こんにちは、京都在住のwishigrowです。
“有頂天家族2”というアニメが放映中で、これは京都を舞台にした物語だ。
人間模様というか、たぬき模様がなかなか面白い。
1を見ていないので、話の筋を追うために原作本を読みました。
狸ファンタジー
狸の下鴨矢三郎が主人公。
化ける能力を持っていて、女子高生や大学生に化けて日々暮らしている。
糺の森が住処で母と長兄、次兄、弟がいる。
父は偉大な狸であったが死んでしまった。
天狗が存在していて、強大な力を持っている。
そして狸にとっては頭の上がらない存在である。
そんな京都を舞台にした狸ファンタジーです。
実在の場所がたくさん出てきて京都在住の自分にとっては臨場感がある。
楽しい
世界観が楽しいです。
狸の化ける能力、化けの皮がはがれる時もあること。
天狗の能力、天狗が持つアイテム、しかし老いには勝てないこと。
謎多きの美女、弁天様。
ライバル狸である夷川家とのいざこざ。
世界観を楽しんでいるうちに読み進めてしまいます。
でもしっかり伏線がはられていて、最終章のための描写だったのかと納得。
いい読後感があります。
朱硝子
物語の中に「朱硝子(あけがらす)」というお店が出てきます。
“寺町三条の地下にあるお店で、昼は喫茶店であり、夜は酒場になる。”とのこと。
これはどう考えても“カフェアンデパンダン”だと思って、想像したし行きたくもなった。
(ただし、ネット上の論調では別の店になっている)
他にも、大文字山、六道珍皇寺、六角堂いろんな場所が舞台になっている。
京都が舞台だとリアルに想像できるし、気軽に行けてとても良い。
阿呆の血
主人公の下鴨矢三郎が何かをやらかして騒ぎを起こす、「それは阿呆の血のしからしむるところだ」と父は言った。
これはこの物語一番の名言ですね。
「阿呆の血のせいだ」って言っちゃえば、何でも丸く収まるな。
どんな失敗でも、失態でも。
かく言うwishigrowも“阿呆の血”が流れているようだ。
どうしょうもないことに熱を上げてしまう。
自分でも『何でこんなことに情熱を燃やすの?』って疑問に思ったりする。
答えは簡単だった。
『それは阿呆の血のしからしむるところだ』
まとめ
京都を舞台にしたとても面白いファンタジーだった。
狸を主役に、天狗を脇役にして、身近な異世界を楽しませてもらった。
そして適度に言葉の言い回しが難しく、よく寝れた。
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アニメの方も最終局面を迎えてとても楽しみだ。
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とにかく今はカフェアンデパンダンに行きたいなー。
有頂天家族ファンの方、ご一緒にどうですか?
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てっきり、BARノスタルジアやと思ってました。いやしかし、どちらも行ってみたいです。
ネットではそういう論調のようですね。
しかし僕はノスタルジアとやらには行ったことがない。
とにかく場所と読んだイメージではカフェアンデパンダンがピッタリ。
下り階段に張り紙が貼ってある感じとかまさにその雰囲気。