「コピーライティングの本かと思ったらマーケティングの話がメインで、とても実践的。」
こんにちは、マーケティングも得意なライターwishigrowです。
いつもブログを書いていますが、タイトルの付け方に迷う時があります。
1時間以上かけた記事に、しょぼいタイトルをつけて誰も読んでくれなかったら、本当に馬鹿らしい。
ちゃんと本文の内容を反映させつつ、読みたくなるようなタイトルをつけるにはどうしたらいいのかなぁ?
そういう動機で、コピーライティングの本を読んだのです。
そしたら、めっちゃ面白い本やった。
カテゴリーのコピーを書いてはいけない
音楽を奏でる”ギター”のコピーを例に挙げて考えてみました。
- この音色、心地よし
- 人生を豊かにするこの一本
- かき鳴らすだけで、ストレス発散
とかってのは、全然ダメだそうです。
なぜダメだか分かりますか?
上記はギターというカテゴリーのコピーだから。
”ヤマハのNo.100”とかっていう商品自体のコピーじゃないと成立しない。
USP(競合優位性)をコピーに
ギターでいうと、他ギターと比べて優位なところを表すべし。
品質がいいのか?価格が安いのか?名前が通っているのか?フォルムがかっこいいのか?など。
それを知って初めてコピーが書ける。
ターゲットを明確に
買ってくれる可能性のある人は誰か?というのも大事。
プロなのか?初心者なのか?若いか?シニアか?
学校向け?カフェの飾りとして買う人もいるのではないか?などなど。
これによってコピーもだいぶ変わります。
大事なのはタグライン
”タグライン”というのは、商品を定義づけするものです。
コピーと言えば、キャッチフレーズに注目が集まりますが、大事なのはこっち。
そしてこのタグラインは分かりやすいことが重要。
丈夫さがUSPのギターを学校向けに売ろうと思ったら。
『教育用ギター売れ筋ナンバーワン』みたいなのがタグラインで、
『何年間使っても壊れない!』みたいなのが、キャッチフレーズになるでしょうか。
キャッチフレーズのコツ
色々と方法はあるけれど、共感してもらえるような、よろこびMAXか不安MAXを書くといいそうですよ。
考えてみよう
ちょうど今、統一地方選挙後半が実施中だから、候補者のコピーライティングを考えてみます。
(これは宇治市の公営掲示板の一部です。有権者は投票に行ってくださいね。)
よくあるのが、
- 魅力あるまちづくり。
- 思いをかたちにします。
- 子育て支援、教育、高齢者福祉。
- 市政改革の推進。
- 未来への責任。
- 子どもたちに誇れる◯◯市へ。
- ◯◯市をもっと元気に。
どうですか?
競合優位性も共感もあったもんじゃなく、言いやすい意気込みだけですね。
例えばこういうのはどうでしょう。
『え!毎年10億円の赤字!』←キャッチフレーズ
『無駄な予算をなくす議員、鈴木◯◯郎』←タグライン
あるいは、若い候補者だったら、
『平均年齢55歳の古い議会を変える』
『28歳、木戸◯◯郎』
というシンプルな戦略もありますね。(当選してからいじめられそう・・・)
教育分野でキャリアがあるなら、
『◯◯市の学力を県内1位に押し上げる!』
『学校教育のスペシャリスト、渡辺◯◯郎』
という感じで、考えればよいのではないでしょうか。
他にも役に立つことが沢山
・競合を調べること
・ただの特徴とUSPを混同しないこと
・ターゲットが秘めている欲求を見つけること
・ターゲットに「自分に関係ある話かも」と一瞬で感じてもらうこと
・ブランドとは「気持ちいい記憶」
・商品のストーリーによって自己実現を手伝える
などなど。
コピーライターだけではなく、色々な職種の人にも応用が効くと思います。
読めば5倍くらいスムーズにPRできます。
とてもためになるオススメの本です。
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