「すでに、思い出になってしまいました。」

こんにちは、カレー屋のwishigrowです。そしてこの仕事は今日で廃業のようだ・・・。

2015年8月9日、プールのある某公園での飲食ブースの出店を依頼され、カレーを販売しました。
どこの馬の骨かもわからん奴のカレーでしたが、十数名様に買っていただきました。
どうもありがとうございました。
しかしながら、利益が出る数量の半分くらいしか売れませんので、継続して出店することはできません。
1日目にして、幻のお店になってしまいました。

やり切った感はある

商売的にはコケてるんですけど、やり切った感はあります。
ちゃんと考えて、仕込み量も決めて、衛生面も考慮して、撤退ラインもちゃんと決めた。
準備のスケジュールも、運営オペレーションも予定通りだった。

だけど売れなかった。

とにかく、僕がどんだけの努力をしてもダメなものはダメ。
500円を350円にしても、売れなかっただろうし。
ビーフカレーをカツカレーにしても、売れなかった。
泣くほど美味しくても、売れなかった。
ブースの飾りつけはもっと凝った方がいいんやろうけど、1日だけの出店ではできることが限られるし。
だから、全く後悔はありません。

(「自分ならもっと上手くやれる」って思う人がいたら主催者を紹介しますので、ご連絡下さい。)

ニーズも少ないし、導線も悪い

何かを食べようとする人が少なかったですね。
みんな、そのつもりが無い。
こういうのって、ある程度、習慣の問題だなぁって思う。

スーパーで買い物する習慣の人は、商店街では買い物しない。
コンビニで買い物する習慣の人は、スーパーですら買い物しない。
顧客は育てていくものなんですよねぇ。
まぁ、最近では中毒にさせるような商売も多いけどね。

あとは、導線の問題です。
メインの導線から外れているんですよね。
存在すら伝わっていない。

公園の導線

無理っしょ。

「何かの企画の一部としてやるべし」って助言しときます。

想定が的確だったから嬉しい

ぶっちゃけ、あまり売れないのは想定の範囲内でした。
だから、リスクの取れる範囲でしか準備していません。
『2万円の利益が欲しいから、100食は売らないとなぁ、ウヘヘ。』みたいな考えをしなかったのは大正解。

あと、小さい子どもでも食べられる味付けも正解。
「子どもでも食べられますか?」って聞かれた。
辛くしないように努めました。

準備物もスケジュールも過不足なく、的確でした。

今回のような初めてのチャレンジでもコントロール下に収められる自分に満足しています。

暑いのは平気

炎天下の中、風通しの悪いテントの下での運営です。
カレーには常に火を入れています。
当然暑いし、汗もかくけど、別に辛くはなかった。
暑さには強いようだ。

カレー屋

焼き鳥を焼いてるほうが暑い。

自分好みの味付けにしすぎたかな?

カレーの味付けは、”辛くない”というコンセプトの他は自分好みにしすぎたかもしれません。
化学調味料を極力おさえてるので、ひとくちめで旨い!っていう風にはならないと思います。飽きのこない味付け。
でも、買う人の立場だったら、1食でゲプっとお腹いっぱいになった方が、満足度が高いかもしんないなぁ。

そして、カレーはドロッとしたのより、サラッとしたタイプの方が自分好みなのです。
でも、日本人の大半はドロッとタイプの方が好きかもしれんよねぇ。

モニターを用意して、調整しとけばよかったかなぁ。

まぁ、自分にとってはとても美味しかったので、試食で1杯、昼間に2杯、そして夕食に2杯食べました。
残ったから食べたのではなく、食べたくなったのです。
食欲の落ちる夏にこれだけ食べれるのは、貴重だ。

経験したいし、それを書きたい

売れるものを利益が出るようにつくるって、本当に経験値が上がるなぁって思います。
今回は失敗なのですが、それでも経験値は上がります。
しかも、僕の場合はブログに書けますからねぇ。
どう転んでも、ブログのネタは増えるんですよねぇ。

ある意味、回収できてる。
この生き方、いいかも!

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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