「ロハスでミニマリストなのは修行僧」
2015年5月10日、京都のお寺で茶摘みと茶もみ体験をさせてもらいました。
去年、”父活プロジェクト”の勉強会に参加したご縁でお誘い頂きました。
すごぉぉぉーく貴重な体験をさせてもらいました。
感謝です。
茶摘み初体験
宇治の近くに住んでいますが、茶摘みをしたことがありません、別に興味もないし。
でも、お寺で伝統的な作り方でお茶を作っていて、その手伝いというのなら、ガゼン興味がわきます。
だから、やります。
『今から若いお前らの芽を摘んでやるぜ、へっへっへ』、という気持ち。
今回の茶摘みは売るために摘むのじゃないので、細かいことは無しです。
柔らかそうな葉っぱならブチブチ遠慮なく抜きまくりました。
楽しかったです。ストレス発散になる。
単純作業を何度も繰り返しました。
熟練してきて、「機械で刈ったような仕上がりですねぇ。」なんて言われた。
(高級茶だったら手作業の仕上がりの方がいいんですけどね。)
背丈より高い木になった茶も、脚立に乗って摘んだりしました。
干したり揉んだり
手づくり茶の工程では、干したり揉んだりを2回くらい繰り返すようです。
干したり。
(広い畳の部屋だー、ゴロゴロしたかったぁ~。)
蒸して、揉んだり。
また干して、また蒸して、また揉んで、また干して出来上がり。
めっちゃ手がかかりますね。
お茶は丁寧に飲まなきゃなぁって思いました。
(市販のものは機械化されていますけどね。)
修行僧はロハス
このお寺は禅宗のお寺です。(修行僧のことは雲水と言います。)
そして雲水さんが食べる野菜はこのお寺で栽培しているので自給自足だそうです。
まさにロハス。
例えば今回のお茶もそうやし、梅の木もあってその実を梅干しにするし、椎茸栽培の木もあったし、畑も大きかった。
(でも、お米はお供えを受けているそうです。)
ミニマリストな生活でもあります。
物を持たないのは当然か。
雲水さんたちは時代の最先端を行っているじゃあないか。
カッコいい。
(ゆるい宗派もあるそうですけどね。)
茶もみはめっちゃしんどい
茶もみ体験もさせてもらいました。
でも、めっちゃしんどい。
蒸した茶葉をムシロにこすりつけて粘度を帯びてくるまで揉みます。
力強くこすりつけないといけません、めっちゃ疲れます。
雑巾がけの姿勢での作業です。
楽しそうなのは序盤だけです。
どんどん疲労が蓄積していきました。
時折、なぜ自分はこんなことをしているのか?
いや、自分って誰?
という心境に達しましたので、いい”修行”になりました。
体験したい人いますか?
今回の体験でお寺のことが好きになりました。
8:30~18:00まで一生懸命に動いたのでなかなか疲れましたが、同時にお寺の雰囲気やお茶の香りに癒されました。
休憩も多くて、その間は他の参加者さんたちや学生さんたちと喋ってたので楽しく過ごせました。
おにぎりもいただきました。
今年はこれで終わりですが、また来年もあります。
まだ人手があっても困らないそうなので、体験したい方がいたら来年のためにこそっと僕に連絡しといて下さい。
ただし来年は日曜日になるか分かりません。
あと、お寺の修行の一環だということを理解できる人ではないとダメです。
というわけで、貴重な体験をし、癒され、お茶やお寺への理解が深まるという本当にいい日になりました。
繋がりをつくってくれたNさん、誘ってくれたIさん、雲水の皆様、参加者の皆様どうもありがとうございました。
せっかくなので、座禅を組みながら投稿ボタンを押してみます。
「喝!」
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