投稿者: 石黒わらじろう

  • 年老いた2022年のふりかえり

    年老いた2022年のふりかえり

    ブログを書くのも億劫になるほど、拙者は年老いた。でもでもこれは毎年やってることだからなぁ、1年のふりかえり記事だけは書いておかないと、とPCを開けました。

    2022年の総括

    めちゃめちゃ老化を感じた年だった。
    というのも、年明け早々に右足首の靭帯がブッツリ切れてしまったのだ。しかもギブスを嫌って1ヶ月間も医者に行かなかったので、回復にも時間がかかる羽目になった。
    拙者はランニングや踊りを趣味としているので、絶望の日々。足を引きずって老後みたいな生活。
    そして阿呆なことに、せっかく右足が回復してきた7月頃に、今度は左足を同じようにぐねった。死にたくなった。
    でもこれは軽症で、靭帯が切れるまではいっておらず、テーピングをして盆踊りなどにも出向いた。
    年末になって、ハーフマラソンにも出れるくらい回復したが、走った後にはちょっと痛む。

    とまぁ、靭帯が痛む1年であり、老化や、年老いた後の生活を明確にイメージする1年になった。が、これにより体が動くかぎり体を使って生きようと決意しているところだ。ディスプレイに向かう時間は極力避けようとしている。
    時代の流れに背いて生きてやるぜー!

    やったこと

    ・自分が原作者とされる映画を劇場で見た。
    ・大文字サイレント盆踊りとニセ祇園祭りを主催。
    ・また、ニセ祇園祭りの記事が憧れのデイリーポータルZで取り上げてもらえた。
    ・旅ランは2回ほど実施。
    ・また、新企画の旅トーク会を1回主催。
    ・読書会は人が集まらなかったので終了したが、後継者が見つかって継続されることになった。
    ・琵琶湖でめちゃめちゃ泳いだ。3km泳いだ。(靭帯が切れたプラスの効果)
    ・盆踊り情報サイトを作った。

    できなかったこと

    ・鶏を飼うこと、そのための孵卵。
    ・小説家になって書籍化とアニメ化を目指したいけど、そもそも面白いものが書けない。
    ・実家のこともあるし、何か開業しようと思って創業塾なるものを受講したけれど「向いてない」というのが結論。

    とまぁ、何というか、そもそもチャレンジができてないな。
    老化したからチャレンジできていないのか、チャレンジできていないことを老化というのか……。
    無駄撃ちしなくなってきた、と言えば少しはポジティブかな。

    引き算で

    こんな感じで、年末になっても老化を引きずっており、来年への希望というものはあまりなく、あれをやめようこれをやめようと思っている。

    ・自宅での独り酒
    ・批判
    ・コーヒー
    ・贅沢な料理で幸せになること

    幸せになる手法を選び取って生きていこうと思うし、そのための修行が必要だ。

    2022を閉じよう

    とまぁ、拙者にとっては全然パッとしない1年でした。
    皆様はどうでしたかね?

    とにかく、死んでないし、例年に倣いブログを更新できているだけでもOKとしようか。
    来年の抱負は色々あるけど、それはまた来年の話。
    特に土づくりがテーマになると思う。

    あと、もしかしたら、ブログって、自分が何を成したかではなくて、何をしてもらって、どれだけ感謝しているかを書くべきかもしれんなって。ワラクリのあり方を疑ってみたりして、来年へと持ち越してみよう。

    というわけで、皆様、
    本年はお世話になりました。
    来年もよろしくお願いします。
    良いお年をお迎えください。

  • やりたいことをやるには、やっぱ勉強が足りてないんかもな~

    やりたいことをやるには、やっぱ勉強が足りてないんかもな~

    登山したことありやすか?
    登山ってその人のレベルによって行ける道が限られる。
    初心者は経験者に連れられて1000mくらいの高低差を上って下りるみたいな感じかな。
    中級者になれば、地図やアプリを頼りに1人で冒険できる。
    上級者というか、拙者の山の師匠は登山地図に載ってないルートを発掘して楽しんでいたりする。
    たまに、誰も歩いた跡のない荒れた地に連れて行かれるので、「道ないじゃないっすか! こんなん猿の道や!」と文句を言います(笑)
    まぁ、それ以上の超上級者もいることでしょう。

    要するに、レベルによって行ける道が限られるし、レベルが低いと道の存在も分からない。
    ということが言いたいのだ。
    実社会においても……


    一昨日、創業を志す人々の飲み会があった。勉強会とも言えたし、懇親会でもあった。
    なぜ拙者がそんなグループに所属しているのかは省略。
    (なんせ、あんまし創業など志してないからなぁ)

    拙者は飲み会ガチ勢なので、飲み会を全力で楽しむことに集中する。
    開始2時間前に会場近くの銭湯に行き、荷物を預ける。
    身軽な体でランニングする。鴨川沿いを11km。
    走り終えたら風呂に入って汗を流す。
    この状態で、飲み会に突入。
    なんとビールの旨いこと!
    この甲斐あって、創業の志は低いのに、テンションだけは最も高いヤツになれた(笑)

    上記の通り、飲み会を楽しむために行ったのだが、創業経験者のお話を聞くと、「それってすごいよね」と、思いの外に学びと気付きがあった。
    「拙者の知らない道を知ってる」てな感じ。

    1人は、カフェバーのオーナー、のみならず、食品販売や観光関連の事業もやっているとのことで、それだけでもすごいが、社会問題へのアプローチも同時に行っておられるようで、「ひょえぇぇ」と感心だった。

    もう1人は、ネットのニュースで読んだことがあるお店だが、完全量り売りのスーパーのオーナー。
    「ゴミを出さない!」そのためにどうするか?
    取引先などにも協力してもらって、物流資材などは返却したりして、システムを構築しているそうだ。
    自分の価値観を元に、既存の価値観に抗うのが、めちゃめちゃカッコよい。
    ご本人もほとんどゴミの出ない生活をされてるとのことで、ガチ勢。

    お二人の話を聞いて、価値観を元に展開するビジネスの事例が身近にあって、ときめいた。
    かっこいいビジネスが存在するんだ!

    周りを見渡すと、働けば働くほど、金を儲けようとすればするほど、環境に負荷がかかるビジネスが多すぎる。
    金持ち=簒奪者 とするのは、強引すぎるけれど、さほど役に立たない・本質的ではない・マーケティングやなんかで無理やり売りつける、そういうのが多くて、拙者は創業なんてぜんぜんやりたくなくなっておった。
    小説家は無理だし農家になるか~、などと考える日々だった。

    だが今回「自分の知らない道があるかもしれない」と気づいた。

    「やりたいことをやろう」と声高にプッシュされる時代だが、知らないことはやりたがれない。
    コントラダンスがめちゃめちゃ楽しかったとしても、多くの人はその存在を知らないし、やりたがれない。
    同じように、価値観をのっけるビジネスの手法を拙者は知らない。
    これは、勉強が足りないのかもしれない。
    勉強というか、実学?
    カッコいい人に会って、直接質問したりする勉強は何と言う?
    ソクラテスメソッド?
    徒弟制度?
    とにかく、そういうタイプのラーニングが足りない。


    それを知った今、拙者は、
    その道行けんの?
    多くの人が歩いてない道やけど、行けんの?
    と、思ってて、
    世界が広がるかもしれんので、ちょっとワクワクしている。

    山道を歩むように実社会を踏破できるかな?
    分からんけど、道があるなら歩いてみたいと思う。

  • 幻のようだった大文字サイレント盆踊りのこと

    幻のようだった大文字サイレント盆踊りのこと

    夏の出来事を3ヶ月も経ってから記すのは、フレッシュじゃなくなって、賞味期限切れな感じがするけれど、これはしょうがない。
    あの出来事を文章にすると、思い出が小さくなる気がしてビビっていたのだ。
    映画のような現実だった。
    拙者の拙い表現力では間に合わない、2022年の大文字サイレント盆踊り。

    しかし、来年も実施するために意を決して筆を執る。

    経緯

    「たとえコロナ禍でも、盆踊りはできるはず!」とサイレント盆踊りをやってみたのは2021年、すなわち去年である。
    京都の盆踊りは全滅していたが、拙者はその状況に違和感を持っていて、野外で踊るのは感染リスクが低いし、健康のためにも良い、ディスタンスも保てる。盆踊りは娯楽の一面もあるが、先祖供養でもあるので、行政の都合で中止にして良いものか、などとイライラしていた。
    できる範囲でやるべき、と考え、サイレント盆踊りを計画・準備した。
    踊り手は各自のイヤホンから聞こえる音に合わせて踊る。周りの人には何も聞こえない。

    こうして実施してみた第1回大文字サイレント盆踊り。
    4人という小規模ながら、他の誰にも踊れない場所で踊れた達成感が残った。思い出も友情も育まれた。どこででも踊れる方法を学んだ。

    それから1年。今年はぼつぼつと盆踊りが復活していたけれど、大文字サイレント盆踊りは伝統行事になる可能性を秘めている。そしてあの感動を再び味わいたい。第2回をやることに決めた。

    我々を待ち受ける場所

    2022年8月16日(火)18:30
    拙者はお手製の持ち運び櫓と共に、出町柳駅に降り立つ。
    まだ空は明るくて、人々は大文字目当てに集まり始めているが、交通規制の赤色コーンはまだ積まれているだけだった。

    メンバー2人と合流し、協力しあって櫓を彼の地へと運ぶ。

    持つ場所が変だと重い

    出町デルタの入り口付近には場所取りの人が留まりつつあるが、先端部分はすっぽりと空いていて、まるで我々を待ち構えているようだ。
    踊って欲しがっている場所、という表現がピッタリだ。

    設置し、着替えた後、音出し実験も兼ねて、先行隊で踊ってみる。
    1年ぶりの場所。
    突然踊りだした1団に「何事か?」と、視線を向ける人も多いが、そのままほっておいてくれる。
    ちょうど西河岸の人々がオーディエンスのようになって気持ち良い。

    見事に踊りスペースが空いている

    たぶん我々は選ばれし者たちで、霊界からの司令で踊っているのだ。
    知らんけど。
    というのが、視線を浴びる拙者の気持ち。

    みんなで踊る

    徐々に周囲が暗くなってきて、定刻の19時になって、仲間が集まってくる。踊りのメンバーは相変わらず小規模。創設メンバーの1人は濃厚接触者になってキャンセル。それでも6人が集まった。

    また、メンバーの1人が工夫をこらし、小さな灯りを周囲に置いて、「飛び入り歓迎」などのPOPも作ってくれたので、ノリの良い外人グループが一緒に踊ってくれた。カメラもよく向けられた。
    拙者は「輪が広がれば良いなぁ」とお手本になれるよう懸命に踊った。

    サイリウムが仲間の証

    あたりから明るさが消えてゆき、周囲の人からの視線が気にならなくなってくると、遠雷が騒ぎ始める。
    踊りに合わせ、夜空が光り、ゴロゴロと鳴り響く。
    「通り過ぎてくれたらいいな」と思いつつも、我々の踊りで稲妻を呼んでいるようにも感じ、効果音とスポットライトのようで、雷の下で踊るのも悪くはなかった。

    https://twitter.com/wishigrow/status/1559558625794084865

    だがしかし、急激に、猛烈な大雨に襲われる。

    ゲリラ雷雨

    順調にいけば、踊りの輪が広がっていたかもしれない。
    たしか10人くらいにはなっていたはずだ。
    だが、突然の雨に打たれ、踊りどころではなくなった。
    まず我々は、櫓を守った。音響のシステムが入っているからだ。
    雨が強い。横殴りの雨だ。
    誰かが傘をかざし、誰かがシートで覆い、拙者はゴミ袋を被せ、それが飛ばないようにガムテープで貼り付けた。
    大文字観賞の場所取りをしていた人々は蜘蛛の子を散らすようにいなくなったが、仲間は櫓を囲むように残った。
    拙者は嬉しかった。
    みんなが必死になって櫓を守ってくれることが。
    拙者の作った持ち運び櫓を、身が濡れるのを犠牲にしてまで守ってくれている。
    記憶が刻まれるのはこういう時だ。
    何かが宿る時とはこういう時だ。
    この櫓は御神体なんだな、と思った。

    雨の中で

    御神体がビニールに覆われてからは、拙者ともう一人を残し、仲間はどこかに避難した。
    拙者らはその場を離れるわけにもいかず、どっちにしろずぶ濡れなので、盆踊りを続けることにした。
    雨の中で踊る。
    なりふりは構わない。
    どうせ夏の夜だ、風邪など引かぬ。
    こうして踊りが神がかっていくのだ。

    そのうち小ぶりになり、仲間たちも戻ってきて、飛び入りの人も来て、20時の少し前まで踊った。
    雨のせいでプレイリストの操作ができなくなって、するとなぜだかあいみょんのマリーゴールドが流れたのだが、それもそのまま踊った。

    楽しんだもん勝ち

    手ぬぐいはビショビショで、浴衣から雫が滴り落ちてくるのだが、体は温まっている。
    心もだ。

    大文字酒

    20時をそこそこ過ぎた頃、大文字が点火され、みんなでそれを見つめた。
    山に浮かぶ「大」の文字。
    周囲の人達のテンションがふわっと上がる。

    みんな大文字に夢中

    それを見ながら日本酒を飲む。
    仲間の1人が黒い器を用意してくれた。
    酒に「大」の字を映して飲んだ。
    旨い酒だ。

    我々も盛り上がり、周囲もなんだか楽しげで、「大」の字を共有している安心感があった夜。
    そういうのを忘れたくない。

    送り火アフター

    送り火も観衆も落ち着いてきた頃に、ふたたび音頭を流し、盆踊りを踊った。飛び入りの人も櫓を囲んだ。
    おそらく、周囲の人を巻き込むためには送り火アフターの方が都合が良いのだと思う。
    ただし、この時はまた雨の心配があって、控えめにしておいた。

    我々の櫓は岬に立つ灯台のようで、名所のようになっていた。
    後日、TwitterやInstagramで発見した。
    きっとお精霊さんにとっても良い目印になったことだろう。

    「なんか幻のようやったね」とみんなで話して、「またやろうね」と別れ、それぞれの寝床へと帰った。


    こんな風に「楽しい」では言い表せられないドラマがあって、人々からの注目や、楽しげな外人さんや、雷鳴や、豪雨や、大の炎や、それを見つめる君の瞳や、酒の旨さや、灯台や、頼りになる仲間たちに、また来年も出会えるかな。
    きっとまたやろう。

    2023年8月16日、またよろしく。
    ずっとずっと、続くといいな。

  • 最近の生きるテーマは「阿呆になれ」です

    最近の生きるテーマは「阿呆になれ」です

    京都にも1年ぶりの秋がやってきて、紅葉が山を彩り、人々は寺社を巡る。
    夏が終わるのが嫌だ嫌だ、と思っているうちに季節の変わり目が訪れ、風邪気味になり、ようやく冬支度を整えるのが毎年恒例。
    気持ちは徐々に冬モード。盆踊りを楽しみにする日々よ、さようなら。

    心の切り替わりとともに、今の自分の価値観を書いておきたくて、一言でいうとそれは「阿呆になれ」だ。

    自分の頭で考えない!

    そこそこ歳を重ねてきて、脳の働きが鈍ってきている。同時に欲求が高まらない。
    拙者は40歳を2年も過ぎて、そろそろオニイサンと呼ばれることに違和感を感じるお年頃になり、思考力と言うか、シミュレーション能力と言うか、脳の力が衰えてきた気がする。
    それとともに、あらゆる欲求が低くなる。食欲・性欲・自己顕示欲が修行僧レベルになった。肉を食べたくなくなったし、異性との肉体関係よりハグくらいがちょうど良い気がするし、俺を知れ!俺の文章を読め!と燃えなくなった。
    老いてきたとも言えるし、老成とも言える。

    だからといって家に閉じこもるのはストレスだ。人は人とのコミュニケーションが不可欠だし、昨日と同じような今日は生き甲斐がない。
    そこから脱出するため、何かしよう、有意義なことをしよう、とにかく家を出て人の役に立つことをしよう、
    などと考えるのであるが、前段の通り思考力の低下と意欲の低下に苛まれ、体が動かない。活力を持って外に出られない。
    しかも世の中はどんどん便利になり、家から出なくても良い理由ばかりが増える。
    例えば、紅葉など見に行かなくてもSNS上の誰かが共有してくれる。人と会わずともzoomで済ませられる。
    近くにコンビニはあるし、食事も家まで配達してくれる時代だ。
    体を動かせば動かすほどコスパが悪いとされ、時間を費やせば費やすほどタイパが悪いとされる。
    なんだか死んだ状態こそが最も効率良いみたいになっとるな。

    それは違うよな。
    だから拙者は自分に言い聞かせる。
    「阿呆になれ」

    フィジカル優先

    現代社会は体を動かせば動かすほど儲からない。
    プログラミングなどを勉強し、あるいは投資家になり、頭を動かす人がお金持ちになれる。

    それは知っとるんだが、1日中ディスプレイの前にいて、腹をデブっとさせて、健康のためにジムに行く。汗が出ず水分の循環が悪いからサウナに行く。
    それが効率的なのか?
    腹は出てる、姿勢は悪い、それが幸せな人間の姿なのか?

    体を動かして働き、美味しいご飯を食べればええやないか。

    拙者は今年の1月に足首の靭帯を損傷し、運動できない日々が続き、ものすごくストレスだった。
    この経験により、体が動かなくなるまでは体を動かして生きようと決めた。
    メタバースなどに自分を投影したくはない。
    非日常体験は自分の体を使って経験していく。

    頭を使うな、体を使え、
    「阿呆になれ」

    土づくり

    秋になって、畑をやり始めた。
    土を耕し、小松菜の種を蒔いた。小松菜は雑草レベルに強くて、良いレスポンスを返してくれる。

    野良仕事の面白さもさることながら、花や実は結果にすぎないことを学べる。コンクリートに種を蒔いても芽は出ない。
    土づくりが大事だ。

    人間も同じくで、成功者と言われている人達の情報が日々入ってくるのだが、それって花や実の部分を見せられているわけだ。
    花や実を真似ても、同じようにななれず、すぐに枯れてしまう。
    本当に大切なのは土の部分。
    成功者のように振る舞えば成功者になれるんじゃない。

    結果と過程、どちらが大事か? みたいな話があるが、もっと根底の土づくりから楽しめるようになるべきだと、最近は思う。

    何が育つかわからぬ土を耕す。
    「阿呆になれ」

    エコロジー

    地球温暖化と聞く。
    円高、およびウクライナショックで食品価格の高騰とも聞く。

    だけど、これまでが異常だったんじゃないか。
    小麦が高いなら米を食え。
    輸入飼料が高くて畜産が成り立たないのも、輸入に頼っていたのがおかしい。
    ブラジル産の冷凍鶏肉がずっと国産鶏肉より安かったのだが、ブラジルから運ばれるものが安いって、ずっと異常だと思っていた。

    これらの異常さはこれから問題とし噴出してくるだろう。
    安いとか効率が良いからと、マネーで蓋をしていた問題が明るみになるだろう。
    循環型社会、エコロジーについて本気出さねばならぬ時だ。
    (芸術作品は汚すな!)

    無理なく生きよう、自然とともに生きよう。
    テクノロジーやコンビニエンスは人を幸せにしない。
    それはいずれ当たり前になり、価値が失われるだけだ。

    化石燃料を使わず、不便さを許容しよう、人力で乗り越えよう、
    「阿呆になれ」


    と、全体的に自然派な価値観で生きて、それを生活の中で実践して、また価値観が強化されるような、ポジティブ・フィードバックを生み出したい。
    キャンプ道具を買うから、またキャンプに行きたくなる、キャンプに行くと道具が欲しくなる。みたいな価値観と実践のループを日常生活に染み込ませたい。

    それが拙者の望みです。


    あと、こんな風に自分の価値観を語って、本当にめんどくさい奴だなとも思う。興味の対象は自分だけか! って。
    いやいや、絶えず他者への興味を持ち続けようと思うよ。
    たとえ自分が関心を持たれなくても、関心を払い続けようという決意でいます。
    文章力を人や事柄を褒め称えるために使いたいと思っておる。

    そんな目論見をもって、寒い冬を乗り越えていきますよ。

  • 【旅ラン2.5】生駒山麓公園に行き着けない

    【旅ラン2.5】生駒山麓公園に行き着けない

    このごろ敗北つづきで、また失敗譚を書かねばならない。
    2つの目的をもって奈良県生駒市に行ったのだが、2つとも達成されなかった。
    徒労感。

    2つの目的

    1つは、有精卵を買うことだ。
    Google Mapで検索していると、奈良県生駒市に卵の自動販売機があって、そこに有精卵が売っているとの情報。
    しかも300円で買えるらしい。
    売ってるなら買いたい。

    もう1つは、旅先でランニングすること。
    NHKの旅ランサイトを調べると、奈良県で最もオススメなコースがこの生駒山。山麓公園をスタートしてピストンすると景色が良く風呂にも入れて良いらしい。
    走ってみたい。

    たとえ有精卵が手に入らなくても、旅ランできればOKだと、行く決意を固めた。

    有精卵

    京都伏見から国道1号線を走る。久御山、八幡、枚方などを通過。1号線を名乗る幹線道路なので走りやすい。
    枚方あたりから山手へと向かい、さほどアップダウンもなく生駒市にたどり着く。ニュータウンを感じる街並みが広がっていた。

    出発から1時間ほどで目的の場所たる卵の自販機にたどり着く。
    しかし、喜びではなく落胆が待っていた。

    自販機の中身が空っぽなのである。

    しょうがないので、向かいのファミマでホットコーヒーを買った。コーヒーは控えているけれど、Lサイズを買った。
    客として来ていたおじいさんに尋ねてみた。
    「あの自販機に卵が入ってること、あるんですか?」
    「わからないけど、たまに入れに来てるのではないか」
    とのこと。
    現在時刻、12時30分ごろの時点では卵はないのは明らか。
    だけど、曜日によって、あるいは時間によって入っている可能性があるのかは謎のままだ。
    中途半端な情報になってしまった。もうちょい聞き込みすれば良かったかな。

    がっかりしつつ、第2の目的へ向かおう。

    生駒山麓公園

    この卵自販機から20分ほどで、山麓公園に行けるらしい。
    Googleのナビを頼りに向かってみる。ハンナ道路というカワイイ名前だがガッシリした道を通る。

    でも、どこで間違ったんだろう?
    生駒山麓公園に行き着けない。
    そもそも拙者は左右盲という小さな障害を持っているので、ナビが右だの左だの言っても、え?え?となるのです。
    あと、ナビって間違った道を進んでも、新たな修正ルートを提示してくれる。でも「間違いましたよ」って言ってほしい。

    いや、ナビに集中できなかったのが問題かもしれん。
    バイクの後輪に金属片が刺さっているように見えて、空気が抜けていったらどうしよう、という不安を抱えていたのだった。

    高台の住宅地をぐるぐるして、また戻ったりしてると、ナビが別ルートを提示して、それが生駒スカイライン。これが行ってみるとバイクは通行禁止。「生駒山麓公園とは、そもそもバイクでは行けない場所か?」と途方に暮れた。
    はぁ、もうこのまま帰ろっか? 何もせぬまま帰ろっか?

    しかしこういう時は、一呼吸おこう。
    バイクを歩道に停めて、無心になった。

    残りのホットじゃなくなったコーヒーを飲みほす。
    とにかくなんとかして、生駒山麓公園には行こう。
    さっきの住宅地から徒歩でならアクセスできるはずだ。
    と決意した。

    高台の住宅地に戻り、森の近くにバイクを停めて、スマホアプリヤマレコを起動し、森へと分け入る。

    生駒山離宮。と言えそうな普通のため池

    登山道は気持ち的には慣れているが、足首を負傷中なので「負担がかかると嫌だなぁ」と心配になる。12月のハーフマラソン大会にエントリーしてるからなぁ。
    そして、バイクを停めた場所からはどんどん遠ざかり「風呂に入っても汗をかいてしまうな」と、できることが減っていく。
    でも、とにかく前に進む。
    何も良いことが待っていなくても、とにかく進むべき時が人生にはある。

    秋の登山道は落ち葉が散っていて、それを踏むとカサカサと音がする。カサ、カサ、カサ、カサ。
    熊や猪に遭遇したらどうしようかと、少しだけ考える。
    上着を脱ぐくらいの暑さを感じた頃、舗装道路に行き着いて、すぐに山麓公園の入り口だった。
    で、やはりバイクは拒まれていたようで、駐車場の入り口はバイク用の利用料金も通り道もなかった。

    車は520円です。バイクは書いてない。

    園内を進む。赤く染まる紅葉もあり良い散歩道っぽい。だが拙者は「同じ道を戻るのめんどくさいな」と思ってばかりだ。
    すると、あれ?

    古びれたホンダのトゥデイ

    単車の駐輪場があるぞ?
    これは! どこかに別の進入ルートがあるに違いない。

    で、結論から言うと、バイクでの進入ルートは見つけました。
    解明できて良かった。あースッキリ!

    山麓公園ふれあいセンターでは、ご飯も食べれて、缶ビールも売っていて、風呂もある。ランニングのゴール地点にするにはとても良さそうだった。

    知らない道を走るには、時間が遅くなっていたし、バイクを停めなおすのも面倒だったので旅ランは断念。
    バイクまで戻り、京都へ帰りました。

    まとめ

    2つの目的も達成されなかったし、バイクの後輪に不安も抱えてたし、帰り道も1本間違えたようで険しい道程だった。
    それでも、家にいるよりは経験が積めて良かった。
    失敗するってことは、チャレンジしてるってことだもんな。
    失敗に慣れるのが成功への秘訣です。

    バイクを保有していると、乗らなくても保険代が飛んでいってしまうので、たくさん使ったほうが良いよなぁ。タイヤなども経年劣化するし。
    知らない場所は沢山沢山あるからなぁ。そんな風に思う旅でした。

    今後道に迷わぬために、バイク用スマホホルダーは買おうと思います。

    我々の旅はつづく!

  • 孵卵器を自作してひよこの誕生を見守りたい(4)【全滅編】

    孵卵器を自作してひよこの誕生を見守りたい(4)【全滅編】

    にわとりの卵の孵化は、恋愛に似ている。
    言うなれば失恋した。
    卵を温めてから21日間が経過したのだが、ひよこは生まれてこなかった。
    これは別れを意味している。
    拙者の何が悪かったのか?
    きっと、愛が足りなかったのだろう。

    10月22日に有精卵を購入し、その当日に自作の孵卵器の中で温めはじめた。
    しかし、難しい点が多くあった。
    温度が安定しない。
    湿度のコントロールも難しい。
    卵が回転しなくなっていた。
    温度が40℃を超えた時があった。
    様々に反省すべきところがある。
    卵の中は見えないし、何のレスポンスも返してくれない。
    無口な彼女みたいだ。
    不満があるなら言ってくれたらいいのに、突然に別れを切り出されるなんて、たまったものではない。
    卵の中身も、女の子の気持ちも、ぜんぜん分からん。

    予定日を過ぎ、もうダメだと判断し、卵を割ってみました。
    有精卵だったのは確実なようで、食用の玉子には見られないものが発生していた。思っていたよりグロテスクではなくて、ジュンサイくらいのグニュっとした何か。
    これすなわち、初期の段階で生育が中止されていたことを意味する。
    おそらく、5・6日の段階でストップ。

    拙者は思いの外がっかりして、一人反省会を実施した。
    何が悪かったんだろう、何が原因だったんだろう、あれかなこれかな、と考えた。
    寝床に入るのが遅くなり、また布団に潜り込んでもすんなりとは眠れなかった。夢を見ては起きて、Twitterのスクロール画面ばかりがまぶたに浮かぶ。
    ああ、もう、病みそうだ。

    くうぅ。これは早期にリベンジが必要だ。
    次はこんな後悔に苛まれたくないぞ。

    反省点

    温度設定が低かったかな?

    温度が高すぎるとダメで、38℃以上が続くと危ないらい。
    低い分には生育が遅くなるが死にはしないとのこと。
    だから、できるだけ低めの設定にしていた。36.5℃~37.3℃くらいで推移していたと思う。
    これは卵には少し寂しい温度だったかもしれん。
    サーモの位置や温度計の位置によって、バラツキがあって難しいのだが、もうちょい強気でも良かったかも。

    転卵が多すぎたかな?

    孵卵は卵を回転させるべきだが、推奨では1時間に1回90°、最低でも6時間に1回90°とのこと。
    これを自作の転卵機で実装したのだが、どうやら買った部材は間違いだったようだ。

    1時間経ったら15秒回転させる、それをループする、という設定ができなくて、しょうがなく、999秒経ったら10秒回転させる、という設定で運用した。
    999秒というのは、17分弱のペースで転卵していたわけだ。
    情報によっては、多いのは問題ないと書いてあったのだが、改めて調べると1時間に1回以上はやり過ぎのようだ。
    ここに問題があったのかもしれない。

    装置の商品レビューに☆1の低評価つけてやらねばなぁ。

    雑菌のせいかも?

    5・6日で停止するのは、細菌による腐敗の可能性もあるとのこと。
    孵卵器にはアルコールスプレーしたけれど、それでも不潔だったかもしれないし、卵も何かで拭いたほうが良かったかもしれん。

    良かった点

    全滅だったとはいえ、良かった点もある。

    まずは、全てが有精卵であることがわかった。山田農園さんは信頼できる。

    また、自分自身がひよこが孵ることに恐怖心があった。すぐに死んじゃうかもしれないし、オスだったらいずれ処分しないといけない。
    でも、今回の21日間を経て、恐怖心はなくなりました。最後まで「出てこい、出てこい」と望んでいましたから。

    あとは、温度設定や湿度の保ち方なども分かってきたし、検卵による卵が死んでる状態も理解できた。

    上記の通り、学びはありました。

    そもそも1回目で成功しようなんて、おこがましいのですよ。
    3回はチャレンジする心積もりじゃないとね。

    まとめ

    孵卵と恋愛は似ている。
    別れの原因が終わってからなんとなく分かってくること。
    付き合ってる状態で気付ければいいのにね。
    愛が足りなかったのかもしれん。

    恋愛下手な皆さまよ、
    孵卵にチャレンジしてみたまえ、
    何か分かるかも知れないぞ。

    拙者もあと2回はチャレンジしてみる。
    デートのお誘いも3回までなら、撃沈する覚悟はもっている。
    3回目でスパッと諦めますけどね。

    つづく!

  • 孵卵器を自作してひよこの誕生を見守りたい(3)【有精卵編】

    孵卵器を自作してひよこの誕生を見守りたい(3)【有精卵編】

    玉子にこだわる人はそこそこ多い。
    拙者は普通のL玉で良いのです。10個入り198円くらいのやつ。1つ20円ですね。
    こだわる人は、10個入り450円くらいのを買うのではなかろうか、平飼い玉子、1つ45円。
    しかし今回、拙者は6個入り582円の玉子を買いました。
    1つなんと97円! 高っか!
    鼻血出るわ!

    なぜ1つ100円近い玉子を買ったか?
    それはタイトルの通り、ひよこを孵したいから。
    要するに有精卵が欲しかったのです。
    近所には売ってないので、比叡山の麓まで行った。

    有精卵

    スーパーに売っている普通の玉子を温めても、ひよこは孵りません。
    なぜなら無精卵だからです。
    平飼いとか、自然派とか、エサヘのこだわり、とか書いてあっても、無精卵ではひよこは誕生しません。
    必要なのは有精卵です。

    売ってるところ

    この有精卵を売っているスーパーを知っていますか?
    拙者は成城石井で売っているのを見たことがあるけれど、いつどこの店舗で見たのかは忘れてしまった。15年以上前の東京での出来事だったかもしれない。

    2022年10月、京都の四条・三条界隈のスーパーを巡ってみたのですが、有精卵は売ってませんでした。
    これは有精卵を欲しがる人がいないのでしょうか? 栄養価に違いがないことが知れ渡ったのでしょうか? 付加価値が必要ないほどに貧しくなったのでしょうか?
    分かりません。

    あくまでも市場調査みたいなものだったので、がっかりはしていません。
    現代ではネット通販で事足りますからね。
    しかしながら、ネット通販はロットがでかくなる。
    ちなみにamazonの10個入り有精卵は、573円と安いが、送料が840円になっている。1413円だから、1つあたり141円。

    ヤフオクやメルカリなどでも有精卵の取り扱いはありますが、だいたいこれ以上の値段を覚悟せねばならない。

    ここは足で稼ごう。
    グーグルマップで検索しますと、農園の直売所が見つかるので、直接そこに行くのが最も安く手に入る。
    時間はかかるけど、輸送が自分なので安心だ。
    情報は多くないけれど、京都の場合は大原に農園があり、修学院に直売所があるとのこと。

    拙者の住まいから修学院まではバイクで50分ほどなので、ぜんぜん近いほうだ。
    だが、往復1時間40分を卵のためにつかうのは、いわゆるタイパが悪い。ネットで買う方が合理的だと思えてくる。
    行こうか? 行くまいか?
    いつもの出不精を発揮。

    こういう時の合言葉は「阿呆になれ」です。
    孵るか孵らぬかわからぬ卵を手に入れるために、1時間40分つかうのは、馬鹿げているのだが、阿呆なことをやってこそ我が人生。
    こうやって冷笑主義を封じ込める。
    大丈夫、大丈夫。誰も打ちたがらないしょぼい一手を積み上げれば、誰にも歩めなかった人生になるよ。

    こうして時代祭の京都を縦断し、修学院へと向かう。

    山田農園たまご工房

    比叡山

    修学院駅から鷺森神社や比叡山に向かう道沿いに、直売所がある。

    山田農園たまご工房

    ここは有精卵「野たまご」の他、野たまごを使用したプリンやシュークリームなどのスイーツも売っています。
    10時からのオープンで、火曜・水曜が休みだと手元の資料に書いてある。

    欲しかった有精卵が並んでいる。
    拙者は目的の卵1パック6個入りを買いつつ、せっかくここまで来たのだからとシュークリームを買って、どうせならばとプリンも買って、結局お会計は2632円になりました。
    ……ネットで買うより高くついちまったぜ。

    買った有精卵は、バイクの振動が伝わらぬようにリュックの中に入れ、宝が池公園でゆっくりすることもなく、一乗寺のラーメン屋にも寄らず、ひたすら我が家を目指して安全運転で走行しました。
    時代祭のパレードに阻まれ、イラッとしつつ、大事に大事に持ち帰りました。

    お家にて

    シュークリームと頑丈なマグカップ

    シュークリームはサクサクシューで、「うまぁ」となりました。
    マズいシュークリームなんて別になくて、コンビニのやつでも美味しく食べられる拙者ですけど、このシュークリームに特別さを感じました。脳汁がジワっと出る感じのアレ。
    シュークリーム好きな人は食べてみて。

    夕方になってから、有精卵を自作孵卵器の中に入れた。

    自作の孵卵器

    お気づきでしょうか?
    6個買ったけど、孵卵器の中には卵が5個。
    そうです、1つとは一緒に生きることにした。

    有精卵

    この、右上にうっすらある小さくポツンとした丸が核だろうか。
    これが有精卵のしるしかもしれん。

    卵かけご飯

    玉子の味わいを感じるために、卵かけご飯にしました。
    もちろん美味しいです。雑味もないし。
    でも、味とかそういうのじゃなくて、これほど命を感じる玉子を食べたことがなくて、はむはむズリズリと食べながら「一緒に生きていこう。拙者の一部になってくれ」と感謝の念が湧いてきたのでした。
    ひよこが無事に生まれてきてくれたら、ある意味において拙者の兄弟みたいなもんだな。

    以上、
    たいへん苦労して、有精卵を手に入れた話でした。
    ここまでして、ひよこが孵らなかったらショックですよね。
    この日から21日間、温度や湿度を管理しながら、ハラハラドキドキ過ごすのです。

    ひよこは孵るのでしょうか?
    すでに何度か重大なミスを犯しているのですけど……。

    つづく!