楽器をカッターナイフで解体したところ、痛い目にあった。
そもそも、痛い目にあっているから解体することになったのだが。
精神的にも肉体的にも痛い目にあっている。
そんな悲しいお話です。
壊れてるフラットマンドリン
私は昔フラットマンドリンを弾いていた。
コントラダンスというフォークダンスのためにバンドを組んでいたのだ。
アイリッシュ音楽でジャカジャカやっていた。
久しぶりにフラットマンドリンを弾こうと思って、ヤフオクで安いのを買ったのだ。
昨年の年末に届いていた。
まぁまぁキレイやんって思って放置していて、最近になって弦を交換しようすると、
ダメだった。
壊れている。
表板が陥没するんです、メリメリと。
弦を張っていくとどんどん陥没してしまって、フレットに擦れて引けなくなる。
不良品を掴まされてしまった。
折角なので解体
男子ってのは何かと分解するのが好きだったりするものです。
『フラットマンドリンの中ってどうなってる?』
『なぜ陥没する?』
原因を突き止めたい。
どうせ使い物にならないので、解体することにした。
間違った方法
どういう構造になっているのか分からなかったので、こんな風に無理やり裏板を取ろうとしました。
底の方からカッターナイフを入れて、一周したら外れるんじゃないかと思った。
しかし、思ったよりも刃が進まない。
少し考えると、これは間違った方法だと気づきました。
裏板を外すにはバインディングを外す
ボディの縁にある白いものはバインディングと言うようです。
まずこれを外すべき。
というわけで、こう刃を入れるのが正解です。
こうすると気持ちよく剥がれてくれます。
裏板を剥がす
バインディングが剥がれたら、裏板と横板の境目が分かるので、そこに刃を入れていきます。
怪我に注意
軍手をして気をつけていたのですが・・・
親指を負傷しました。
一番上の部分がかなり固くて、力を入れすぎたんでしょうね。
裏板が剥がれると同時に、カッターの刃が左手の親指に突っ込んできました。
血がバーって出て、凄惨な光景が広がりました。
救急車を呼ぶべきか、一瞬迷いましたよー。
怪我に注意しましょう。
原因が分かった
負傷しましたが、フラットマンドリンの中身を理解することができました。
陥没の原因も分かりました。
中の支えが浮いている。
これではダメですね。
これから
引き続き修理をしようと思うのですが、まず強固な接着剤が必要。
そして、圧力をかけるためのクランプが必要で、構造的に圧力をかけるのは難しい。
さて、どうしようかな?というところです。
まとめ
楽器って神聖なものっていうイメージを持っています。
それに刃を入れるのはなかなか背徳感がありました。
不良品を掴まされたのですが、内部構造が知れて良かったです。
このまま修理できれば良いのですが、けっこう難しい。
カッターナイフの扱いには気をつけて下さい。
あと、絨毯の上で木工するのも良くないですね。
ヤフオクの時点から色々と、反省です。
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