蘇る屈辱、選挙は不測の事態があるから傷ついた自分では捌けない

以前の勤め先であるY市議から、まもなく選挙があるので臨時で雇用したいというお話を頂いていたのですが、引き受けられませんでした。
できるだけやろうって思ってはいたのですが、具体的にあれもこれもと考えるうちに、ヤバそうだなぁと思うにいたり、断るかたちになってしまいました。

Webの仕事を受けていて勤務の調整が難しいかもしれないという理由もありますが、もっと大きな理由は自分の精神的な不安定さが原因にあります。
嫌なことも沢山ある仕事を引き受けると、心がもたないのではないかと危惧したのです。

現在の精神状態

昨年9月に妻に裏切られ、家族を失って、精神的ダメージを抱えました。
自分を勇気づけたり、楽しみになるようなことをつくったり、自分のために時間をかけたりして過ごしてきました。
日がたてば、この状況に慣れるだろうかと思っていましたが、痛みに慣れるばかりで、毎日傷を受けている状況かもしれません。

落ち込むときと普通の時の差は今までになく激しい。
こないだ友人に「酒飲んでる時だけ正常」って冗談っぽく言ったけど、あながち間違いではない。

仕事自体ができないわけではなくて、やりたい仕事か何も考えないでいい単純作業の仕事は今まで通りできます。
ただ、選挙のような大きく人と接する仕事は無理そうだ。
今の自分は嫌なことへの踏ん張りが効かない。

蘇る屈辱

4年前の選挙ではヒドイことがあった。
活動実績などを伝えるチラシをポスティングしてもらうわけですが、ポスティング先の賃貸住宅オーナーから電話がかかってきて、「ポスティング禁止と書いてあるのに、何で入れたんや。」というクレーム。
さらには「金をよこせ。」という風に展開した。

問題には実直に対処しようということで、その当人と直接会うことになった。
現場の賃貸住宅に行って、当人としゃべって、お詫びはするけど「お金は払えません」と言いますよね。
すると「勝手に入って汚したんやから、掃除しろ。」と言われた。
掃除で解決するなら、やるしかないなと判断した。
しかし、ボタン雪が舞う冬の日に地べたを這いつくばって床を磨いたのは屈辱的やったよなぁ。

屈辱的ではあったけれど、その時に僕が思ったことは、
『こういう事をできる男(自分)がいれば、選挙には勝てる!』って。
覚醒した感じになった。

掃除が終わった後はその当人と積極的にコミュニケーションをとって、こいつの一票も獲得してやろうって、ヨイショしまくった。
心の中では『こいつ、ダメなやつやなー』って思いながら、嫌々しゃべるんやけどね。

まぁ、上記は一例ですが、こういう風に選挙では多くの人と関わるから、何かをしておけばいいということでは無いのです。
今回『嫌だなぁ、やりたくないなぁ。』って思うことが沢山ありすぎると、朝起きれなくなって、出勤できなくなって、逆に迷惑をかけそう。

寄せられる期待には応えたかったのですが、自分を守ることを優先しました。
できないことを面と向かってちゃんと断る。
それができて良かったです。

関係ないかもしれないけど、、、

『習慣が変われば、運命が変わる・・・』的な名言ってあるじゃないですか、これって違うと思うなぁ。
運命を変えるのは、いつも人間関係だよねって思う。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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