京都市観光審議会の市民公募委員に応募したが、落ちた。
今、U市の観光活性化の仕事をしているので、観光に対する知識も増え、トレンドなんかも把握しつつあった。
そこで、テストのつもりでレポートを書いて応募したのだった。
応募したのはこれ→(京都市観光審議会市民公募委員)
選ばれたからと言って、審議会に参加できるかどうかは微妙だったが、京都観光の最新情報がいち早く知れるのではないかという期待があった。
しかし、落選。
観光業界で食べていくのは無理かもなぁ~。
せっかく書いたレポートなので、UPしますね。
「これからの京都観光」
近年、観光客のニーズは多様化している。これはICT技術により、情報収集が多様化したためであり、もう一方で一億総中流と言われた時代に比べ、家族形態が多様化したためである。
多様化した観光客のニーズは様々な形で現れている。スポーツツーリズム、メディカルツーリズム、グリーンツーリズム、スイーツ観光、まち歩き、アニメの舞台をめぐる聖地巡礼など、以前はみられなかった旅行目的が増加し、今後も様々な目的を持った様々な人たちが京都の町を訪れることになる。
そういった多様でニッチなニーズに応えるために、行政や観光業関係者がコンテンツを用意すると、作業が膨れ上がり人手も予算も必要になり非効率である。
そこで、今まで観光の担い手ではなかった人たちに観光コンテンツを生み出してもらう手法が考えられる。観光の担い手ではなかった人たちとは住民や商工業者である。
住民においては、市長の共汗政策などにより住民主体のまちづくりの気運が高まっている。住民自らが地域の資源を発掘し、編集し、勉強会やイベントを開催したり、情報発信したり、まち歩きを実施するなどのまちづくり活動が増加傾向にある。一方の商工業者においては、グローバル化が進展し、これまでのものづくりや小売だけでは事業継続が難しい市況になっており、事業転換が求められている。
住民や商工業者が参入し工夫を重ね、観光客向けのコンテンツを生み出していけば、観光客の多様なニーズに応えることができる。
しかしながら、コンテンツは生み出すよりも売ることのほうが難しいのは事実であり、コンテンツを流通し販売することを誰がいかにして担うのかということが課題である。
この課題を京都市が責任を持って解決することによって、住民は自分の地域に誇りを持ち、商工業者は事業を存続させ、観光客は京都を深く知れて、皆が満足できる姿こそ、これからの京都観光であると考える。
う~ん、もう少し京都市がどうすべきかを具体的に明示した方がよかったかなぁ。
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