wishigrowのここ6・7年の最大の関心ごとは”まちづくり”で、地元の活性化に興味があったけど、”まちづくり”はもうやめた。

自分にとっての”まちづくり”とは

”まちづくり”って色んな人が色んな意味で使っている。
例えば、都市計画も地域コミュニティも商工業の発展も”まちづくり”って言われる。
その中でも、僕が言う”まちづくり”は賑わいづくりである。
商店街やその他の会場に人がワッと集まって、それぞれが楽しく過ごすことを志向してきた。
となると、イベントをやりたいってことになる。

生計を立てるのは難しい

議員事務所で働いていた間は、そういう思いと仕事内容に親和性があったので、ボランティア活動や自分企画のイベント、音楽活動などに精を出した。
選挙なんかはイベント・ロジスティクスのいいトレーニングになる。
しかし、いざ議員事務所を辞めると決めて、”まちづくり”で生計を立てていく方法は無いものかと思考したけれど、簡単なことではない。

給与を得ながら”まちづくり”ができる、よくあるパターンは行政の補助金がらみの仕事。
地域活性化のためになりそうな事業を行う企業やNPOに補助金を出して、人を雇わすパターン。

去年は僕もその中の一つで、宇治市の観光活性化の仕事をすることになった。
いいリーダーに恵まれ、すごく勉強になった。
宇治橋からの眺め
(宇治橋からの眺め)

宇治の人気店

僕が働いた期間は宇治のメインコンテンツである平等院が改修中で、かの有名な”10円玉の風景”が見られない状態であった。
観光客数もすごく減っていた。

そんな状況下にも関わらず、人が集まる人気店が2店ある。
中村藤吉(なかむらとうきち)」と「伊藤久右衛門(いとうきゅうえもん)」である。
宇治の観光に携わるまで全く知らなかったが、「中村藤吉」は抹茶ゼリィで有名。「伊藤久右衛門」はパフェである。(福寿園の伊右衛門とは別もんです。)
おそらく茶問屋であった2店がスウィーツのジャンルに進出し、成功を収めたようだ。
経営手腕が光っている。

伊藤久右衛門

伊藤久右衛門メニュー
(伊藤久右衛門本店の入り口とメニュー)

宇治は観光客向けの商売をしてるって思い込んでいたのだが、何かのついでじゃなくて、目的にされる店は作れるんだなぁって思った。

人気店こそ必要

イベントで賑わいは作れるのだろうけど、その時だけの一過性だ。
かたや人気店は、毎日毎日人を集めることができる。
そしてまちが活性化するということは、そういう店が沢山できるということに他ならない。

そういう風に考えて、まちづくりよりも人気店づくりをすべきだって思ってる。
まちづくりで生計をたてるってのは、そういうことだろうってのが、今の結論だ。

(はぁ、こんな記事書いたら、自分へのプレッシャーになるじゃないか。
  投稿したくないぞ。)

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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