盆踊りをきっかけに、色んな夏祭りを味わっています。
2017年8月11日(金)“上七軒盆踊り”に参加。
舞妓さん、芸妓さんの仕草に注目しつつ、踊ってきました。
踊りも雰囲気もストリートで踊ることも色々ユニークで、京都の盆踊りマイスターとしては満足、踊り手としては不満足です。
上七軒盆踊り
上七軒って名前は聞いたことがあるけど、全く行ったことのない場所だ。
京都の6つの花街の一つ。
北野天満宮の東に位置しています。
花街ですので、舞妓さん、芸妓さんが踊るとの情報。
さぞかし優雅な盆踊りなのだろうと思いました。
ただし、盆踊り仲間の情報によると「観光っぽい感じで楽しめない」とのこと。
期待はせず、情報集めとして参加してみようと思った。
連日の仕事と踊りで疲れた体を引きずって、上七軒に向かいました。
北野天満宮
京阪電車で出町柳まで行き、バスで上七軒へ。
踊りスタートの5時には間に合いませんでした。
せっかくなので北野天満宮にお参り。
ふらっと天神さんに寄れるあたり、観光しつつ盆踊りもしたいならいい会だ。
国宝が公開されていたり、京の七夕会場の一つでもあるのでちょうどいい。
カメラマン達
5時半ごろに再び盆踊りが始まった。
「よし、参加しよう」って思ったのだが、
カメラマン達がうじゃうじゃいて、踊り手にカメラを向けている。
『参加しずれ~』って思いました。
『いいのか?踊りの輪の中に入っていいのか?』という葛藤。
まぁ、入るんですけどね。
踊り手と同数かそれ以上のカメラマンたちがいるのはかなりユニークですね。
京都の歳時記マニアなのか、舞妓さんの追っかけなのか。
『踊れよ。』って思わなくもない。
とにかく、踊りにくかったです。
踊りの種類
この時の踊りは、上七軒音頭というものらしく、4パターンの動きで構成されていました。
当然初めての踊りになります。
ゆっくりなので、見様見真似でも十分踊れます。
が、できれば覚えたい。
動作に自己流の名前を付けてみた。
「月→星→踊り→おいで」って。
努力の甲斐があって、徐々に自信をもって踊れるようになりました。
他にも、西陣音頭、祇園音頭というのがあったようです。
そして炭坑節もやります。
というわけで踊りは4種類だった。
舞妓さん、芸妓さん
舞妓さん、芸妓さんの手の動きじっくり見てたのですが、やっぱ優雅ですね。
雑なところが何もない。
ふんわりひらひらしてて、気高くて色っぽい。
私もその動きを真似て踊りましたので、オカマっぽい踊りになっていたかもしれません。
ストリートで踊る
さらにユニークなのは通りで踊るのです。
道です、ストリートです。
『これはめっちゃ盛り上がるんじゃないか!』って期待した。
しかし、すごーく期待外れ。
通りを長く使うので1列になってしまっている。
前の人や、せめて4人前までの人が踊れる人じゃないと真似しようがない。
しかも、踊れる人はレアな人材でたぶん10人くらいしか存在しない。
だから、踊れる人の後ろにつこうと思っても、そのポジションは競争率が高いのです。
『踊れん!』
それだけではなくて、振りを完璧に覚えている炭坑節でさえも手拍子がバラバラに聞こえてきて、『誰に合わせりゃいいねん!』って思った。
これは運営に問題がある。
通りで踊るにしても、まず輪を作るべきだと思う。
長い楕円形の輪でもいい。
参加者が増えてきたら場所を広くとればいいのだ。
ハッキリ言って無茶苦茶だった。
話によると去年も上手くいってなかったらしい。
「改善しようよ~!」
ストリートで踊るの楽しみにしてたのになぁ。
勢い良く振り返る技
再び舞台を櫓にうつして盆踊りが行われました。
西陣音頭、上七軒音頭、炭坑節と続いた。
ここは炭坑節も時計回り。
徐々に踊り手が増えて、全然前に進まない。
狭いので踊り環境は良くない。
そんな中、桂駐屯地の時と同じく、私の後ろに女の子がついたのです。
小3くらいで赤い浴衣だった。
こういう時、後ろに手を送る動作は後ろを確認してから出すようになった。
手が女の子の顔に当たらないように。
で、炭坑節の月を見上げる動作の直前に、勢いよく後ろを振り返る。
当然女の子と目が合う。
その後に、手を後ろに送る。
一連の振りかのようにそれを繰り返しました。
いつしか、とびっきりの笑顔で振り返るようになって、私が振り返るたび、女の子はウケてた。
はっはっはー。
炭坑節、盛り上がった。
舞妓さんからも「あの人、めっちゃ掘ったはる~」ってウケてた。
はっはっはー。
まとめ
上七軒はユニークな盆踊り会です。
京都っぽさがかなり醸し出されていて、そういう意味ではオススメ。
ただし、踊りで熱狂したい人には環境が良くないです。
ストリートでの踊りをどうにか改善して欲しいなぁ。
あれはもったいない。
踊りは楽しめませんでしたが、特異性があり行って良かったです。
いやぁ~、京都の盆踊りには色々な会があるものだなぁ。
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