「ちょっと違うみたい、でも心を安定させるには受け入れることが必要なようだ。」
どうもこんにちは、5カ月ほど前に妻に出ていかれた男wishigrowです。
まだこれから裁判なのですが、そろそろ心理的には回復してきているので、回復の経過を書いておきたいと思います。
死の受容プロセス
余命宣告された人の心理経過ってご存知ですか?
何かで聞いたことのある人が多いのでは?
ウィキペディアのこちらに詳しいです「死の受容プロセス」
エリザベス・キューブラー=ロスという人が、死に至る病にかかった人にインタビューをすると、ある程度共通した経過をたどることを発見したそうです。
- 否認
- 怒り
- 取引
- 抑うつ
- 受容
「自分が死ぬなんてありえない!」
「何で自分が死ぬ羽目になるんや、あいつのせいちゃうか!」
「何でもするから、命だけは助けてくれ。」
「もうだめだ。」
「死を受け入れよう。美しく死のう。何か残せるものはないだろうか。」
余命宣告をされたことはないのだけれど、なるほどなぁと思って記憶の片隅にあったので、改めて調べました。
妻に出ていかれた後の心理状態(自分の場合)
『否認』はなかったと思う
僕の場合は、『これは心理的にヤバいぞ』と思ったので、まずエイヤーとこのブログに吐き出すことにしました。
批判も受けましたが、自分の中だけで抱えなくて結果としては良かったと思います。
ブログを書きながらも泣いたし、眠るのが怖くなったし、子どもたちと過ごすの悲しい夢も見た。
『怒り』は当然あった
それは当然、妻に向けられたし、自分の生い立ちや環境に向けられることもあった。
この怒りのせいで、離婚調停を不成立にしてしまう結果にはなってるなぁと思う。
この怒りにはジレンマがあって、妻は憎むべき行為を行った相手であると同時に、愛すべき子どもたちの監護者でもあるので、僕が何か妻への復讐を考えると、それが子どもたちへのダメージに変わるのかと思うと、矛先を向けれなくて、すごくもどかしい思いがありました。
『取引』はないけど楽しさで埋めようとした
何でもするから戻ってきてくれという風には思いませんでした。コミュニケーションを断絶されているわけですからね。
僕の場合は、切り裂かれて半分になった心を、何かで埋めようとか誰かに埋めてもらおうとか思っていました。
もっと楽しいことをしなければならないとか、誰かそばにいてくれる人はいないのかとかね。
楽しくても生きる希望がない
楽しいことは普通に楽しめるのだが、それがあるからといって、明日生きる理由にはならない。
楽しいから生きるのではなくて、生きるために楽しいことを見つけるような日々。
誰かと何かの約束がなければ終わってしまうと思ったので、酒場運営や人と会う約束は積極的にした。
だけど、生きるために生きるって、なんか寂しいと思いました。
何か希望を持つ必要があるなぁって思って、自分は何がしたいのか?どんな風になりたいのか?って考えてみたけど、結局、何にもしたくないし、何にもなりたくないってのが正直なところでした。
なりたい自分って態度のことかも
ここからは、言葉にするのが難しくて、実践も難しいのだけれど、少し希望が持てたというお話です。
なりたい自分になろうってよく言いますが、こういう仕事をしたいとか、こういう風に暮らしていたいとか環境のことを理想というのだと思ってた。
例えば、年収が1000万円あったらとか、広くて庭付きの一戸建てだったらとか、もっと自分が有名だったらとか。
または、あの上司さえいなければとか、もっと優しくしてくれたらいいのにとか、あの人さえいなければとか。
よく言う理想ってそういうのだと思うんやけど、大事なものを失った後ではそんなのは希望でもなんでもない。
何にもいらねぇ。
そうじゃなくて、今の環境でも、どんな環境でも、どう考え、どう行動する自分でありたいか、言わば生きる態度。
どういう態度で生きるかが本当の理想であり、そういう自分を目指して生きることこそ、生きる希望なのではないかと思いました。
日常の些細な態度でいえば、例えばお皿洗うのめんどくさいけど、理想の自分は洗うよねとか。
もう眠たいけど明日炊くご飯を研いでおける自分がいいよねとか。
人と接する時に、気分を悪くさせる人か、少しでも勇気づけられる人、どっちがいいかとか。
”こういう環境で生きたい”じゃなくて、”どんな環境でもこういう態度で生きたい”ってのが理想なんじゃないかと思ったのです。
だから僕は、いつまでも憎しんでいるか、悲しんでいるか、それとも経験を糧に成長する自分であるか、どっちが理想の自分なのかって思っているところです。
とは言え、『抑うつ』と『受容』のせめぎ合いですけどね。
理想の態度
自分の理想とする態度を今後たくさん増やして、実践していこうって思っています。
- 成長する
- 約束を守る
- 新しいものを創る
- 信頼する
- 感謝と謙虚
- 能力を出し惜しみしない
今後も痛い目にあいながら、自分の理想とする生きる態度をたくさん見つけて実践していく。
そのことに希望を見出して生きていこうと思っています。
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