の利は敵にあってすぐに逃げられた。もう1羽の安全を確保せねばならないこともあり、なりふり構わず追いかけることもできなかった。

    攫われたのはオスの方か、メスの方か?
    と、もちろん考えた。
    これは経済の問題である。
    メスが生きていれば、卵を産んでくれるので経済的に助かる。また、メスはオスほど大きな声で鳴いたりしない。
    でも、こうやって命の価値を計る自分に嫌悪感を抱いたりする。
    メスが生き残っていたらホッとするのであろうか?

    ホッとはした。
    生き残ったのはメスの方。
    オスが身を挺して守ったのかもしれない、巨大な敵に立ち向かい、メスが逃げる時間を作ったのかもしれない。
    なあそうなんだろう、オスってのはそういう生き物なんだろ。
    男が一番欲しいのもは名誉ある戦死。
    キミは命を全うした。

    もちろん、セキュリティが甘かったと悔やんでいる。
    庭を網などでぐるりと囲んでやるべきだ。それには資金が必要になってきて、再び経済の問題がやってくる。
    いや、気を抜いたのが悪かったか。
    ヒヨコたちも足元で遊んでくれてたら良かったのに。

    秋空の下で残されたメスは半日鳴き続け、いつもより瞳が潤んでるような気がした。

    キミは男前だったんだよなぁ。美しさのある顔立ちと体型だった。食欲も好奇心も旺盛で、主張がはげしく、鳴き声に困る時もあったけど、最初に手の甲にぴょんと乗ってきてくれたときは小さく感動した。
    ごめんね、さよなら。

    もう二重奏ではなくなったけれど、守ってくれたメスを精一杯大切にして、守りの強化も頑張るよ。

    ただでさえ寂しくなる秋なのにな。

    以上