こんにちは、京都の盆踊りあらし石黒わらじろうです。
たまに不思議な事が起こりますね。
2018年8月27日(月)“修学院題目踊・紅葉音頭”に参加し踊ろうと思っていたのですが、予想外の展開でした。
修学院盆踊りの評価がめっちゃ下がった。
修学院題目踊・紅葉音頭
去年に引き続き2回目の参加になります。
修学院の盆踊りは、大日盆の前日である27日に開催されます。だから今回は月曜日になりました。
こういう土日に関係なく開催するあたり、伝統色が強くて好感を持ちます。
昔ながらの題目踊りや地域に伝わる紅葉音頭を伝承されててこだわりが強いと思っていた。
農業を主体とする強い地域コミュニティがあるんだろうなぁと思っていた。
それが盆踊りの伝承につながっていると思っていた。
しかーし、「こだわってへんのかい!」ってビックリしました。
私のこだわり
私の方はというと、様々な盆踊り会に参加しておりますので、どんどん盆踊り大会へのこだわりが強くなっています。
生音頭や音響、音頭の上手さ、ロケーション、どういう人が参加しているかなどなど、理想とする姿があるのです。
中でも「場の全員が同じ踊りを踊ること」を重視しており、その踊りが「地域の踊り」ならなおさらポイントが高いです。
バラバラな踊りを踊る盆踊り会は、『盆踊りじゃなくてエエやん。』って思います。『ディスコ行けや』って。
盆踊りは全員が同じ踊りを踊ってこそ盆踊りたりえると思うのです。
また「昔からこの地域はこの踊りを踊っている。」みたいなのがあると最高です。
地域のまとまりを感じることができて、地域色の強さが盆踊りらしさになる。
錦林や高雄はこの条件に当てはまります。
そして、修学院もめっちゃ当てはまると思っていた。
地域の踊りが踊られない
19:30から題目踊りが始まり、続いて紅葉音頭が披露されます。
20:00頃から江州音頭の生音頭が始まるのです。
去年参加した時は、正調ではなく他所では見たことのない踊りが踊られていた。
今回もその踊りを踊ろうと思っていたし、そのために会場に足を運んだのです。
しかし始まってみると、よそ者が率先して踊りだしてしまったようで、正調の輪ができてしまった。
それでも誰か地域の踊りをやってるだろうと思って探したのですが、誰もやっていない。
すげえビックリした。
『去年のアレは何やったん?』
去年の状況と様変わりしていた。
めちゃめちゃ不思議に思ったので、地元のおばちゃん数人に「この地域の踊りってありましたよね?」「去年と踊り方が違ってますよね?」って尋ねたのですが、「江州音頭は色んな踊り方があるからねぇ」とか、「確かに去年は違ったね、これは踊りにくいねぇ」なんていう答え。
こういう返答にもビックリして、『こだわりないんかーい!』って衝撃を受けた。
こだわりなし
『好きな踊りを踊ったらいい』『踊ってる人がいたらいい』みたいな感覚のようです。
他の人にも聞いてみたところ、地域の踊りと言っても一時的な流行によって地域に入ってきたものなようで、伝統も格式もこだわりもないようでした。
私は地域の踊りへのこだわりを強く持っているのですが、絶対的に正しいことではないようだ。
しかし、今回は正調を時計回りで踊っているのです。
これは明らかに間違っていて、普通に踊ると手拍子の際に櫓に背を向けることになります。
『こんな踊りしてたら、呪われんのちゃうか?』って密かに思っていました。
ですので、踊りの輪に参加する気にはならず、ずっと静観してました。
正直なところ、『踊ってるやつら、間違っていることにも気づかず、全員バカちゃうか。』と思わなくもなかったですね。
10分だけ
『このまま踊りに参加せず終わるかー、まぁエエかー。』って諦めてたのですが、残り10分くらいの段階になって地域の踊りを踊っているおばちゃんを見つけました。
後ろについて真似さしてもらったところ、確かに去年と同じ踊りで、非常に安心した。
去年の出来事は幻ではなかった。
ちょっと考えてみると、
会が始まる前に雨が降ったようなのです、それによって地元の人は踊る気をなくされていたのかもしれません。
『足元ぬかるんで嫌やわー。』みたいな感じで。
『よそさんが踊ってくれはるんやったら、それでええやん。』みたいな感じか。
もしくは、踊りのリーダーがご逝去されたとか?
まとめ
地域の踊りが踊られてなくてショックでしたし、
江州音頭を逆周りで踊るやつらばかりでショックでしたし、
ちょっとしか踊れなくて悲しかった。
あくまでも私の主観ですが、修学院の盆踊り会の格が下がり、とても残念です。
でもまぁ、こういうことが起こるんだなぁと勉強になりました。
日本人って間違っていても周りに合わせて突き進んじゃうんだよな~。
今後は、
9/1 松尾大社に参加します。雨が心配です。
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