「和解による離婚ということです。」

こんにちは、妻に逃げられた男からバツイチ独身男性に進化を遂げたのではなかろうかと思うwishigrowです。
離婚問題に決着がついたと思われます。
もうブログに書くのもめんどくさいなぁって思っているのですが、離婚問題を書き綴ってきたことに対する使命感と『気にはなってるけど、話題に上げるのもちょっとなぁ』っていう優しい友達のために書くぞー。

6月29日、京都家庭裁判所に行ってきました。
裁判官と弁護士が立会いの元、両者が離婚に合意しました。
どういう気持ちになったと思いますか?

離婚裁判を申し立てられた

振り返ると、2月くらいに離婚裁判を起こされて被告になっているのです。
しょうがないので知り合いのつてで弁護士事務所に相談に行きました。
その際に言われたことは、「争う点もないし、要求が低いので弁護士を立てるメリットがないんじゃないですか?」って。

僕も離婚には応じる気持ちやったし、慰謝料を請求されているわけでもなく、親権については主張はしたいものの現実的ではないのは分かっていたし、確かに争う点はなかったです。

突如出ていかれて、”あなたがこんな風に悪かったから離婚調停するのです”みたいな書面が手元に届いた時は、『ふざけがやってー』『お前にも原因があるやろうがー』って思いました。
まぁ、これは普通の人間に普通に起こる感情ですよ。
だから、「離婚理由については認められない!」「突如出ていったことについて謝って欲しい。」という気持ちだったのですが、時間が経ったからか、要求が低いからか、そういう気持ちは収まってきたのです。

勝手な想像やけど、元妻に夫婦関係に関する後ろめたさがあって、そのせいで直接離婚を切り出せなかったのかなぁって思えてきて、そう思うと、さっさと離婚しようという気持ちになりました。

というわけで、争う点がないらしく、弁護士を立てずに裁判をするという選択肢もあったし、その方がブログのネタが豊富になってアクセス数も伸びると思った(笑)のですが、1点だけ怖かったので弁護を依頼しました。

子どもたちのために弁護士を立てた

裁判って怖いです。
事実ではないことでも主張が通った方が事実として認識されるんですよね。
”子どもを虐待していた”なんていう判決になったら、面会もできなくなる。

ブログのアクセス数や弁護士費用を節約するために下手うって、子どもたちと面会交流できなかったら、人生最大の失態になるって思ったので、弁護を依頼しました。

通常であれば、親権のない親との面会も子どもの権利として守られていますし、面会交流を推進すべきだという法律もあるようです。
しかし”虐待”があったのなら話は別です。

余談ですが、離婚した親との面会交流をスムーズにするための法案について、地元選出の泉ケンタ氏が国会でいい質問をしているようです。
やるやん、泉ケンタ。

和解の条件

依頼したら弁護士さんにお任せです。
月1回ほどしか話し合いが行われないし、それがちょっと待ってくれって伸びたりして、4か月くらい経っていますね。
その間、和解の条件をまとめた書面の作成に費やされていたようです。
離婚すること、面会のことなど。
養育費は要求されていなかったのですが、こちらから条件に加えました。

余談ですが、養育費と面会交流とは別の話です。
養育費を払う払わないに関係なく、面会交流は実施すべしとなっています。
例えば親権者が『養育費はいらないので面会もさせたくない。』と思っても、基本通らない主張です。

そして直接対決

いや、対決じゃない。
裁判官の前で書面に合意するために、家庭裁判所に行きましたよ。
『いよいよか~』って思って、ドギマギしました。
待合室で弁護士さんに対して関係のない雑談を積極的にしたけど、なんか嫌~な気分は解消されなかった。

調停の時と同じく普通の応接ルームみたいな部屋に通された。
まず僕と弁護士さんが部屋に入って席につく。
そこに、元妻とその弁護士が登場。
出ていってから、9ヶ月ぶりの再会です。

僕は『この裏切り者のクソヤロー』って、思うこともなく、
『愛しい人、もう一度抱きしめたい』って、思うこともなかった。

ただ、
『ひっさしぶりやな~』って思った。
久しぶりに会う友達と同じ感覚だった。

そういう自分の心の動きに安心した。
憎しみも愛しさもなくて、本当にスッキリ。
9ヶ月も離れていたので”何ら影響のない人”に変わっていました。

手続き自体は、正式な合意文章にするために文言の修正などがあるだけで、意見陳述とかも全然なくてあっさりしたものでした。
大人が4人も集まって、自分らの離婚について時間をとらせて悪いなぁって思った。

元妻に直接声をかけていいのかなぁ~、この後どうなるんかなぁ~って思ってたら、タイミングを逃した。
「これまでありがとう」とか「幸せにできなくてごめんね」とか「幸せになってね」とかって、言いたかったんやけど。

親同士としての信頼関係をつくらなきゃいけない

夫婦関係はスッキリと解消できました。
これで2度と会わないのでよければもっとスッキリするのですが、子どもたちの親同士なので、すべてを切ることはできないんですよね。

今後は月1回、子どもたちと僕との面会を実施することになりました。
必然的に元妻とも月1回は顔を合わすことになるし、約束の日に不都合があった場合の変更とかもあるし、子どもたちのために最低限の信頼関係を新たに作らないといけないなぁと思っているところです。

晴れ晴れとした気持ちになった

梅雨の時期だったはずだけど、この日は晴れていました。
葵橋から望む賀茂川とその先にある広い空のように、自分も晴れ晴れとした気持ちになりました。

葵橋から賀茂川を望む

一応これで、離婚シリーズは完結ですが、ちょっと伝えきれてない部分があるかもなぁって思います。
勝手にスッキリしすぎですよねぇ。
だから、また書くかもです。
その際はまた、読みに来てくださいね~。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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