先日、宇治田原町の鷲峰山へ向かっていた時のこと。
原始的な建造物があって、『なんだこれは?』って思ったのです。
近くにいたおじちゃんに話を聞いてみた。
話、長かった。
原始的な建造物
2017年11月5日(日)、予定のない休日だったので、思い切って登山に出かけた。
→南山城最高峰(標高682m)、鷲峰山と金胎寺への登山
登山口に入る前、山間の田園風景を味わいながら歩いていると、不思議な建造物が目に入った。
『なんだこれは?』
収穫後の田んぼの上に立っており、藁の屋根がついている。
櫓っぽい感じに見えるので、祭でもあるのかなぁって思った。
おじちゃんに聞いてみる
何かの食べ物を干すんだろうなぁと察しはついたが、ちょうといいところにおじちゃんがいたので、話しかけることにした。
「こんにちは。」と爽やかに切り出す。
おじちゃん、すごくウェルカムな感じ。
「あれは何ですか?」と自己紹介もなく本題を切り出したのだが、何でも教えてくれた。
古老柿
古老柿を干すための建物らしい。
その名も“柿屋”
機械乾燥もあるらしいが、自然乾燥の方が良い。
そしてその時期の気候によって、古老柿の出来栄えが変わる。
宇治田原の気候は古老柿に向いている。
自然環境が大事だと。
非常に含蓄のあるいいお話を聞けた。
話の腰を折るタイミングを見計らっていたのだが、見つからなかったくらいだ。
『鷲峰山に向かっているのだが・・・』と心のなかで3回呟いた。
鶴の子柿
干す前は鶴の子柿というようです。
ちょうどいい時期に赴いたようで、歩く先々できれいに実がなっていた。
季節を感じれるのは嬉しい。
自然の実りは美しい。
ハロウィンっぽい。
自然と共生
自然と共生した生活がとてもいいなぁと思った。
稲を収穫した後の田んぼに柿屋を建てるのがまたいいよね。
勝った負けたの世界ではなく、『今年もきれいな実がなったなぁ』って喜べる生き方がしたいなぁ。
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