こんにちは、京都の盆踊りガチ勢石黒わらじろうです。

2018年9月1日(土)“松尾大社 八朔祭の盆踊り”が実施され、踊りました。

以前から盆踊りに誘っていた女性が来てくれた、しかし、
(と、関心を引っ張る書き出しから始めたいと思います。)

松尾大社の八朔祭

松尾大社の盆踊りは昨年に続き2回目の参加です。
八朔祭という台風から農作物を守るためのお祭りがあって、盆踊りが奉納されます。

縦長の提灯がたくさん飾られ雰囲気がよい。
露店も程よく出て賑わっています。
最寄り駅からとても近い。
とてもバランスの良いお祭りです。

雨が心配されたのですが、降ったのはちょこっとだけ。

盆踊り

こちらの盆踊りは生唄で途切れのない江州音頭です。
太鼓と錫杖だけの古風な編成。
マイクの音響はあまり良くない。

そして、肝心の踊り方なのですが、正調と地域の踊りのハイブリッド方式でバラバラ。

私としては、地域の踊りで統一すべきだと思うのですが、スタートの時点で正調の輪ができてしまいました。
1人だけ別の踊り方をやるのも違うので正調で踊るのですが、途中から地域の踊りをやる人が出てくるのです。
それで全員が地域の踊りになれば良いのですが、後ろに初心者がいたり子どもがいたりすると踊りを変えられないので、正調を続けざる負えない。
結局は周りと違う踊りになって、あんまし楽しくならないですね。

地域の踊りを頑なに踊る人、正調しか踊れない人、両方踊れて気分によって変える人の3者が存在するのだと思います。
最後までみんなバラバラな踊りでした。
一体感がなく個人的には残念な盆踊り会です。

どう踊っても間違ってる気がして、『どうでもええわ!』って思います。

子ども、喋りかけてくるな

踊りを変えられないと書きましたが、子ども2人が後ろについて真似してくる時のこと。
「右、左、後ろ、両手、1,2、パン」って、何回も言ったのに全然うまくなりやがらねぇ。
さらには変に懐かれてしまって、喋りかけてきやがる。

「そうめん食べ放題やってん。」
「わたしたちは兄弟じゃなくて、いとこやねん。」
「そうめんは食べずにブドウばっかり食べた。」

『いや、聞いてないし。』
『支離滅裂な話題をほりこんでくるな!』
『こっち踊ってるし!』
って、思いつつ。
「そうめんって流しそうめん?」
「いとこで遊べるっていいねぇ。」
「ブドウが流れてきたん?」
って、好印象を残すべく相手をします。
だって、盆踊りを踊ってる人が怖い人やったら嫌やん。

最終的には、
「お寿司食べよー。」って言って去っていきよった。

『もうええわ!』

掛け声

さきほど音響が良くないって書きましたが、特に掛け声役の人のボリュームがめっちゃ小さい。
メインの音頭取りさんを補助するようにマイクで掛け声や合いの手を入れるのが普通。
「ヨイトヨイヤマッカ ドッコイサノセー」や「デロレン デロレン」など。

しかし今回はビックリするくらいボリュームが小さくて、
『試されているのか?』
『俺の掛け声を試されているのか?』
って思いました。

『なら、俺の掛け声を響かせたろー!』って、まぁ頑張りはしたのですが、今回は諸事情あって輪を抜けることも多かったですね。
結局は掛け声を継続できなくて、申し訳なかったです。

覚えていない

輪を抜ける理由の一つがトイレです。

トイレで抜けた際、顔知ってるなーっていう女性がいて話しかけました。
「ようせいの時にいましたよねー。」って言ったら、
「はい、ブログ読ませてもらいました。」ってお互い認識している様子。

私はどんな人が踊っているかよく見てるので、『よく覚えてるやろ、へへへー』って気で「ようせいの時に、、」って言ったのです。
しかし、「錦林の時もいました。去年の錦林もいました。」って言われて、チーンってなった。
覚えていない。
失礼なことで、申し訳なくて、次の言葉がなかなか出てこなかった。

その女性はトランス状態に入っていくような特徴のある踊り方なので目立つはずやねんけどなぁ。

まだまだ修行が足りないなぁ。

誘った女性

輪を抜けたもう一つの理由は初参加の女性が来てくれていたから。
(引っ張った話題をここに持ってきます。)

女性2名で来てくれたんですけど、その2人がスムーズに踊りに参加できるように配慮しました。
しばらく見学されてたので踊り方を説明したり、「そろそろ入るー?」って3回くらい声をかけた。
輪に入りたどたどしくも踊ってくれてホッとしたし、周りが地域の踊りになった時も頑なに正調を踊った。
私は初心者に優しい盆フェスダンサーなのです。

結果的には盆踊りも含めたお祭り自体を楽しんでくれたようです。

私の方も誘った女性が来るってことで待ち合わせとかソワソワしたし、帰路は同行し手持ち無沙汰にならずに済んだのですが、すごく嬉しいとは思っていない。

と言いますのも、シーズンに入る前から彼女を盆踊りに誘っていて、実際6月の郡上おどりin京都の時点から誘ってたのです。
私の想定ではもっと序盤に来てくれて、一緒に盆踊りを巡って、夏の間にヒューマンリレーションズを積み上げようと思っていたのに、もう盆踊りの最終盤になってから誘いに応じるもんやから『今さらかい!』という気持ちです。

ポーカーフェイスで表情が読み取れんし、そもそも和装でお出かけできる場所を求めているようで私に興味なさそうやし、あのつやめいた髪も和装に合わせて結いてあるし、シーズンが終わっちゃうから誘える盆踊りがもう無いし。

『もうどうでもええわ。』って思っている。

終わり

京都の盆踊りはこれで終わった。
9/22の田中の宮盆踊りが残っているものの、そんな気分です。

終わりは切ないなぁ。
もうあの夜を楽しめないんだなぁ。
みんなにも会えなくなるなぁ。

さよなら、夏。
平成最後の夏、さよなら。
十分に楽しめたんじゃないかなぁ、もう過去のことやけど。

>>京都の盆踊り情報まとめ2018

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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