子育ては疲れるが、心の鬼を追い払おう、という話ではない。

子育ては疲れる。
我が家は男児3人な上に、発達障害児もおるので、異常にそうなのかもしれない。
子育ての秘訣はわかっている。3つしかない。

  1. 愛すること
  2. 愛すること
  3. 愛すること

さらに言うと、”愛する”というのは思いではなく。
行動であるということだ。
だから難しいんだ。

wishigrowはやりたいことを邪魔されるのが嫌だし、子どもに合わせるのがストレスだ。
しかも、社会生活に悩んでもいる。
次の職を探さねばならぬ不安もあるし、稼ぐスキルも不足しているように思う。

そういうwishigrowに対して、子ども達、特に発達障害の次男は様々なことを要求してくる。
魚の絵を描いてくれ、お面をつくるからハサミで切ってくれ、絵の具で塗りたいなど。
できるだけ応えようとするのだが、他にやるべきであろうことが出来ていないじゃないかって思って、イライラしてくる。
そういう状態で、がんばって付き合ってやるから、疲れてくる。
昼前の時点で、「もう限界だ―」ってなる。

愛する技術か、ハートの許容量か何かが足りないのかなって思う。
情けなくなる。
もっと、子どもと遊ぶこと自体を楽しむこともできるはずなのにね。
イライラしたり、疲れたりするのは、なんか悲しいな。

忘れないでおこう。子育てのコツは3つ。
やっぱ、めんどくさいので1つにしよう。

  1. 愛すること

そんな風に、寝る前に思った今日は、
久々に次男の発達障害を目の当たりにした日だった。

妻が午前9時から用事で出て行ったので、自分1人で子ども3人をみなければならなかった。
外にも連れ出したが、なんかの幼虫を見つけて虫かごに入れて持って帰ってからは、家での遊びで盛り上がったようだ。
そこで書いた通り、いろいろな要求が始まる。
次男は色々やりたがっては、気をちらし、また思い出してはやりたがる。
妻が用意してくれてたカレーを食べさせようとしても、食卓につかなかったり、ついてもうろうろしたりするので、もうウンザリだった。
そこに、妻が帰ってきたのでほっとした。

節分の前の日なので、石清水八幡宮では「鬼やらい」という行事が行われるそうで、それを見に行くことになっていた。
最寄りの駅までの道中。
うまくいかない。
次男はパパとママと手をつないでブランブランしてもらうことにこだわった。
長男も三男もいるので、状況的に難しい。
途中のドラックストアに寄りたかったが、次男は阻止してきた。
電車の中では。
次男はパパと両手をつなぎ、そのままのけぞって頭を左右に揺らすことで楽しんだ。
何回もやっていた。
その姿は、妻と長男の目からは普通じゃないように見えるらしい。
家族が誰かに迷惑をかけるかもしれないっていう怖さはわかる。
大変だったのはここまで。

八幡市駅についてからは、順調に楽しめた。
午後2時の神事にちょうど間に合ったし、赤と緑の鬼たちを間近で見れて、脅されたようやし、投げられた豆の袋も満足に取れた。
いい日曜日だった。

長男とは久しぶりに自転車で遊べたし、三男はたくさんの時間、膝に乗ってきた。
夕食もたくさん食べてくれたし、風呂にもスムーズ、寝るのもスムーズ。
そんな日であり、まだまだ『子どもと遊ぶことを楽しめる』し、『愛することができる』と考えた。
そんな日でもある。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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