2015年2月15日(日)京都マラソンに出場し、完走できた。
しかーし、達成感を感じない。
楽しくもなかった。
しんどかった。
足の裏が痛い。
記録は5時間くらい。4:30を目標としていたので及ばなかったです。

とにかく、大会運営にご尽力された関係者の皆さまに感謝申し上げます。
特にボランティアで協力された皆さま、ありがとうございました。
(ネガティブなタイトルをつけておりますが、大会自体を否定するつもりはありません。)

なぜ走るのか?

金払ってしんどいことするってアホちゃうかって思いません?
僕も最初はそう思っていました。

でも、一生に一度はフルマラソンを、とも思いません?
ハーフマラソンを完走(2014年の2月)の後、ちょこちょことは習慣的に走っていたので、トレーニングをすれば走りきれるのではないだろうかと思っていました。

京都マラソンなら、宿泊の必要もないしエントリー代の12000円を払っても結局安上がりなのです。
募集締め切りの最終日(2014年9月1日)に『とにかく、当たったら頑張ろう。』って、応募しました。

そして、2014年の10月7日、当選の報を受けました。
当たらないって聞いていたのですが、京都市民なら3人に1人は当たるみたい。
このころ、精神がズタボロになっていたので、当面の目標ができて良かったです。

その後順調に、スピードアップのトレーニングや、20km走、30km走と計画的に距離を伸ばしていきました。思ってたより体はちゃんと成長してくれる。

あろうことか、大会前日に体調を崩す

大会前日、なぜか朝から体調不良。
風邪っぽい感じ、けだるいような。
そしてお腹を下す。

原因は金曜日に食べたものが悪かったかなぁ。
完走できるという自信のせいで、謙虚さが足りなかったかも。

だから、前日の夜には、まともにご飯が食べれなかった。
そして当日の朝、何度もトイレに行くような状況。

走っている途中に何度も便意をもよおすのか?という不安。
本当に最悪でした。

ランニングハーフパンツを家に忘れる

大会当日は4:30くらいに起きました。
起きて、走る格好に着替えて家を出るのですが、タイツは履いたもののハーフパンツを履き忘れてた。
それを行きの電車の中で気づく。

わざわざ、新しく買ったのに。

待ち時間が長いよ

スタートまでが長いし、とにかく寒い。
9時スタートで、8:44までにスタート位置に着く必要がある。
あと、ゴール地点まで運んでくれる荷物を預けるのは8:15締切。

僕は7時には西京極についたから、2時間は寒空の下待ってたことになる。
その間トイレに2回行った、しかも大会前は長い列になっている。

今年から防寒具のリサイクル回収システムが始まったらしく、捨てようと思っていた上着を2着きていって、スタート直前に回収してもらいました。

荷物を運んでもらうサービスを利用しなければ、待ち時間を短縮できますね。

ダンゴ状態でマイペースで走れない

出場者は1万6千人とのことで、とにかく多いですよね。
9時号砲でしたが、スタート位置までに10分ほどかかりました。

無事にスタートを切り、順調に走り出しましたが、ランナーが多すぎる。
体が暖まったら快調に走りたかったのですが、ダンゴ状態で前の人を抜かしても、また前の人がいて、そのまた前にも人がいるという状況。
ブレーキをかけながら走らざる負えなかったり、抜かす時には不本意にスピードを上げたりと辛かった。

おそらくそのせいで、練習の時には感じなかった足の裏の痛みが10kmくらいの時点で感じることになった。

折り返しが多いのは嫌だ

20kmくらい走ると、ようやく周りと自分のペースがあってくるようになりました。
逆にそこからは折り返しのコースばかりになって、走路が狭くなって、走りにくさは変わらなかったですね。
あと、『どうせ戻ってくんのに何で走らなあかんねん。』とか思ったりして。

寒かった

走ってても寒かったです。
小雨も降ってた。

あまりいい思い出がない

コースの上には過去に来た道もあるのですが、あまりいい思い出がないですね。
例えば、ノーザンチャーチ北山教会の前とか、ぜんぜん通りたくない。
植物園も確か次男までとは一緒に来たけど、三男と一緒には来たことなかったなぁとか。

京都にいい思い出がないなぁ。
もしかして、人生自体にいい思い出がないのかもしれない。

声援やハイタッチ

声援は多くていいのやけど、やっぱり「がんばれ」や「ファイト」というのはぜんぜん効かない。
ごくたまに「笑顔で走ろう」という声も聞こえてきたけど、正直『黙れ』としか思わない。
やっぱり言って欲しい声援は「◯◯kmまで走れたよ、スゴイね!」やね。
「かっこいいフォームで走れてるよー」とかも聞きたい。

ハイタッチもちょっとやってみたけど、嬉しくなるにはコツがいるんかなぁ?
その行為自体には何も感じなかった。

30kmからは地獄

しんどいとは思ってたのですが、想像以上にしんどかったです。
地獄でしたね。
『何でこんなことしてんねん』って思った。

両足が自分の足じゃないみたいになってくる。
とにかく耐えるって感じ。
歩きたいけど、歩いても何も状況が変わらない。
だから給水ポイント以外では歩くことはなかったです。

ラストスパートは全力疾走できた

残り50mくらいは全力疾走できた。平安神宮前を駆け抜けた。
アナウンスしてたキヨピーの「おっ、ラストスパートですね。」って声も聞こえた。
たぶん50人くらい抜いた。

そやけど、その力をしんどい時に使えないものかなぁとも思う。
すぐに自分を守ってしまうという弱さがあるよね僕は。

ゴール後

とにかくしんどくて、足の裏が痛くて、寒くて、早く帰ろうとしか思わなかった。
写真も撮らずじまい。

ゴールの感動を分かち合う仲間もいないし。
とりあえず、サッポロ黒ラベルは飲みました。

完走の感想

しんどかったです。
楽しくなかった。
やっぱりそこで負けてる感じがする。
よく頑張ったのですが、楽しく頑張りたかったのです。
もう少しクッション性のある靴で臨めば、辛さも記録もましだったのかもしれません。

思えば、幼少のころから喘息で、入院したりもしたし、中学の長距離走もちゃんと走ったことのない自分でしたが、鍛えれば強くなるものですね。

大会自体は楽しくなかったのですが、それに向かうトレーニングでは楽しく充実していました。
42.195kmを走れるまでに、成長しました。

今後ですが、フルマラソンよりも、地方のハーフマラソンが自分には合っていると思ってます。
ですので、二度とフルマラソンに出る気はないと思っているのですが、今回不本意だったので、またチャレンジしたくなるかも。

『ゴール地点にあったものは感謝でした。』とかって書きたいんやけど、
楽しめなくて、がっかり。
達成感もなくて、がっかり。
こんなことを素直にブログに書いちゃうのも、がっかり。

最後に記録のコピペ

地点名
Point
スプリット (ネットタイム)
Split (Net Time)
ラップ
Lap
通過時刻
Time
5km 00:43:37 (0:35:25) 0:35:25 09:43:37
10km 01:17:54 (1:09:42) 0:34:17 10:17:54
15km 01:47:53 (1:39:41) 0:29:59 10:47:53
20km 02:20:09 (2:11:57) 0:32:16 11:20:09
中間点 02:27:24 (2:19:12) 0:07:15 11:27:24
25km 02:56:18 (2:48:06) 0:28:54 11:56:18
30km 03:32:29 (3:24:17) 0:36:11 12:32:29
35km 04:08:26 (4:00:14) 0:35:57 13:08:26
40km 04:49:02 (4:40:50) 0:40:36 13:49:02
Finish 05:04:28 (4:56:16) 0:15:26 14:04:28

無茶苦茶なペースやなぁ。
こらあかんわ。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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