投稿者: 石黒わらじろう

  • 高島おどりは怪しいやつがいてもびくともしない

    高島おどりは怪しいやつがいてもびくともしない

    この世界には3種類の盆踊り会がある。
    1つはめちゃめちゃ楽しい会、もう1つはそこそこ楽しい会、最後の1つは若干ガッカリする会である。
    めちゃめちゃ楽しい会に参加するとどうなるかと言うと、翌日にある感情が芽生える。
    「今日もあの場所に戻りたい」
    あの場所というのは、文字通りに場所を指すわけではなく、あの日あの時あの場所でみんなで踊った時間と空間のことである。二度と戻ることはできない。
    あの場所が再現されるとしたら、1年後である。
    1年も待たせる気かよ、と思う。
    2024年7月21日(日)、高島おどり、めちゃめちゃ楽しかった。

    拙者にとって高島おどりは3年目の3回目である。
    毎回全力で踊っているし、その楽しさを称賛するブログも書いているし、実行委員会の方々とも顔なじみになっている。ゆえに欠席は許されない。欠席しようものなら電報の1つでも送るべき状況。
    今回ですら、拙者が私服で会場に現れようものなら、「まさかの普段着!」と江頭先生に言われた。
    めちゃめちゃ急いで来たんだぜ。亀岡市から炎天下の中をバイクでぶっ飛ばして来たんだぜ。ハンドルをギンギンに握ってたせいで手がシビれてるんだぜ。と心の中で弁明した。
    そして大丈夫。ペラペラの浴衣も、ピンク色の地下足袋もちゃんとバイクに積んである。
    怪しいやつになる準備はできているぜ。

    どうやら高島おどりに必要なピースの1つが、怪しいやつらしく、怪しいやつの姿が高島おどり公式SNSに掲載されたりしている。
    大丈夫なん? 参加者へるんちゃうん? と心配になる。

    しかしこの怪しいポジションこそが拙者にとっての魅力なのだ。
    他の盆踊り会によっては、見本にならねばならない時や、型通り踊らねばならぬプレッシャーを受ける時がある。あるいは、全力を出しすぎると場を呑み込みすぎて荒らしてるみたいになる時がある。
    これが、高島おどりなら大丈夫!
    江頭先生をはじめ、地元の方々がしっかりと正当な踊りを踊っておられるし、ガチガチのガチ盆踊らーが集結しているし、拙者が大暴れしてもびくともしない太い幹があって、もっと跳べるか? もっと動けるか? と探求しているうちに、汗ダクダクになって、すべての体力が奪われて、最終的には唄とお囃子とうごめく体だけになって、体が意識を凌駕していく。
    これぞ踊りの楽しさだ。

    怪しいやつのままで楽しみ続けたいのだが、高島おどりは年々幹が太く育っているので、はねのけられてしまうかもしれない。
    去年はお立ち台が導入され、今年は生音頭が1曲増え、若鮎ちゃんたちが結成された。
    若鮎ちゃんというのは、高島おどりの見本となるお立ち台で踊る若い女の子たちのこと。盆踊らー視点ではどう取り扱っていいのか分からないのだが、オジサン視点ではみんなアイドル仕草をしてて、可愛いな、良かったな、と思うところ。
    特に黄色の子がめちゃめちゃ可愛い。土屋太鳳にしか見えない。
    せっかくなので一緒に写真を撮ってもらったのだが、喜びで手が震えた。

    若鮎ちゃんたち、高島おどりをもっと盛り上げてくれ!
    徹夜踊りにしてくれ。
    休憩時間はもう少し短くしてもらってもいいよ。

    来年こそ、もっと大暴れすべく、強靭さと狂人さに磨きをかけるぞ! と悲しい決意をするところ。
    今日もあの場所に戻りたいんだよな。

    以上

  • 歩き飲み天下統一

    歩き飲み天下統一

    最近は歩き飲みが一番楽しい。
    一番というのは、たぶん言い過ぎ、あるいは一番が何個もあるパターンなのだが、とにかく拙者は亡者のごとく歩き飲みを求めている。
    歩き飲みは飲み歩きとは違って、文字どおり歩きながらアルコールを摂取することを言う。ハシゴ酒を愉しんでいたときもあったが、それとは違うのだ、お店では飲まない。
    拙者の歩き飲みはこうだ。
    まずはランニングをする。5km~10km程度走る。そしてビールを飲んで、そのままのテンションで買い食いし、歩きながら飲む。
    そもそも走った後にビールを飲むと世界が自分のものになったような気がするし、そういう天下人のままで、唐揚げを買ったり、焼き鳥を買ったり、フランスパンを買ったりして、食ったり飲んだりしながら歩くのだ。心の中は大名行列である。
    青空も街も川も風も全部自分のものであるかのようだ。月の満ち欠けでさえも自分のためにあるような気がして、藤原道長を超えていける。
    この楽しさを誰かと分かち合いたいと思うのだが、いかんせん走れる人、ビールを飲む人、さらに歩く人、を探し出すのはどんどん数が少なくなっていくだろうと思われる。しかも、汗ビッショビショで歩くので、そういう不快さを気にしないことも必要なのである。
    参戦者求む!

    歩き飲みをさらに楽しくしてくれるのが商店街である。コンビニでもスーパーでも小売してくれるところなら買い食いが許されるが、買うものがワンパターンになってつまらなくなる。商店街での歩き飲みこそ至高である。
    拙者にとってちょうどよいのが出町柳の桝形町商店街だ。距離がちょうど10kmでうれしい。
    アイハートにはやや珍しいビールがラインナップされているし、鳥扇は店頭で唐揚げや焼き鳥を売ってくれている。たこ焼きも餃子も有名店がある。他にも開拓すべき食べ物が沢山あるぞ。
    そのまま、河原町を下っても面白い。薪で焼いてるパン屋さんがある。フランスパン美味かった。
    伏見で言うと、深草商店街なんかはそういった楽しみが許されそうだが、拙者にとっては近すぎるので、ココキラリでパンを買って終わりになることが多い。
    大手筋商店街の場合は、実家に飛び込んでしまうので歩き飲みはしないだろうな。
    他に良い商店街があったら教えて欲しい。買い食いが許される場所が点在してくれていると嬉しい。

    歩き飲みは安上がりな上に健康効果も高いし、深酒防止にもなる。一石三鳥である。
    まず缶ビールを飲むのでお店で飲むより安い。3分の1の価格だ。
    歩きながら飲めば運動していることになるので健康だ。座って飲むのは不健康だ。
    歩きながら飲むと、どの程度酔いが回ったのか分かりやすい。3缶くらいで大満足になれる。拙者は飲み放題だと中ジョッキ7杯くらい飲んでしまうから、体に悪い。翌日布団にへばりつけられてしまう。
    歩き飲みこそ上級者の飲み方なのである。

    今後さらに、もっともっと楽しい歩き飲みを求めようと思う。
    めちゃめちゃ美味い豆腐屋さんで豆腐を買い食いしたり、飲食店だが実は小売にも対応してくれたり、宝探しを楽しむ。最高の場所、最高のルートを求め続ける所存。
    でもまぁ、これができるのは夏場だけだよな。
    寒いときは無理なので、今のうちにやっとくよ。

    以上。

  • 酒にうるせえ女と、可処分所得を食に費やす女の旅トークⅢ

    酒にうるせえ女と、可処分所得を食に費やす女の旅トークⅢ

    拙者がお茶会をやりたがる理由は、たぶんだいたい3つ。
    1つ目は、飲み会は楽しいけれど、翌日には空虚が訪れる。たまには心が和やかになる交流がしたいから。
    2つ目は、直接会って、同じタイミングで茶菓子を食べて、お喋りするのは質の高いコミュニケーションだと思うから。
    3つ目は、古い家はお客さんを招いて愉しむ造りになっているから。
    4つ目は、赤毛のアンがお茶会を愉しみにしていて、拙者も赤毛のアンみたいに愉快な人生を送りたいから。

    お茶会ならばお喋りの内容はなんだってよくて、読書でも恋愛でも音楽でも全然ありだけど、旅トークはちょうど高いハードルがあって、ただの雑談会にならない良さがある。聞き手にも充実感がある。
    旅人の話はだいたい面白いんだよ。

    というわけで、2024年6月16日(日)、旅トーク会Ⅲを実施した。参加者は5名であった。
    紫陽花が咲く頃の京都はまだ梅雨入りしておらず、動くと暑いけど日陰は過ごしやすい季節。古い民家の和室で4人が旅の話を披露し合った(1名はダンスの話)。
    今回の茶菓子はPapacuのケーキ。
    アイスコーヒーを飲みながら甘いものを食べて、いざ旅トークタイム!

    郡上徹夜踊りと台風の旅

    拙者は2023年に行った郡上の徹夜おどりと台風で足止めになった旅をお喋りした。
    すでにブログで書いている。
    >>郡上の徹夜おどりに行ったけど、台風のせいで…【1.拝殿おどり・白鳥おどり編】

    >>郡上の徹夜おどりに行ったけど、台風のせいで…【2.郡上おどり編】

    >>郡上の徹夜おどりに行ったけど、台風のせいで…【3.名古屋駅足止め編】

    写真をめくりながら、ざっとお喋りした。
    場当たり的な冒険の匂いただよう良い旅だった。

    以下では、他3名の旅がどんな風に語られたか、できるだけ記したいが……、聞いた話なので情報の羅列になるところはお許し願いたい。

    ウィスキー蒸留所の旅

    私はお酒やBarが大好きなの。去年の秋頃、お気に入りのBarが主催する蒸留所ツアーが招集されたので私は行くことにした。
    それがかなりの弾丸ツアー。土曜日の早朝に京都を出発して埼玉県秩父市で観光し、宿泊。翌日長野県に寄って京都に帰ってくるという大型バスでの強行軍。移動はかなりしんどかった。
    秩父市で観光したのは、イチローズモルトのブランドを展開しているベンチャーウイスキー。
    社員さんによる工場の解説を聞いたり、試飲などもした。ここの特徴としては貯蔵樽も手作りしていること。樽によっても味が変わるので、色々と工夫を凝らしていた。
    他には秩父神社を観光した。彫刻での装飾が荘厳で、日光東照宮の彫刻家と同じ人の作品もあるらしい。夜間はライトアップもあり見ごたえがあった。
    秩父の街はウイスキー推しで、高級ウイスキーを1杯分だけ売ってくれる小売店も存在した。しかし飲食店は夜に開いているお店が少なく、選択肢がなかったのはすこし残念。もっと頑張ってと言いたい。
    翌日は、長野県に移動し、マルス駒ヶ岳蒸留所に行った。有名な蒸留所なので沢山のウイスキーが貯蔵されていた。2023年の秋に行ったのでちょうど紅葉がきれいだった。
    この旅で買ったウイスキーを今でもちびちび飲んでいる。


    お酒を飲む度に旅の思い出にひたれるなら、蒸留所への旅はとてもいいね。
    拙者も雑に酒を飲むのではなく、少しはストーリーを感じながら飲めたらいいのにな……。

    テロ支援国家に指定された後のキューバへの旅

    僕は仕事でメキシコに駐在していたことがある。その時にキューバに行ってみた。友人知人の情報では行って良かったという話しか聞かず、高評価。しかし、時はアメリカからテロ支援国家に指定された後だったので聞いていた話とは違った!
    ハプニングは沢山あった。機内にパスポートを忘れる。Wi-Fiが見つからない。使えると思ってた紙幣が使えない。予約していた宿はどうやら怪しい。現地人が親切にしてくれたかと思うと金を請求された。レストランでは書いてあるメニューのほとんどが提供されていないし、ワインが有名なお店でもワインが一つもないほどの物資不足。建物の多くはボロボロだった。
    旅にはトラブルがつきものだけど、それでも多い。
    ただし、キューバの街はどこを見ても映画の中に入り込んだような景色だったし、空が青く、コントラストが強い。旅先として魅力はある。
    帰りの際も空港で止められたし、苦労が絶えなかったが行って良かった。


    キューバはサルサダンスの本場というイメージ。
    テロ支援国家に指定され、行きにくくなったのだとしたらとても残念。

    ツルヤに行く旅

    私は美味しいものを食べるために旅をしている。長野県の地元スーパーであるツルヤを目的に旅をした。ついでに松本市にある民芸が多くあるホテルにも泊まってみたかった。
    最初は安曇野に行った。安曇野には小さな美術館が集まっている場所がありそのうちの数カ所を巡った。
    生卵が食べ放題のお店にも行った。ほぼ貸し切り状態で親切にしてもらった。卵かけごはんで3個食べたが、ちょっと食べすぎて胸のあたりが苦しくなった。でも、それぞれ味に違いがあるのが分かって良かった。
    松本は飲食店が密集していて魅力的だった。近くで言うと長浜みたいな感じ。
    ホテルも素敵な空間だった。
    翌日、松本ではそばを食べた。くるみ汁の出汁はこのあたりにしかなくて、私はこれを食べると決めている。美味しい。
    そして念願のツルヤに行った。ツルヤはプライベートブランドが充実している。ツルヤでしか買えないものがある。地元産のものも充実している。店内は広く、1時間滞在するスケジュールを組んだが、全然時間が足りなかった。スーツケースをパンパンにして帰った。
    今もその食べ物たちが家にあって、食べるのを楽しんでいる。


    玉子食べ放題は魅力があるのかと、学びがあった。今、養鶏に興味があるからな。
    松本市にも興味があって、アイリッシュ音楽で踊るコミュニティがあるようだ。踊りたい。

    まとめ

    4つの旅の話を臨場感たっぷりに聞くことができた。
    そして旅がしたくなる。
    もっと身軽にひょいひょい旅に出られるように、同時に帰ってくる場所があるように、行動力と安定感のバランスを取りながら、生きていきたいよな。

    ではまた次回。
    我々に語るつもりで、旅をしてくれたまえ。
    以上。

  • [募]トラベルはトラブルがつきもの!旅トーク会Ⅲ(2024.6.16)

    [募]トラベルはトラブルがつきもの!旅トーク会Ⅲ(2024.6.16)

    旅をしてるかな?
    旅の思い出なんてものは胸に秘めておいて、ときおり写真を見返したりして、ニマニマと愉しんでおれば良いのだけど、それだけではもったいないような語りたい旅があったりするものだ。
    ならば、語ろう!

    更に言うと、貴殿の旅トークを聞くことはやぶさかでないのだよ。
    人生観が出るからなぁ。旅の目的は生きる目的に似ているし、旅のスタイルは生き方にも似ている。
    拙者は貴殿の人生に興味がある。

    旅にも人生にも興味がある人を集めて語らうと、とても豊かな時間が流れる。
    できるだけ古き良きお茶会のような雰囲気にしたい。
    不思議の国のアリスとか、赤毛のアンとかに出てくるようなお茶会。
    お茶を飲んでスイーツを食べよう。お茶もスイーツもこういう時間のためにある。
    ぜひぜひ楽しみにしてほしい。

    概要

    [日時]2024.6.16(日)、14:00~16:30
    [会場]JR藤森駅近くの屋敷(参加者にのみ詳細を伝えます)
    [会費]1000円(おやつとお茶つき)
    [内容]最近行った旅についてお互いに発表する会。傍聴のみも可能。
    発表時間は20分、質疑応答含む。
    写真を用意すると発表しやすい。スライドを作って発表するのも可。
    TVモニターが使えます。
    WindowsPCを経由させる方法、スマホをミラーリングする方法、直接HDMIケーブルでつなぐ方法などがあります。
    発表に必要なケーブルやデバイスなどはご持参下さい。
    [定員]発表者は6名程度。傍聴者は4人程度

    ご予約はメールなどで受け付けます。
    >>お問い合せ

    過去の様子

    前回は庭で実施した

    過去記事→壊れやすい世界と旅トーク会Ⅱ

    前々回は和室で実施した

    過去記事→旅トーク会のススメ!現代に必要な愉しさについて

  • 春と妄想

    春と妄想

    春が来たね。
    これは深い意味もなく、比喩も含まれていない、春という季節が来たという意味である。
    恋が叶ったわけもなく、どこかに合格したのでもない。暗澹たる春というほどでもないし、晴れやかなる春というほどでもない普通の春である。
    花粉症には悩まされるし、寒暖差にもしんどくなるし、咽から出る声はガミガミしている。
    かたや、自転車に乗るのは心地よくなったし、半野外の飲み屋の空気がやわらかいし、気温とともにビールの旨さも増してくる。
    そんな春が来たね。

    進展はない。
    卒業だとか入学だとか、あるいは歓迎会などという言葉を見るにつけ、拙者は世界から取り残されているような気がしてくる。
    事実として取り残されているのだが、取り壊されるよりはマシである。
    仕事においては退職表明をしたものの、退職時期を見定めた結果、4カ月ほど先が良いと判断した。ゆえにレームダック期間、問題を起こさず、新たな取組みもしないという状態に突入しておる。

    拙者は飽き性であるので、何が欲しいかと言えば変化が欲しい。
    でもなぁ、変化と言えば衰えのことを意味するような年齢にもなってきておる。
    ふとテレビをつけると「サザエさん」が放映されており、どうも波平さんに共感することが多いような……。
    ネットでサーチしてみると、マスオさんは28歳で、波平さんは54歳である。
    なんと! 拙者の年齢は波平さんの方が近いではないか!
    こういう歳になると、自分が成長しにくくなる分、外部のものの成長を見て過ごしたくなる。波平さんが盆栽をする理由がわかるわ。
    やっぱ、農業とか養鶏とかがいいよなぁ。
    人工物は成長していかないのであまり面白くないし、人工物に囲まれた今の職場も同じくだ。
    はぁ、自然の中で小鳥のさえずりや葉擦れの音を聞きながら仕事させてはもらえぬだろうか。
    まぁ、こんなことを書きながら来るべき日のための妄想を膨らましているのだ。

    一度、本腰を入れて田舎暮らしと言いますか、里山暮らしと言いますか、森の生活と言いますか、そういうものに私はなりたい。
    過去に小屋暮らしをしておったわけですが、あれはハイブリッドだったんだよな。寝泊りだけ小屋という状態だった。
    生活のすべてが大自然というほどではなかった。
    進展を目指すならそっちの方向に行くんだろうな、拙者は。

    春がきたけど進展がない。
    だから妄想だけしているという話。

    以上。

  • イズミヤSC六地蔵、春の盆踊り、記録と反省

    イズミヤSC六地蔵、春の盆踊り、記録と反省

    「自分がやった方が上手くできるわ」と思うことはないだろうか?
    拙者はそれが多い。
    特に盆踊り会に関しては、「自分が選曲した方が盛り上がるわー!」という自負があった。
    根拠のない自信。事実ではない。
    これを事実にすべく精進しているところである。

    2024年3月31日(日)、イズミヤSC六地蔵において、春のワイワイフェスタが開催され、その盆踊りコーナーを担当した。
    拙者はショッピングセンターを盛り上げるイベントの中核に据えられたのである。
    さて、盛り上がったのだろうか?
    ぜひとも「石黒が担当する会なら行きたーい。キャーキャー」と言われたい。
    その望みは叶ったのであろうか?

    すごく盛り上がった、楽しかった、などと書くと手前味噌だと言われるので、これは記録、あるいは次回に向けた反省を記したい。
    盆踊り運営のキモを包み隠さず記すので、関係者必見の記事になると思われる。

    春の日曜日、13:00~15:00という2時間の枠をもらった。
    イベント全体としては子ども向けなので、ターゲットに合った選曲をすべきだ。
    しかし、子どもの集中力は有限なので、盆踊りにくぎ付けにするには30分が限界だろうなと推察する。
    ゆえに、キッズタイムとトラッドタイムの2部構成のプログラムを考えた。

    キッズタイムとひとえに言っても、どんな曲を流せば子どもは踊ってくれるか?
    5年ほど前ならば「パプリカ」を流せば、みんなが踊りだしたのであるが、最近はそのブームも去り、過去のものになったようだ。
    今は「ジャンボリミッキー」なのである。知らぬ間に流行っていて、拙者は去年知った。
    しかし、それ1本では通じぬ。
    そこで、他の曲を考えるのである。
    まず情報その1は、子どもは聞きなじみがあってパワーのある楽曲なら自然に踊り出す。振り付けが簡単だからといって子ども向きというのは違うのだ。
    次に情報その2、といきたいところだが、持ってる情報は1つだけだ。
    結局はシンプルなところに行きつく、ビートが軽快で踊りたくなる曲に分かりやすいフリがついているのが良い、それだけだ。
    というのを考えながら、関西の強豪ボンオドラーの熊ちゃんにも相談し、以下のラインナップをチョイスした。
    ・踊れどれどらドラえもん音頭
    ・アイドル
    ・おジャ魔女カーニバル
    ・ダンシング・ヒーロー
    ・ジャンボリミッキー
    ちなみに、上から3つは拙者が一度も踊ったことのないラインナップである。
    やったことがなくてもYouTubeを見て覚えられるのが今の世の中だ。便利でもあるし、覚えてないと努力不足と見なされる。
    さて、曲目のウケはどうだったか?
    実はかなり盛り上がった。15人を超える子どもたちが集まってきてラスト30分を一緒に踊ったのだ。
    特に「おジャ魔女カーニバル」は楽曲にめちゃめちゃパワーがあるようで、25年も前の曲なのに、現代の子どもにも響くものがあったみたい。
    そして実感したのは、オジサンにはめちゃめちゃしんどいラインナップだってこと。ジャンボリミッキー1発でもう、へとへとになるからなぁ。
    それを差し引いても、今回の5曲はかなり良い選曲だったのである。いけるぜこれは。

    トラッドタイムについても書いておこう。生音頭に挑戦した。
    炭坑節とドンパン節はメロディが分かりやすいので、歌いやすい。そして音源を使うと短く終わってしまう。踊り子が「ちょうどのってきたぜ」という時に曲が途切れるのである。
    そこで生唄である。
    唄ってくれそうな人に声をかけて、3カ月前から練習を重ねた。
    また、生演奏ならば拙者にはアイリッシュ音楽のネットワークがあり、これを盆踊りに活かせないかと考えた。
    双方とも伝統曲であるし、ダンス音楽であるし、国は違えど底に流れるものは同じなのではないかと思うのだ。
    これは島袋貞則氏に協力を依頼し、実際に本番で繰り出したところ、踊りが途切れることなく、なんとか踊ってもらえた。
    生音頭の感想としては、まだまだ音の層が薄い、と思っており、もっと頑張りたいところである。ビートを生み出すには低音パートが大事なんだよなぁ。
    今後も新たな仲間を増やせる余地があるので、さらにパワーアップさせたいと目論んでいる。
    演奏に参加したい人、音頭に参加したい人、ぜひ連絡くだされ。

    2部構成と書いたが、実際にはキッズタイム→トラッドタイム→フリータイム→キッズタイムという4部構成にした。
    これは良い構成だった。イベント主催者との綿密な打ち合わせが功を奏した。
    最初のキッズタイムを大人向けのレクチャータイムに使って、最後に子どもと一緒に盛り上がれるのが良かった。大人も子どもと一緒になって踊ると、とても良い気分になれるのだ。人ってそうやって命を繋いできたのだ。

    レクチャーに関しては、まずは曲を流し経験者メインで踊って、次にレクチャータイムで時間を使って動作を解説し、最後にみんなで踊るのが良いと学んだ。
    参加しようかどうしようかと迷っている人がいる最中にレクチャーを始めても、意味ないんだよな。経験者が踊って、観衆が「あっ面白そうだ」と思ったタイミングでレクチャーすべきだよな。

    そうそう、レクチャーが大事だ。育てないといけない。
    今回子どもたちが多く参加したのには秘密がある。
    頑張って踊った子には縁日参加券が配られたのである。
    エサで釣った感じで褒められたものではないのだが、それでも盆踊りを子どもたちに体験させるべきだ。楽しさを味わってもらって、そして8年くらい続ければ、めちゃめちゃ踊る子たちが育つのである。
    長期的な視点が必要だ。
    本当にイズミヤSC六地蔵さまは very nice な地域貢献をしている。最前線で地域コミュニティづくりをしている。
    拙者もお手伝いができて光栄だ。

    お手伝いといえば、色んなボンオドラーに来てもらえて、めちゃめちゃ嬉しかった。みんなが場に貢献してくれた。
    京都はもちろんのこと、大阪や滋賀や兵庫の強者たちが集まってくれて、1シーズンぶりに再開できて、拙者は超ハッピー!
    ひとりひとりとコミュニケーション取りたかったけど、準備も後片付けもあって拙者には余裕がなくて、物足りなかった。もっと余裕を持ちたいけれど、無能さゆえ、ドタバタするしかないのである。

    「自分がやったほうが上手くできるわ」とやるのだけれど、結局は自分の無能さばかりに気づいてしまう。
    そもそも、盆踊り会なんてものは一人じゃ成立させられない。みんなの協力あってのものなのだ。だからこそ、交流が生まれるし、地域コミュニティも作れるし、唄う人も踊る人も子ども達も、みんなが活躍できる。
    盆踊りコーナーを担当する人間は無能なくらいでちょうどよい。
    これが盆踊り会運営の大事なポイントである。
    拙者にピッタリだ。

    8月か9月にイズミヤSC六地蔵でまたやるよ~。
    その際はよろしくね!

    以上。

  • 退職表明とニワトリの話

    退職表明とニワトリの話

    まだ寒いよね。
    日差しは春めいているし、日は長くなってきて、これまでは仕事を終えて職場の建物を出ると暗かったのに、今では明るくて、暮れなずむ山並みを見つめている。終業は17:30で残業もなくて良いのだけれど、生活に時間をかけることを良しとする拙者なので、なんだか時間がなくて、そしてまだ寒い。

    昨年の12月に就職した拙者は、久々にフルタイム労働をして、それって8時間と思いきや昼休みを含めると9時間で、通勤を含めると10時間も仕事をせねばならない。今までは仕事の合間に洗濯したり、お料理したり、野菜を収穫したり、買い物に行ったりと、ワーク・ライフ・バランスをライフよりにしていたけど、今は大した仕事がなくても職場にスタンバイしておかなければならない。
    労働時間が長い上に、蓋を開けてみればさほど興味のない仕事だと分かり、更には新人教育が中途半端でマニュアルと現場の板挟みにあい、職場はなんとなく暗いと思っていたら人間関係に問題があることが分かり、知らぬうちに巻き込まれ、拙者はイライラを家に持ち帰り、すでに退職の意思を表明するという早わざ。
    たった3ヶ月でやめるって、見事に最近の若者ムーブなので、拙者はまだまだ若いぜ!と言い張ってやろうと思う。

    そもそもニワトリを見習って就職したのだよ。
    ヒヨコや若い雛はとにかく何でもついばんで、食えるかどうか試すのだ。食べれたら食べるし、食べれなかったら放り出す。拙者もとりあえずやってみて、駄目だったらやめちゃおうという気持ちで臨んだ。仕事をついばんでみた。
    職場に馴染むのは早いし、今まで誰も解決できなかったことを解決したり、勤務態度も真面目だけれど、空気を読んだりしないし、前のめりすぎて好機を待ったりしないし、上役だからといって媚びることもしない。こういった組織内での自分の動きを再認識したところ。
    そして向いてないと判断したので放り出す。くちばしでフンっとふっとばしてやる。

    ニワトリに関して書きたいことは多い。
    良いことだけ書くと、卵から孵したヒヨコは半年が経ち、立派なメスニワトリになり卵を生むようになった。つい3日前から。拙者は新鮮な卵を美味しく頂き、これまでより一層ニワトリを可愛く思えている。
    オスニワトリはどうなったか? 年末にいたはずの5羽のヒヨコはどうなったのか? というのは少し悲劇的なので、今日は書かないでおく。

    そんなこんなで、今の仕事は早めに辞めて、養鶏家になりたいと思っているのだよ。
    ニワトリを飼う余地のある場所はいっぱいあると思うんだよなぁ。
    例えば果樹の下とかどうだろう? ぶどうの樹の下とか空いてるよね。
    ソーラー発電所の下とかも空いてるし、河川敷とかも空いてる。
    ニワトリの餌についても、廃棄されている食品はたくさんあるし、実際うちのニワトリは調理くずやクラフトビールの麦芽粕で育てている。
    地域の未利用資源を使った循環型の養鶏がしたい。

    100万とかで山を買って、そのへんの木をすべて切り倒し、鶏小屋と自分の小屋を建てて、暮らしていけないだろうか。
    ランニングと盆踊りと執筆ができればいいや。
    あとたまに、うら若き乙女のキラキラした視線を浴びれたら、言うことなしでござる。

    以上。