こんにちは、wishigrowです。
「保育園落ちた日本死ね!!!」っていうのが話題になっているのは知っていますか?
これは、考えさせられることが多い。
辛辣だけど、突き刺さる文章
子どもを保育園に入所させて働こうと思っていた女性が匿名ブログに書きました。
死ねとか、クソとか、ふざけんなとかって書いてある。
→保育園落ちた日本死ね!!!
『保育園に預けられなかったからって、”日本死ね”はないよなぁ』って思ったけど、なかなか突き刺さる文章だ。
要約すると、
一億総活躍や少子化対策をすると言って、他のことに税金を使っているにも関わらず、なぜ入れる保育園がないのだ。
ということですよね。
辛辣ながらも的を得てもいるということで、ネットで話題になった後に、テレビでも取り上げられるようになりました。
国会でも取り上げられる
この匿名ブログを民主党の山尾しおり議員が国会質問で取り上げました。
子育て支援が行き届いておらず現場で困っている人がいる。
にもかかわらず、軽減税率の財源確保のために子育て支援の予算が削られるのではないか?
というような質問だったと思います。
この時に首相は「匿名だから実在しているかどうかわからない」と発言したり、与党議員が「誰が書いたんだよ」などとヤジをとばしたのです。
(ちなみにwishigrowは山尾しおりブーム!)
保育園落ちたのは私だ
これを受けて、実際に保育園に落ちた人達は怒ったわけです。
Twitterで盛り上がり、国会議事堂前の抗議運動にもなり、ネット上での署名運動にもなりました。
結果的には、首相も無視できない事態に発展し、急いで対応すると軌道修正したのでした。
そういう流れになっています。
以下で、wishigrowの思うところを書いていきますね。
辛辣さをもてはやすネット社会
今回はいい結果が生まれているので良かったのかもしれません。
でも、辛辣な言葉や強気な言葉をもてはやすネットの風潮は、マズいんじゃないかと思います。
ネットって”書いたもん勝ち”なところがけっこうあるので、偏った情報・意見には気を付けないといけません。
ネットにも対話や合意形成が育まれるように、期待するところです。
個人の問題?社会の問題?
「保育園落ちた日本死ね」という、個人の問題を政治の問題と見る論理展開は素晴らしいよね。
wishigrowも議員秘書だったことがあるので、こういう見方をします。
個人の問題なのか、あるいは社会の問題なのか?
保育園落ちた人についても、自己責任と捉えることもできる。
例えば、「保育園に預けられる地域で子ども産めよ」とか、「自分で子育てしろよ、政治のせいにするな」とか、言おうと思えばいくらでも言える。
個人の問題として解決することも大事だが、『社会の問題じゃないのか?』って考えて発信することも大事だ。
同じように困っている人が沢山いるのかもしれない。
保育園じゃなくても、
「給料安い日本死ね!!!」
「結婚できない日本死ね!!!」
「合コンで負け試合だった日本死ね!!!」
って、考えてみる発想も大事だ。
政治が良くなり、社会が良くなるかもしれない。
ヤジはムカつく、政治家は仕事をしろ、恥を知れ
国会の質問中のヤジは本当にムカつく。
「誰が書いたんだ」「本人を出せ」などのヤジがあった。
本来、政治家の仕事は国民の声を政治に反映させることのはずだ。
政治家が国民の声を聞けていないから、匿名ブログの記事がもてはやされる事態になるのだ。
本当ならば、匿名ブログの著者は地域の自治体議員や国会議員に相談するのが、正式なルートのはずだ。
しかし、政治家とブログの著者がつながっていないのだ。
国民の声を聞けていないことに対して政治家は恥を知るべきだと思う。
ヤジなんてとんでもない話だ。
政治家と国民はつながっておこう
政治家は◯◯祝賀会や地域のイベントに出席ばかりしていないで、国民と語らないといけない。
国民も政治アレルギーは治して、政治家に対して論理的で建設的な意見を言えるようにしないとね。
しっかりとコミュニケーションをとっていこう。
あっ、
ブログ書いてるうちに日付変わった日本死ね!!!
(いやいや、死なないで下さい!)
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