妻に出ていかれましたので、喪失感でいっぱいです

9月26日は焼き鳥パーティーの日だったんだけど、
とんでもない日になった。

家に帰ったら、
居るはずの人がいないし、あるはずのものがなかった。

妻が子どもたちを連れて出て行ってた。
家財道具も一式無くなっていた。

引っ越しの終わった後みたいな、自分の家にひとり取り残されて、
「ドラマティックな人生やなー」って思った。

遡ること数時間前、こうなることを予感させる電話が入った。
妻と自分とが結婚するきっかけを与えたI.K.さんから。
I.K.さんいわく、妻から家を出たという連絡を受けたそうだ。

その一報にはすごくショックを受けたけど、
焼き鳥パーティーのホスト役なので、串刺しやら、火熾しやら、
やるべきことがいっぱいあって、そのやるべきことをやるしかなかった。

焼き鳥パーティーには楽しい友達が来てくれて盛会に終わった。

しかし、家に帰ってみると、冒頭の通りだった。
I.K.さんからの電話で、少し覚悟をしながらの帰宅だったけど、
そんなものは何の防御にならないくらいの衝撃をうけた。

朝、家を出た時とはまるで違う家だ、
そして、居るはずの人がいない。
布団が敷いてあって、子どもたちの寝顔があるはずだった。

人の気配はまるでなく、子どもたちが無造作に貼ったシールが、
冷蔵庫やら、壁やらに残っていて、
それを貼った本人たちが居ないことがなおさら強調されるばかりで、
胸が、すごく、すごく、傷んだ。

妻からの置手紙があった、
主旨としては、

  • 新しい生活の準備が出来たから家を出ること。
  • 近日中に家庭裁判所からの呼び出しがあること(あと、弁護士がどうのこうの)。
  • 子どもには会わないで欲しいようなこと。

ズルいなぁって思った、直接何も言わずに出ていくとは。
置手紙は破いた。

例えば、自分が暴力を振う人間だったのなら、
そういう方法もありやとは思うけど、
聞く耳のある相手に取るべき手段じゃない。
先日も、子どもの教育費がいくらだって言われたら出したし、
更新された保険証も普通に渡したじゃないか。
ズルいよ。

1ヶ月くらい前に、お金のことで言い合いのケンカして、かなりギクシャクした。
その日から、妻も喋りたくなさそうだったし、
自分もケンカになるといけないと思って、あまり喋らないようにはしてた。
普通に喋れる日が来るかなぁ~って思ってたけど、
急にこれだよ~。
どうなってんだよ。

これまでも、大変な目に遭ってきたけど、
これほど多くのものを失ったことはなかったなー。
子どもたちの存在は、自分の半分以上占めてるもんなー。
あいつら3人が同じことで笑っている時こそ、
僕が一番幸せに感じる時だったなー。

長男が自分で描いたドラゴンボールの写し絵を、嬉しそうに見せに来てくれる日々はもうないんだろうなぁ。
次男が肩車をしてくれっていうことも、スキンシップしにいったら、パンチで返してくる日々ももうないんだろうなぁ。
三男を可愛がったら、「やめろ」って偉そうに言ってくることも、それでもひつこめに可愛がってたら、嬉しそうになってくる日々ももうないんだろうなぁ。

そして、あいつらは子どもだから、新しい環境にすぐ慣れて、
僕の存在なんて、すぐに消えちゃうんだろうなぁ。

(泣いてまーす。)

それでも、生きていこうって思ってる。
けど、
秋だけど、食欲が全然なくなった。
眠るのが怖くなった。
何もかもが楽しくない。

新しい何かを見つけて、こっちも新しい生活を始めなきゃ、
取り残されたままの部屋で生きていかなきゃいけないけど、
なんも動けねぇよ。

ただ、今は、表現しようって思ってる。
できるだけあけっぴろげに、話していこうと思ってる。
その辺に活路を見出して、できるだけ自分を壊さないように頑張ってみます。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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