こんにちは、wishigrowです。
今日は”利益を出すこと”について日々思っていることを書いてみます。

利益って言葉に悪いイメージを抱いている人も多いですよね。
なんか、ズルして得したようなイメージですかねぇ?
数年前、保育園の保護者会の幹事をしたのですが、バザーの利益に該当するものが別の言葉に置き換えられていました。
保護者会としては利益を出してはいけないという観念があるんですかねぇ。
とても不思議に思っていました。

利益について、どんなイメージですか?

ちゃんと続いている状態が一番いい

京都伏見に”はなふく”っていうめっちゃ美味しいラーメン屋さんがあったのですが、なくなりました。
ファンとしては多少ラーメンの値段を上げてもいいから、あの場所でずっと続けて欲しかったです。
あったものがなくなるのが一番困るのですよ。

僕自身もコントラダンスコミュニティっていうフォークダンスの会を主催していました。
多くの人に喜ばれていた会でしたが、すでに解散状態になっています。
たまに「やっていますか?」ってメールをもらい、「やっていません」って返事するのが心苦しいです。
続いていたら、人々に喜んでもらい続けられてたのにね。

ちゃんと続いている状態こそ、受益者が一番望んでいるものなのですよ。

どうすれば続くのか

事業が続くには3つが必要
1.運営者のやる気があること
2.利用者がいること
3.利益が出ること

運営者に過度な負担がなく、楽しく、そして一生懸命にできることが1つ。
そして、顧客のニーズを満たし、継続的に利用者がいることが1つ。
さらに、利益が出ることが1つ。運営者のやる気にもつながるし、別の人が運営者になることも可能になります。

失敗パターンの例は多いです。
ボランティアでやる事業の場合、当初は運営者もやる気があって、利用者もいる。
しかし、利益は目的にしていないので出ない。
時が経つと運営者も状況が変わっていって、やる気が低下する。
引き継ぐ人もなく、事業が終了。

また、もともと助成金を当てにしている非営利活動も多く、助成金が切れてポシャるパターンも多い。

うちの実家は個人商店ですけど、ここんところ利益を出せない状況が続いているらしいですよ。
このままでは廃業ですね。

だから、運営者が楽しくて、受益者のニーズを満たし、利益を出せる事業を考え、経営しないといけないのですよ。
継続できる状況だから、Happy→Happy→Happy→Happy→Happyなのですよ。

受益者負担が一番いい

事業をするにあたって、お金の工面は大事ですが、受益者負担が一番いいと思います。
なぜならば、運営者も受益者もシビアになるからです。
シビアな方が、成長するのです。

例えば、お客さんがお金を払うコンサートと、無料のコンサートを比べます。
お金をもらうとなると、ミュージシャンも運営者も必死になります。
お客さんも一生懸命聞きます。

無料だと、まずお客さんがタダならショボくてもいいかって思います。
運営者もそのことが分かるので、相応の対応になります。
あと、お客さんが求めてないことをやらざるおえないパターンもある。
なあなあってやつ。

新国立競技場問題をはじめとした政府財政の問題も受益者と負担者がバラバラだから放漫になるのが当然。
厳しく律さないといけないのです。国会議員、仕事しろ。

身の回りの事業なら受益者負担が一番いいのですよ。

今やってる事業では

対面コミュニケーションを目的とした”人狼ゲームの会”をやっています。
先週月2回実施する目途が立ったところです。
これは会費1,000円の受益者負担でやっており、7名~11名の人数が集まっているので、会場費を払っても楽々運営費に回せます。
自分のやる気がなくなっても、引き継ぎ手も見つかるだろうし、継続可能な事業になりました。

かたや、石黒酒場は運営者の負担が大きい割に利益が出ないので、やや失敗パターンです。
今の状態を引き継げる人はいないし、何かのトラブルで終わってしまう可能性は大です。
”やってて楽しい”という気持ちがなくなると終わってしまいますね。

継続するためには利益を出すのがとても大事です。

他のまちづくり営利事業

まちづくり活動の事業でいうと、
伏見のガイドツアーをしてゲストを喜ばせて収入を得ている人を尊敬しています。
Cafeとか居酒屋とか小売店とかを個人事業でやって、まちに魅力を増やしている人も尊敬しています。
月1回の交流の場を受益者負担で実施している人も尊敬しています。

逆に非営利活動は、自分自身も大いにやってたけど、結局は終わってしまうか、助成金に頼るか、行政の嘱託みたいなポジションに居座るかということになってしまうねんなぁ。

当然、色々な考え方があるとは思うのですが、次代を担う若い世代にはさぁ、
願わくば、仕事が楽しくて、受益者のニーズを満たし、利益を出せるという偉大なステージを目指して欲しいって思う。

僕はそこしか目指してない。
たどり着けるか、たどり着けずに死ぬか、それだけ。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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